ジャニーズJr.の人気グループ・美 少年がグループ初の単独全国アリーナツアー『美 少年 ARENA TOUR 2023 We are 美 少年~Let's sing it~』を開催中。キュートさもカッコよさも網羅した美 少年の魅力あふれる本公演は、愛知、神奈川、大阪の3都市を巡り、全9公演で約111,000人を動員する。ここでは、3月30日に行われた横浜アリーナ昼公演の様子をお届け。
注目の美 少年がグループ史上最大規模のアリーナツアーを開催
美 少年は、岩﨑大昇さん、佐藤龍我さん、那須雄登さん、浮所飛貴さん、藤井直樹さん、金指一世さんからなるジャニーズJr.の6人組グループ。端正なルックスと溢れ出るキラキラ感を武器に、ジャニーズの次世代を担う正統派アイドルとしてドラマ、CM、YouTube、ラジオなど幅広い分野で活躍中。そんな彼らがこの春、『美 少年 ARENA TOUR 2023 We are 美 少年~Let's sing it~』と題した、グループ初の単独全国アリーナツアーに挑戦。サブタイトルの『~Let's sing it~』には、声出しが解禁された今、みんなで一緒に歌いたいというメンバーの思いが込められているそう。ピアノの鍵盤や楽譜など音楽にまつわるモチーフが散りばめられたステージで、グループの魅力を余すことなく発信した。
煌めきに満ちたコンサートはオリジナル曲「Sing it」から幕開け
ワクワクを誘う壮大な音楽とともに始まったコンサート。ペールブルーの衣装をまとった6人が登場し、今回のツアータイトルにも採用されたオリジナル曲「Sing it」を披露した。歌唱終わり、「我ら美 少年とあなたで作る最高のライブ。まさにYOU & 美、Let's sing it。ココロゆくまで〜」とラジオDJのようにナビゲートしていたのは、金指さん。岩﨑さんも「美 少年!美 少年!」とコールアンドレスポンスを煽り、オープニングにふさわしい派手なステージで、会場を盛り上げた。
また本公演は、大きく6つのブロックに分けて構成される。中には「Y2K」「世界旅行」「Beast Mode」「We are Bishounen!!」とネーミングされているブロックもあり、グループの多彩なオリジナル曲と各テーマに沿ったジャニーズの先輩曲をMIXしながら、緩急のあるステージを届けた。
美 少年ワールド全開!会場を一つにする挨拶コーナー
コンサート冒頭の挨拶では、おなじみのフレーズで大盛り上がり。直前にパフォーマンスしていた映画『おそ松さん』の主題歌、Snow Manの「ブラザービート」にちなんで、長男次男…という肩書きのもと、自己紹介していた6人。藤井さんはペンライトを使った簡単なダンスを提案し、会場の一体感を誘った。
浮所さん「どうも、美 少年の三男・浮所飛貴です! みんな声出す準備できてるか? もっといけるよねぇ? こっちの方、元気ですか? 次こっち、元気ですか? 横アリのみんな、どうなんだい! 最高、今日1日声枯らそうぜ」
那須さん「どうも、美 少年の次男・那須雄登です! 美 少年『Let's sing it』始まったぜ! 始まったぜ! 俺たちのこと生で見てどう? イケメンでしょ? もっともっとイケメンでしょ? 俺たちが神奈川で一番美 少年でしょ? 今日は1日楽しく過ごそうね。よろしく!」
藤井さん「元気・勇気・(直樹〜)! ありがとう、美 少年の長男・藤井直樹です。みんな楽しむ準備できてるの? 今から踊る準備するよ。みんな踊ってね! み〜ぎ、ひだり、上に伸びて、下に伸びて。ぐるぐる回して、よくできました!」
金指さん「どうも、美 少年の指差し・物差し・金指です! エヴリバディ来ちゃったよ! 来ちゃったよ! 横浜アリーナ来ちゃったぞ〜! 今日はラストのラストまでファンの皆さんを必ず幸せにします。最後までついてきてください!」
岩﨑さん「イェーイ! イェーイ! こっち側イェーイ! こっち側イェーイ! みんなイェーイ! あんたが(大昇)! 私が(大昇)! どうも、美 少年の四男・岩﨑大昇です。皆さん、声が出せるぞ! 騒げるか! よし、最後まで盛り上がっていこうぜ」
佐藤さん「どうも、皆さんこのあとの挨拶分かりますよね? いきますよ? いきますよ? 玄関開けたら(佐藤龍我)! ありがとうございます。美 少年、みんなを幸せにする準備はできてるのかい? できてるのかい? みんなは幸せになる準備できてるの? できてるの? ありがとう! 今回僕たちもめちゃくちゃ気合い入っております。皆さん声を思い切り出して、楽しんじゃってください!」
キラキラの笑顔とチームワークで乗り切る新曲は「Big Wave!!!!!!」
本ツアーで初お披露目となった新曲の「Big Wave!!!!!!」は、これからの季節にぴったりのアップテンポなナンバー。「コンサートでみんなで騒げるような曲が欲しい」というメンバーの要望どおり、楽しく一緒に盛り上がれるサウンドとキャッチーな振り付けで、会場を熱狂ムードに巻き込んだ。パフォーマンス終わりにメンバーが思わず「やばい」と声に出してしまうほど、一曲を通してリズミカルに細かくジャンプし続ける6人の姿も印象的。「龍我頑張って飛んで~!」と声をかけていたという浮所さんのエピソードなど、お互いを励まし合いながら歌って踊る光景も垣間見えた。そのほか全23曲で構成されたセットリストには、グループのオリジナル曲が13曲ラインナップ。金指さんが自らリリックを書いた新曲「GET A CHANCE」も仲間入りした。それぞれ楽曲の世界観を表現する演出とともに、また一味違った新鮮なパフォーマンスを届けた。
これまでの軌跡と新たな未来を感じさせるステージ
本編ラストの楽曲歌唱前には、最年長の藤井さんが挨拶。「今日こうやってみんなと僕たちで一緒にコンサートをできたことは、美 少年のアルバムの大切な1ページとなりました。(中略)これからも僕たちは揺るがない夢を追いかけて、駆け抜けていきます。そんな僕たちの未来を示す最後の1曲です」という曲フリから「Compass」がスタート。心にすっと入ってくる温かいメロディと彼らの力強いハーモニーが会場いっぱいに響き渡り、多幸感あふれるクライマックスを迎えた。
表情をコロコロ変えながらパフォーマンスしていた彼らも、MCになると無邪気な笑顔が満開に。この日はドラマの撮影現場で那須さんと金指さんがやっているという“食べ物をセクシーに言うゲーム”に挑戦し、一人ずつ順に思い思いのささやきを披露すると、メンバーと会場は大盛り上がり。花道ですれ違うときにハグしに行く佐藤さん、浮所さん、藤井さんの姿や、岩﨑さんの顔についていたタオルの繊維を至近距離で取る浮所さんなど、メンバー間の仲の良さが伝わってくるわちゃわちゃとした雰囲気も美 少年の魅力の一つだ。
イヤモニをはずしファンの歌声を直に聞いていた岩﨑さん。那須さんは胸キュンセリフで会場を虜に。「みんなの近くにいっちゃいます!」とたくさんファンサービスしていた浮所さん。「ちゃんと上の方まで見えてるよ」と優しい表情を浮かべた藤井さん。持ち前の明るさで会場を和ませたムードメーカーの金指さん。佐藤さんが「僕たち美 少年は、皆さんを笑顔に、幸せにします!」と宣言していたように、豊かなキャラクター揃いの6人が会場をピースフルな空気で埋め尽くした。コンサートは5月の大阪まで続く。本ツアーを経て、ますます加速していくであろう美 少年の活躍から目が離せない。
美 少年(びしょうねん)
2016年12月3日に結成されたジャニーズJr.のグループ。YouTube「ジャニーズJr.チャンネル」では、毎週土曜日の更新を担当。岩﨑さん、那須さん、藤井さん、金指さんが出演するNTVシンドラ「春は短し恋せよ男子。」は、4月24日よりスタート。