「元彼とやり直す」はアリかナシか!?

“大人のフリ”して放置(我慢したり、見て見ぬふりしたり)せず、煩わしい人間関係をぶった斬り、好きな人たちとだけ生きていく——。そんな“自分基準”を掲げて、人生を楽しく、生きやすくしていきませんか?


脚本家 岸本鮎佳さんの連載「私、幸せになるんで。はい、サヨウナラ」。あなたの人間関係やモノ付き合いの整理整頓&取捨選択に際し、ぜひご参考に!(編集部)

vol.07 「元彼、ダメ!絶対!」


一度は、元彼から連絡が来たことがあると思う。


「久しぶり! 元気してる?」

時間が経っていれば、別れた時の傷が癒えていれば、悪い気はしないだろう。

ただ私は過去を蒸し返すのは好きじゃない。

よく、「元彼と親友になれる」という謎の価値観を持ってる女性がいるが、私は到底理解できない。

彼女たちに理由を聞くと、皆口を揃えて、
「え、だって、私のこと全部理解してくれてるから、隠さなくていいから、楽だし!」
と言う。

いやいや・・・・・・
元彼が、自分のことをわかってくれると思っていたら、それは大間違いだ。

別れてから、少し時間が経てば、記憶が曖昧になり、劣化する。

その結果、何で別れたのか、忘れてしまい、こう思う。

「私たち、お互い成長したし、今ならまた付き合ってもうまく行くかも」

はい!!

ブッブー!!!

ちがいまーーーす!!!

そうやって、ヨリを戻した友人は、少なくない。

でも、上手くいったカップルは、私の知り合いにはいない。


以前、10年付き合って、マンネリ化して別れて、もう一回付き合って、結婚してラブラブだった夫婦がいたが、旦那が浮気女に入れ込んで、離婚した。(はい最低)

奥さんからしたら、堪ったもんじゃない。

お互い理解しあってるし、お互い成長したから、やっぱり運命だと思って、ヨリを戻したのに、何で・・・?と思っただろう。

答えは簡単。

人は成長なんて、(なかなか)しない。
から!!


私もかつて、元彼にヨリを戻そうと言われ、一瞬迷ったことがある。
元彼とご飯を食べていたときのこと、飲食店を経営していた彼は店員とどーでもいい長話を始めた。

内容は、君の接客が素晴らしい!とか、この店のコンセプトは?とか、このメニュー意識高いね!などと言った同業者の若干上から目線のコメントだ。

どーでもいい!!!

その瞬間、私の心は急速冷凍状態になった。

私はこの人に何を期待していたんだろ??

この人のこういうところが、嫌だったんだ。


うん。そう、人は変わんないよ?

そんな簡単に改心しないのだよ?

そのときはどんなに辛くて、変わってやる!って思っても、美味しいもん食べて、友達と笑ってれば、「ま、いっか!」になって、忘れてしまう。

だから、我々は恋愛において、また同じことを繰り返す。

でも、どこかで断ち切らなければいけない。

ひとまず、元彼との可能性考えんの、やめよ??

過去は懐かしむだけでいい。

固まりかけたカサブタを無理やり剥がすと、もっと治りづらい傷が残ってしまうかもしれないから。


ミシュランの審査員気取りの元彼くん、はい。サヨウナラ。

文/岸本鮎佳

岸本鮎佳/脚本家
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岸本鮎佳/脚本家
脚本家・劇作家・演出家・女優。演劇ユニット「艶∞ポリス」主宰。女性独特かつ綿密な人間観察を土台に作り上げる会話劇を得意とし、笑いを織り交ぜたスタイリッシュな作風で幅広いファンをつかむ。主宰する舞台では、脚本、演出、出演をこなし、近年は映像の脚本も手掛けるなど、その多彩な才能を発揮。InterFM897のレギュラー番組 岸本鮎佳と渋江譲二「艶っぽい夜」(毎週木曜23:00~ / https://www.interfm.co.jp/tsuya )も大好評。10月スタートのドラマパラビ「だから私はメイクする」(テレビ東京)で監督を務める。
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