いよいよ6月27日(金)より日米同時公開を迎える映画『F1®/エフワン』。公開直前に、本作のジャパンプレミアが盛大に開催! 豪華キャストのレッドカーペット、そしてブラッド・ピットらキャスト&監督の貴重なメッセージ映像が流れる舞台挨拶と、大盛況のイベントをレポ。
迫力や臨場感に魅せられて!

華々しく行われたジャパンプレミアに、ブラッド・ピット演じる主人公ソニーとぶつかり合うルーキー・ジョシュア役の日本語吹替を担当する森本慎太郎さん(SixTONES)、ブラッド・ピット公認声優としても知られるソニー役の堀内賢雄さん、チームを支えるピットクルーの女性リーダー・ケイト役を演じる佐古真弓さんが登場。
レッドカーペットイベントで、森本さんは「(この作品を観て)すごく高揚感を感じたんですよ。あっという間に日本中が高揚感とワクワクと期待と、すごく色んな感情に包まれてF1®への熱い思いがどんどん加速していくと思うんです。やっとかと思っているので、早く皆さんに届いて、この素晴らしい映像作品を観ていただきたいです。『映画館に駆け込め!』って言いたいですし、早く27日になって欲しいですね」と声援のなか笑顔を見せた。
また、「チームワークや確執など、映画のなかにいろんなことが詰まっていて、自分と照らし合わせることもできると思います。また、レースシーンがいちばんの注目ポイントだと思うんですけど、300キロ出してるかのような音に包まれながら、コックピットにいるかのような疑似体験ができる映画って他にないと思うので、ぜひ映画館に行って、自分のコックピットで、この映画を観ていただければ素晴らしさが伝わると思うので期待して待っててください!」と楽しみにしている方へメッセージを送った。

本編上映前の舞台挨拶では、引き続き3人が登壇し、興奮冷めやらぬトークを繰り広げた。ここでは森本さんのコメントにフォーカス!
――日本語吹き替えをご覧になっていかがでしたか?
森本 自分の声が聞こえるのはやっぱり慣れないので、最初はムズムズしたんですけど、話が進んでいくとそんなことも忘れて没頭していました。それは、やっぱりF1®の力で、ワクワクと高揚感みたいなものがあるからですよね。これから皆さんに体験していただけるそうですが、この舞台挨拶を切り上げて観てもらったほうがいいんじゃないかって思うくらい、早く観てほしいっていう思いが強いですね。
――森本さんは日本語吹き替え声優に初挑戦ですが、お二人からみていかがでしたか?
堀内 僕、声優を45年やってるんです。そんで、初めておやりになったっていうでしょ。だから僕、すごい楽しみにしてたんです。正直な話、尺に合わせるのって確かに大変なんですよ。それでも、魂が入ってるか入ってないかで、出来上がったものって大きく違うんですよね。だから、収録のときにどちらかというと尺に合わせるより演技が大事だと監督と結構話したんじゃないかなと思いながら見ていました。物語のなかでソニーとジョシュアはライバル関係にあったりするんですが、それがどんどん目覚めていく、人間として成長していく姿を演技で表していて、大したもんだなと思ってました。
佐古 私も「初めてなの?!」ってびっくりするぐらい素晴らしくて。私がすごく素敵だなって思ったのは笑い声なんですよ。笑いのお芝居って、実はすごく難しいんです。特に今回演じられたジョシュアは、楽しく笑うときもあれば、自嘲気味に笑ったりとか、あと相手を挑発するっていう笑いがあったと思うんですけど、すべてにおいて演技のシーンをしっかり捉えられて、役としてその笑いにお芝居が込められていて。そこが素晴らしくて、「もっと色々見たいな」って思いました。
堀内 作品の希望の役だから、大変だったんじゃない?
森本 めちゃくちゃ大変でしたよ! 本当におっしゃるとおりで、尺はとりあえず気にしないと。堀内さんの声を聞きながら僕は録っていたので、流れを大事にしていました。
堀内 尺にあわせることにいっちゃうと、お芝居じゃなくなっちゃう。そういう意味ではすごいなと思って、心理描写が演技としてすごいですよ。
――ジョシュアは自信家のルーキーですが、森本さんは演じていてどんなことを意識していましたか?
森本 ルーキーだからこその若さは大事だよっていう話は監督さんとしていました。あとは、声を作った方がいいのかなと勝手に思っていたんですね。でもそれは絶対にしない方がいいと言っていただいて、なるべくナチュラルに、自分の気持ちを大事にしながらやっていきましたね。
――ブラッド・ピット演じるソニーと対立することもあったジョシュアを演じた森本さんから見て、ブラッド・ピットのカッコよさはどんなところに感じましたか?
森本 表情だったりセリフ1つ1つだったり、やっぱりブラピって、説得力があるんだなっていうのをすごく感じました。観てる側の気持ちを簡単に動かしてくるんですよね。共感させてくるところもあれば、逆に反発したくなる思いも抱かせたりする。それは「ブラピすげえな」って思いましたね。だからアフレコをしてるときも、実際にブラピとやりあってる、喧嘩してる気持ちにもなりました。

――本作において注目なのが、キャストたちが本物のサーキットで本物のマシーンに乗って時速300キロメートルで走行しているというレースシーンです。
森本 臨場感がすごいですよね。あれはこの映画でしか観られないし、僕らは経験できないことじゃないですか。F1®ドライバーじゃないから、サーキットの中を走ることも、ましてはF1®カーを運転することなんて簡単にはできないので。だから、どれだけの音に包まれてるとか、どれだけの視野の狭さだったとかっていうのを、映画を通して知ることができたので、貴重な経験ができました。それに加えて、迫力を体験して、実際のF1®ドライバーもこうなんだよねと思えると、観ていて楽しかったです。
――本作ではチームワークも描かれています。胸アツポイントがあったら教えてください。
森本 F1®って個人戦かと思いきや、チームワークもすごく大事なところがあるんですよね。ソニーとジョシュアが、1つになる瞬間があるんですが、そのときに「うおー!」ってなるんですよね。実践でのレース中の会話は、胸アツポイントではありますね。
――ソニーが型破りな作戦で弱小チームを引っ張っていく役どころにちなんで、型破りなエピソードを教えてください!
森本 なんだろうな…。パッと出てこないので、意外と型にはまって生きてるんだなって思います。もしかしたら僕のことを知ってる人たちは「あいつは型破りだ」と思ってるのかもしれないですけど(笑)。あ、あれかな。長期の休みを取って、僕はアマゾンに行ってくるんです。それは型破りかもしれないですね。でもちゃんとワクチンを打ってから行くので、型にははまってる(笑)。探検しに行ってきます!
と、ここで、このイベントのためだけに用意されたブラッド・ピットやダムソン・イドリス、コシンスキー監督からの特別映像をサプライズ上映! ソニー、ジョシュア、ケイトの3人が揃ったシーンの日本語吹替映像を見ながら、ブラッドが「僕は日本語が上手だ」とおどけながら「すばらしいよ、見事だ」と笑顔で日本語吹替版声優陣を称賛。会場に集まったファンにも、「映画『F1®/エフワン』を観にきてくれてありがとう。賢雄と慎太郎に特に感謝を伝えたい。私とダムソンの役の吹き替えは最高だった。ぜひ堪能してください」と語りかけ、ジョシュア役のダムソンは、「慎太郎、ジョシュアを演じるのは素晴らしい経験だった。僕と同じくらい楽しんでくれたら嬉しい。賢雄と慎太郎、ようこそAPXへ!」と、ソニーたちが所属するチーム名を挙げながら笑顔を見せた。この映像を受けて森本さんは「すごーい!!! 後でデータが欲しいです!ってくらいすごく嬉しいです。まさか名前を呼んでくれるとは!」と大興奮の様子。
最後に森本さんは「本当に臨場感がすごくて、F1®好きな方からするとこんな体験できるのかと思いますし、プロのドライバーの方が協力してくれてたり、音までこだわったりしているので、音響環境や映像を楽しんでいただきたいです。みなさん、帰るときは安全運転で、300キロとか出さないように法定速度を守ってお帰りください」と冗談を交えて本作をアピール。世界各国で社会現象を巻き起こした『トップガン マーヴェリック』の監督とブラッド・ピットがタッグを組み、すべての映画をぶっちぎる映画体験の新境地を切り開く本作、ぜひ劇場で体験して!
映画『F1®/エフワン』

監督/ジョセフ・コシンスキー『トップガン マーヴェリック』
プロデューサー/ジェリー・ブラッカイマー『トップガン マーヴェリック』
脚本/アーレン・クルーガー『トップガン マーヴェリック』
出演/ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン/ハビエル・バルデム
配給/ワーナー・ブラザース映画
※6月27日(金)全国劇場公開!
f1-movie.jp