甘酸っぱくてジューシー、真っ赤な見た目にもかわいいさくらんぼ。みずみずしい果肉がとっても美味しいだけでなく、実はビタミンも豊富。カリウムや鉄分も含んでいて、小さいのに栄養素はたっぷり。そんなさくらんぼを使った、話題のジャムをご紹介。
知ってる?さくらんぼの秘密
さくらんぼにいくつも種類があることは知っていても、実は同じ品種同士では結実しない、つまり実がならないという事実をご存じ?
たとえば、高級さくらんぼとして有名な「佐藤錦」は、佐藤錦同士だと受粉ができないため、受粉させる際には佐藤錦と受粉の相性が良いとされる品種「ナポレオン」をそばに植えるのだそう。そして佐藤錦が結実したあとは、佐藤錦だけを収穫して、この受粉用のナポレオンの木になった実は、手間となるため収穫されないという悲しい現状が…。
市場に出回っているさくらんぼは、つやつやしていて粒ぞろい。味は変わらないのに、少しの傷や不揃いを理由に果物や野菜が廃棄されていることについては以前から問題になっているけれど、こういった受粉用のさくらんぼも毎年たくさん廃棄されているのだとか。この収穫されないナポレオンも、とても甘くて美味しいのに――。
こだわりのさくらんぼジャムが登場
美味しいさくらんぼが廃棄されている現状を耳にし、立ち上がったのが、東京銀座に書店を構える森岡書店の森岡督行さん。自身の出身地でもある山形県の廃棄されるさくらんぼを使い、大丸松坂屋百貨店が運営するシジェーム ギンザとコラボした「さくらんぼジャム」を期間限定で発売するそう。瓶に詰められたジャムはご覧のとおり、さくらんぼのイラストが描かれたラベルがおしゃれで可愛い!
実は、2022年にもシジェーム ギンザとコラボして「フルーツバターサンド」などのスイーツを販売し、その取り組みがSNSでも話題に。そのときも、さくらんぼ味(もちろん、廃棄予定のさくらんぼを使用)のフルーツバターサンドがラインナップに。
素材のナポレオン自体、糖度が高くてジューシー。だから、このジャムも砂糖の甘さというより、ナポレオン本来の自然の甘さが際立つ味わい!
トーストにのせても良し、ヨーグルトに合わせても良し。まるでさくらんぼそのものを食べているかのようなゴロゴロとした果肉感が贅沢な、大人好みの自然派ジャム。さくらんぼ好きにはたまらない、ホッとする優しい味。
フードロス問題の解決にアプローチするこちらのジャムは、障がい者福祉サービス(就労継続支援 A型事業所 むすび)との協業で製作。サステナブルな背景も、商品の魅力。
自分用のお楽しみとしてはもちろん、ギフトにしても確実に喜ばれるグルメな逸品は、オンラインサイトと大丸神戸店のシジェーム ギンザ POP-UPスペース(1F東イベントスペース)にて、2023年1月11日~17日の期間限定発売中。しかも数量限定なので、無くなり次第で販売は終了とのこと。特別な美味しさを体験したい人、急いで!
シジェーム ギンザ オンラインサイト
https://sixieme.jp/onlineshop/