走ることを通じてヘルシービューティを目指す「GINGER RUN TEAM」。スポーツメーカー「ミズノ」の全面バックアップのもと、7期生が活動中。今回は、約14キロの長距離走に挑戦。
約14キロをランニング!アップダウンのあるコースに…
強風でより気温が低く感じられる1月の土曜日、メンバーたちはしっかりと防寒対策をして集合。この日は、神田に位置するランキューブから国立競技場までを往復する約14キロの長距離走。実はこのコース、勾配のあるルートで、厳しいアップダウンがメンバーたちの前に立ちはだかります。
走り終わった後に感想を聞いてみると、「アップダウンのあるロングコースは、後半に差し掛かると足に疲れがきて…」(田村千聖さん)、「ペースが速く、かつコースにアップダウンもあったので、息が上がってしまいました」(中島星来さん)と、やはり苦戦していた様子。
しかし、この日は鍛錬期(ミズノが提案する練習メニュー・4つのタームのうち3つ目)最終日の前日とあって、普段よりも早いペースで走れていたそう。6分30秒/kmでスタートし、後半はなんと6分/kmを切るほど好調。岩本浩平コーチは「ちょうど体力的に辛くなる後半に上り坂があったんですが、皆さんペースを落とすことなく最後まで走れていたので、最初に比べるとだいぶ変わってきたんじゃないでしょうか」と、成長ぶりを確認。
今聞いておきたい!岩本浩平コーチに5つの質問
目標とする大阪マラソンを約1ヵ月後に控えたメンバーたち。日々の練習や大会本番について知っておきたいこと、解消したいお悩みを岩本コーチに質問しました。
Q1. 日々のストレッチは何をしたらいい?
とにかく疲れやすいところをストレッチしてください。ふくらはぎが張りやすい方はゆっくり伸ばす、背中が張る方は日々回してほぐしておく。意外と盲点なのが、お尻のあたりです。長距離を走るとお尻のあたりに疲労が残りがち。椅子に座った状態でもできるので、足の付け根あたりをしっかり伸ばしてみてください。
Q2. 長距離を走っていると体が痛くなってしまうのですが…。
走っていて腰を痛める方は、反っているのかもしれません。足ばかりを持ち上げると腰が痛くなりやすいので、腹筋を鍛えると解消できるかも。
前ももだけが筋肉痛になりがちという方は、歩幅が大きい可能性があります。大幅に自分の体の前で着地をしていると太ももの前側だけ痛くなりやすいので、ちょっと小刻みに、体の近くに足を出すことを意識すれば変わってくるはずです。
Q3. 大会前日の夜や当日の朝は何を食べればいい?
基本的に普段と変えない方が良いです。前日だからと張り切っていっぱい食べようとすると、体重が増えすぎてしまうことも。3、4日前から、ご飯ふた口分くらいを増やすと◎。
当日の朝もいつもどおりがベター。普段パンを食べている方はパン、ご飯を食べている方はご飯。よく、カステラやうどん、お餅を食べるといいと言われているようですが、普段と違うものを摂ると、自分の身体がどう反応するのかわからない。消化に時間がかかる方だと、走っているときにお腹が痛くなったりするので、普段と変わらない食事を心がけて。スタートの2時間前だとギリギリすぎるので、できれば3時間前に済ませておくように。
Q4. 走る前のウォーミングアップは?
いつもどおりでOK。例えば、張り切ってウォーミングアップを10分とか20分とかやってしまうと、トータル45キロを走ることになってしまいますよね。ウォーミングアップは体を温めることが重要なので、基本的にはウォーキングか本当に軽いジョギングで。ちょっと着込んで歩くのも◎。ただ、42.195キロの距離を走り切れるかなって不安がある方は、最初の5キロくらいをゆっくり走ってウォーミングアップに充てるのも手!
Q5. レース中にどのくらい水分を摂ったらいい?
走っているときに足が攣るという話をよく聞きますが、それは水分が失われてるから。走る前に体重を計測して、1時間走ってまた体重計に乗ると、その減っている分が汗=水分の量なので、レース中に最低その分は摂ったほうが良いですね。
今回の練習会について「コーチにウォームアップになる腕振りやスキップ練習を教えてもらい、可動域が広がった感じがしました」(栗原理紗さん)、「みんなでお喋りしながら、楽しく14kmジョギングすることができました!」(林優里さん)、「走りながらペースを確認してみると、なんと初回の練習会よりも約1分ほど早いペース! その中でも喋る元気がある私たちって“レベルアップしてる!”と実感をもてた練習会でした」(眞野恵里奈さん)と本番に向けて、メキメキと力をつけているよう。
岩本コーチからも「来週からは“調整期”に入ります。1キロあたりのペースはあまり落とさずに、距離をちょっとずつ減らしてみてください。疲労を抜きはじめないと本番まで残ってしまう可能性があるので、大会当日にピークを持っていくためにも、頑張りすぎないことを心がけてください」とのこと。
次回がいよいよ最後の練習会。この1ヵ月の個人練習の結果が本番に活かされるはず。次回の活動もお楽しみに!