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TRENDLIFESTYLE

2019.12.25

変わりばえしない毎日が嫌になってる人へ

ドッグラバーはそれこそ世界中にいて、かけがえのないパートナーとして愛犬と仲睦まじく暮らしています。パリの街にもそんな幸せそうな、飼い主&犬のカップルやファミリーがたくさん。その素敵な関係を、ちょこっと覗き見。

同じ景色のなかで、見えてくること

松永学
パリのサンルイ島にあるカフェの看板犬、サンルイのつぶやき。

* * *

昔のパリのカフェには、いわゆる看板犬ってやつがいたりして、それもジャーマン・シェパードがお決まりだったらしいよ。ということをボクの飼い主が誰かに話しているのを聞いたことがある。

でもボクはオーストラリアン・シェパードなんだよね。ちょっとボーダーコリーの血が入っているかもなんだけど。ノマンディで生まれたのに、パリのど真ん中にある島の名前がつけられて、ここで暮らしているなんて不思議でしょ。

パリのど真ん中に島?・・・あるんだよ、セーヌ川の中州なんだけどね。もうひとつ、シテという島もあるよ。
松永学
あ、彼が飼い主のディディエ。このカフェのオーナーなんだ。
小さなカフェだから、オーナーみずから忙しく働いているんだよ。今も朝の準備で手が離せないみたい。あとで紹介しますね。
松永学
ここがボクの定位置。お客さんを迎えたり、見送ったり。
皆だいたい、ボクの頭をなでたり、何かしら声を掛けてくれるから。退屈しないよね。
松永学
外を眺めるのも大好き。素敵な女性が通るのもチェックできるし(笑)。
季節とか、天気とか、時間によっても見え方が違うから、毎日ずっと見ていても飽きないんだよ。

松永学

ただボーッと見ているわけじゃないんだ。
通り過ぎる人の服を見るのも面白いし、あ、あの人あんなに厚着してる、今日はやっぱり寒いんだな・・・って気付いたり。笑っている人、怒っている顔の人、仲のいい恋人、リセ帰りの可愛い子。いろんなことが見えて、いろんなことがわかるんだよ。

見てるだけじゃなくて、いろんなことを想像するのが楽しいんだ。
松永学
もちろん、カフェの中で起こっていることも見逃さないよ。
朝に必ず現れる常連のおじさん、飲み物のオーダーも毎日同じもの。でも1ヵ月に一度は甘いものを頼んで、ゆっくり食べているよ。
それから、いつもふたりで来ていたのに、この頃はひとりでやってくる大学生(たぶんね)のマドモワゼル。彼女はボクのお気に入り。
松永学
あのポスターが貼られたときも見てたよ。あれって、どう考えてもボクじゃない?
ディディエが、これを壁に掛けながら、ボクのことを見てうれしそうに笑っていたしね。
松永学
朝はディディエと一緒にここにきて、お店が混雑する昼間はいったん家に帰って、午後の落ち着いたころにまた連れてきてもらって。あとはだいたい閉店までいるんだ。途中で何回も眠くなっちゃうけどね。
松永学
あ! ディディエ、どこ行くの!? 置いて行かないで。

飼い主 「どこも行かないよ」
松永学
なんだ、知り合いが通りがかっただけか。このすきに、ボクもちょっと外の空気を吸っておこうっと。
なんだか今日の空気はキーンとして冷たいなぁ。昨日よりちょっぴり寒いね。
松永学
ねえねえ、今日はパテ(大好物)食べさせてもらえる?

飼い主 「マダム、メルシィ!」

聞いてないし~(笑)。
松永学
サンルイ島の街角にある、この小さなカフェがボクの世界。
ディディエがときどき森に連れて行って遊ばせてくれて、それもすごく楽しいけど、でもどっちか選んでといわれたら、このカフェにいるほうが好きだよ。

きっともっといろいろな場所があって、行ってみたいとも思うけど、ここに帰って来れるなら、知らないところも見てみたい。
だけど、帰ってこれないなら、それはダメだよ。
松永学
ディディエはね、ボクのことを写真で見ただけで、引き取るって決めてくれたんだって。もう一緒に暮らして、18ヵ月も経つんだよ。顔が似ているっていわれるのは、仲良しすぎるせいかな?

毎日同じ場所にいて、退屈しないかって? 毎日ここにいても、毎日がちょっとずつ違う毎日なんだ。ディディエいわく、それを幸せっていうんだって。
それならボクは、もう十分に幸せなんだと思う。

PHOTO=MANABU MATSUNAGA

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