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2022.12.29

KinKi Kidsと過ごすクリスマス。ドーム公演2日目の演出から爆笑トークまでレポート!

2022年7月21日にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kids。夏の25周年記念イベント『KinKi Kids 24451~君と僕の声~』のラストで「またここで会いましょう」と堂本光一さんが予告した通り、恒例となった冬のドームコンサートが12月24日、25日に東京ドームで開催された。『KinKi Kids Concert 2022‐2023 24451~The Story of Us~』と題した東京公演2日目の模様をお届け。

KinKi Kidsと過ごすクリスマス。ドーム公演2日目の演出から爆笑トークまでレポート!

カッコいい登場も、実はプチ事件が起きていた

7月、8月に行われた『KinKi Kids 24451~君と僕の声~』と同様に、ステージの両端にデビューから現在に至るまでライブなどで着用した衣装がずらりと並んでいる。暗転した会場はペンライトの赤と青の光で包まれ、夜空に輝く星のよう。赤は光一さん、青は剛さんを表している。

2人の姿は見えないものの、ピアノの音とともに聞こえてくるのは剛さんの歌声だ。コンサートタイトルにもなっている「The Story of Us」(2023年1月18日リリース)からスタート。左右のモニターには赤と青の光が円を描きながらあらわれ、最後にKinKi Kidsの文字が浮かび上がると、ステージ正面が開き白に金の装飾を施した衣装をまとった2人が登場! 歌詩にもある「The Earth」をイメージした自然や地球の映像をバックに力強く歌う姿が印象的だ。この曲はKinKi Kidsが作詩作曲を手掛け、「コロナをはじめ、大変な世の中だからこそ、みんなと一緒に希望を持っていけたら」という熱い思いが込められている。

「メリークリスマス! 今日はみなさんと楽しいクリスマスにしたいので、最後まで楽しみましょう!」(剛さん)
「今日という大事な日を僕たちのために使ってくれてありがとう。素敵なクリスマスをともに過ごしましょう」(光一さん)

短いあいさつの後は、デビュー曲「硝子の少年」や「愛のかたまり」など名曲が続き、会場は早くも熱気に包まれた。「硝子の少年」では、突発性難聴を患ったことで控えていたダンスを剛さんが披露するサプライズも。

「こんな大事な日をKinKi Kidsのために使ってくれてありがとうございます」と改めて光一さんがファンに感謝を伝えると、「僕たちが君たちのサンタさんだよ」と渋い声で語りかける剛さん。さらに光一さんが「ファンの人たちのペンライトがイルミネーション。僕の目に焼き付いていますよ」と話しはじめ、クリスマスの話になるかと思いきや、KinKi Kidsは期待を裏切らず、ここから爆笑トークを展開。

「オープニングの登場、カッコよかったでしょ? でもね…」と剛さんが開演時のハプニングを語りはじめた。前日の公演ではぼわ~んと照明がついており、足元に貼ってある歌詩が見えていたという。しかし、その明るさが気になった光一さんが初日を終えて「オープニング、明るくない?」と指摘したことから、25日は照明を落とし真っ暗な状態に。ステージにスタンバイし、いざ歌おうとするも歌詩が見えない!!となり、床に這いつくばった状態で歌詩が書かれた紙を凝視しながら歌ったそう。その様子を本気で歌いながら何度も再現。この日、「The Story of Us」を何回も聞くことになるのだが、ファンにとってはちょっとしたクリスマスプレゼントだったのではないだろうか。

まだまだ始まったばかりだが「正直、もう疲れたわ」と剛さん。「関西の血が騒ぐのか、みんなこんなことあってん。聞いて~ってなる」と光一さんが言うと、再びオープニングの再現をする2人。歌詩になぞらえて「迷子にならないようがんばります」と15分以上にわたる最初のMCを終えた。

白の衣装から光一さんは黒のロングジャケット、剛さんはベージュのパンツに凝ったデザインのジャケットにチェンジ。「欲望のレイン」などカッコいいダンスパフォーマンスの曲が続き、大人のKinKi Kidsを見せつけた。
KinKi Kids

圧巻のパフォーマンスと、涙と笑いのトークのギャップがKinKi Kidsらしい

再びのMCでは、まだオープニングのハプニングを引きずっていた2人。それでも前向きにと思ったのか、「ファーストコンサートのことを考えると、内容はうっすいけどしゃべるようになったよね」と剛さん。「本当はロマンティックな話をするところだったんですよ。ここからは少し、クリスマスを感じましょう」と光一さんの言葉から、しっとりとした冬の曲が続く。

二手に分かれフロートに乗り込み、ゆっくりとアリーナの外周をまわりながら前後左右、ファンに手を振る姿に、思わず小さく声がもれる人も。ペンライトの赤と青の光が2人を照らし、それにこたえるように手を振り、声が出せないなかでもファンとの心の交流が目の前に広がっていた。

ステージに戻ると、思わず踊り出したくなるファンキーな音楽が流れてくる。剛さんが作詩作曲を手掛けた無駄にカッコいい「KANZAI BOYA」だ。曲の途中で光一さんがジャニー喜多川さんのコスプレをするのが恒例だが、この日は剛さんもジャケットをはおり、キャップをかぶって扮装。そのまま「KinKi Kids forever」を歌い切り、「You、誰?」「Youこそ誰?」とモノマネをしながらの寸劇がはじまり、2人のジャニー喜多川さんにファンも大盛り上がり!

ひと盛り上がりした後は、「少し座りましょうか」と光一さんが促し、30分以上のMCに突入! 歌詩の解釈や、コンサートを見ているファンの行動など話題がつきない。そして、この日で東京ドームのコンサートが64回目を迎え、デビュー前からのコンサート総動員数が1000万人を超えたことを報告。応援してくれるファンへの感謝を伝えながら、照れ隠しなのか「チケット代で換算すると…」とふざける一幕も。

「タイトルの『The Story of Us』のようにひとりひとりに物語があって、同じ時代を生きて、1分1秒をともにしていることがすごいね」と光一さんが語る場面では、今日という1日を大切にし、真摯に向き合っている姿がうかがえた。さらに、コロナ禍でコンサートができなかった時期を振り返りながら、「愛が集まることによってライブができる。それを叶えてくれているのはみなさんです」と剛さんもファンへの感謝を伝えた。

コンサートを行う上でのルールも緩和されつつあるが、まだまだ声出しができない状況に「思わず声が出てしまうのは仕方ない」「ここまで、素晴らしい雰囲気ですよ」とファンへの気遣いも忘れない。「ナチュラルでいいですよ。肩肘はらずにね」と剛さんが、肩をすくめて玉置浩二さんのモノマネを披露。その後も何度か「肩肘はらずにね」と言いながらモノマネを繰り返し、「オープニングの引きずりはもうない。肩肘で上書きされたわ」と光一さん。

さらに2人の話はつきず、流行りの“アクスタ”(アイドルやアニメキャラクターがプリントされたアクリルスタンド)の話題に。東京ドームに行く道すがらカフェで飲み物の前にアクスタを置き写真を撮っていた光景を目にした光一さん。「一緒に旅行に連れて行ってるでしょ。勝手に」と剛さんが言うと、「誘拐やん(笑)」と光一さん。笑いが起きるなか、「なんで流行ってるの?」と言いつつも「どんなのが欲しい?」と聞く優しさも見せた。

25年ともに歩んできたファンへの感謝が溢れ、未来への希望に満ちたラスト

KinKi Kids

「シンデレラ・クリスマス」でクリスマス気分に浸った後は、ステージ上での並びでファンも察した「薔薇と太陽」。すぐに曲にいくのかと思いきや、剛さんが「みなさん聞いてください『パンとバター』」とひとボケ。その後も「マントヒヒ」「アントニオ猪木」「とてもじゃないけどそれは無理よと同僚は言った」「なんと19,800円」と、間に「と」を挟んだ言葉を畳みかけていく。しっかりと笑いをとった後の切り替えはさすが。光一さんのダンスと剛さんのギターがエモーショナルに絡み合い、艶のある歌声で魅了した。

25周年イヤーにふさわしく、代表曲を次々と歌い上げ、会場の熱気は最高潮に。「Anniversary」では、手書きによる歌詩がモニターに映し出され、ひと言ひと言が胸にしっかりと刻まれていくようだった。この日、MCでは何度もファンへの感謝の言葉を伝えていたが、最後の2人からの直筆メッセージが心に響く。

「いつの日も想っています」(剛さん)
「素敵なクリスマスをありがとう」(光一さん)

ラストを飾るのは山下達郎さんとの共作「Amazing Love」。多幸感あふれるメロディにのせ、赤と青のペンライトが左右に揺れる光景はまさにAmazing! 終わってほしくない気持ちを抱えつつ、「ここから始まるよ/Our Love!」という歌詩のように、25年のその先が楽しみになる一夜だった。

最後に「みなさんと素敵なクリスマスを過ごせて幸せでした」(剛さん)、「オープニングから色々あった12月25日。みなさんと過ごせたことが素晴らしい物語となるよう、大事にしていきたい」(光一さん)の言葉を残し、締めくくった。

会場を出ると、高揚感に満ちた表情のファンが「1曲目から泣けた」「最高のクリスマスになった」「たくさん笑って、泣いて忙しかった」と感想を言い合う姿に、心がほっと温かくなった。

『KinKi Kids Concert 2022‐2023 24451~The Story of Us~』の大阪公演は、2023年1月1日、2日に京セラドーム大阪にて開催。心温まるコンサートをぜひ楽しみにしていてほしい。

KinKi Kids(キンキ キッズ)
1997年7月21日シングル「硝子の少年」でデビュー。2022年7月27日にリリースした45枚目のシングル「Amazing Love」まで、45作全てオリコン週間シングルランキング1位を獲得。2023年1月18日には、CDデビュー25周年企画「#キンキ25円でCM出演」イメージソングの「The Story of Us」をリリース。

PHOTO=池田博美

TEXT=岩淵美樹

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