山下健二郎さん（三代目 J SOUL BROTHERS）が“39歳”を迎えた今年、フォト＆ライフスタイルブック『39（Thank You）』を発売！ グループとしての活動のみならず、個人としても活躍の場を広げる山下さんが、自身の半生を振り返りセキララに綴った一冊。そこには私たちもマネしたいメソッド、大事にしたい言葉がありました。
知ってるようで知らない、山下健二郎の素顔
フォト＆ライフスタイルブック『39』が発売された12月5日、刊行記念イベントが行われ、山下健二郎さんが登壇。記者会見は初めてという山下さんは、ヴィンテージ好きな一面を活かして私物の衣装で登場。これは今年8月に発売した山下健二郎×CONNERS SEWING FACTORYのコラボアイテム。山下さんは「絶賛育て中なんですが、梅雨の時期にたくさん着ちゃったのでそろそろワンウォッシュしないと。来年はもっと良い色になっていると思うのでまだまだ着続けます」と笑顔を見せた。
――『39』に込めた想いを教えてください。
僕が30歳になるタイミングに30代をどういうふうに過ごしたいかという目標を掲げてこの9年間取り組んできました。今39歳になって、最初に思い描いていた30代を叶えることができたのかなと振り返ったときに、仕事の仕方だったり、プライベートの変化だったりを、いろんな方に知っていただけるきっかけにするとしたら、1冊の本にして自分の言葉で丁寧にお伝えできたらなと思いました。幻冬舎さんとタッグを組んで、仲間に助けられて、本当に素敵な1冊になったと思っています。過去の話やプライベートの話もたくさん書いてあるんですけども、人間の記憶って結構曖昧なんですよね。この1冊に書くことは、嘘偽りなく伝えたかったので、親に電話して事実を確認したり、友達や同級生に話を聞いたりして、一言一句かなり丁寧に作った一冊になります。僕の同年代の方やこれからチャレンジしたいことがある方、たくさんの方に読んでいただいて、皆さんの人生のお役に立てる一冊になったらうれしいです。
――多趣味で知られる山下さんですが、趣味についてもたくさん語られているそうですね。
釣りにバイクにDIYに、好きっていうことはいろんなところで発信しているんですが、始めたきっかけはあまり話したことがなかったんですね。「なんで釣りが好きなのか」「どうしてDIYにハマったのか」と、語ってこなかった部分を丁寧にこの一冊に閉じ込めました。
――肉体美が見どころのひとつ。撮影に向けて準備したことは？
半年かけてゆっくり絞りました。一気に痩せたり太ったりしちゃうと体調を崩すし、リバウンドしやすい体になっちゃうので時間をかけてしっかり。半年間で5〜6kg絞ったんですが、朝早く起きて朝ごはんを食べることが一番効果的でした。朝食をたくさん食べて7時間以上睡眠をとるようにしたら、すごく体調が良くなったんです。たまに夜中にめっちゃラーメンが食べたくなるんですが（笑）、暴飲暴食も無くなりましたし健康的になったように思います。具体的には…パンが多いですね。生まれが京都なんですが、京都ってパンの消費量が全国1位なんですって。それくらい子供の頃からパンをよく食べています（笑）。
――普段のほっこり＆カジュアルな雰囲気を封印したという本書。ギャップを楽しめる一冊になっているんでしょうか？
ほっこり＆カジュアル！？ めっちゃいいですねそれ（笑）。ギャップはあんまりないと自分では思っていて。もちろん肉体を披露しているというギャップはあると思うんですが、3代目のライブをやっているときは、むちゃくちゃカッコつけてやっているので（笑）。そのギャップはファンの方はすでに知っているのかなと思います。
――お気に入りの一枚は？
う〜ん。盛れてる、結構重要ですね。僕が好きなのは見開きのこれ！ 今までチャレンジしたことがなくて新鮮でしたし、カメラマンの曽根さんにディレクションしてもらって引き出してもらった一枚です。
――本書内、山下健二郎的 人生を変える7つの動詞と題した［Chapter3］。動くことが自分の人生を変えるチャンスと考える山下さんのキーワードが掲載されています。
よくファンの皆さんから、「どうやったらこういう風になれますか」とか「どうやったら始められますか」と聞かれるんですが、とりあえず始めるしかない、動くしか方法はないとお伝えしてるんですね。僕も最初から釣りがうまかったわけじゃないし、最初からダンスうまかったわけじゃない。ダンスに関しては今でも上手いと思っていないんですが…。何か自分の心が動いた瞬間に、今やりたいって思った瞬間に、気持ちが熱いうちにやることがいちばん大事。最初からうまくいくわけないじゃないですか。だけど、時間かけて少しずつ、毎日10分でも15分でもやれば、その積み重ねで少しずつ変化を自分で感じることができるので、動いて試すことがすごく大事だということを知ってほしいなと思います。
この歳になって怒られたり失敗したりすることが恥ずかしいって言う方が多いと思うんですけど、僕は逆にめちゃくちゃラッキーだと思うんです。失敗が気づきになって、次に成功した瞬間がたまらなく嬉しい。いろんな気づきがあるので、たくさんいろんなものを経験することが大事ということをお伝えしたいです。
――これまで語られてこなかったこともお話しいただいたんですよね？
結婚と子供の話はほぼ初めてです。それは丁寧に書きました。
――ご家族には渡しましたか？
すぐ渡しました。感想は…まだテーブルの上にキレイな状態で置いてありました（笑）。だから、わかりやすく真ん中に移動させたんですが、気づいたらいつの間にか隅にあって。言葉のないやりとりが…（笑）。
――三代目のメンバーはいかがですか？
メンバーは、僕がこの本を出したことを多分知らないと思います（笑）。グループのことは一枚岩となってベクトルがバチっと決まるんですけど、個々の仕事に関してはあんまり干渉もしないし細かくはわかっていないと思う。でも1人が頑張っているプロジェクトを6人で盛り上げるっていうことは心がけているので、近々渡したいですね。子供のときの話は、みんなお互いのこと知らないんじゃないですかね。グループになる前のダンスを始めたきっかけもそれぞれなので、僕はこういう生き方をしてきたっていうのが6人に伝わればうれしいです。
――来年40代に突入しますが、次の抱負は？
三代目が15周年イヤーに突入する年です。自分的には当たり前に毎年やってきたことで、周りから「すごいことだよ」って言われて初めて気づいたんですが、15年ってすごい年月ですよね。15周年目も変わらず、舞台に立ってパフォーマンスできるように準備も始めています。また、個人活動としても本当にたくさんのメディアに出させていただいてありがたい環境なので、変わらず積極的にやっていきたいです。
本書では、初公開となるヴィンテージアイテムやDIYした自宅の一部も掲載。「この本のために公開したものもたくさんあるのでそこにも注目してみてください」という山下さんの私物はレアなものばかりで見ているこちらもワクワクする！ 生き方、仕事、趣味――。今の山下さんを形成するもの、その想いに触れてみて。
フォト＆ライフスタイルブック『39』
著者／山下健二郎（三代目 J SOUL BROTHERS）
仕様／四六判並／168頁／すべて書き下ろし、撮り下ろし
発売日／2024年12月5日（木）
定価／￥2,970
山下健二郎（やましたけんじろう）
1985年5月24日生まれ、京都府出身。2010年9月、三代目 J SOUL BROTHERSにパフォーマーとして加入し、11月『Best Friend’s Girl』でデビュー。グループ活動以外にも活躍の場を広げ、2018年からは日本テレビ系『ZIP!』の火曜パーソナリティーを、2019年からはニッポン放送『三代目 J SOUL BROTHERS 山下健二郎のZEROBASE』のパーソナリティーを担当。2024年に自身がオーガナイザーを務める「山フェス」を横浜アリーナで開催し1万人を動員。
Instagram @3jsb_kenjiro_official
