ジャニーズの4人組グループ・ふぉ〜ゆ〜が単独コンサートツアー『ふぉ~ゆ~ Good Job LIVE 2022 ~U.とYouで大丈夫さ~』を開催。昨年に続き、グループとして2度目の東名阪ツアー。ジャニーズ初の“声出し解禁”コンサートとしても注目された、NHKホール公演の模様をお届け。
年末年始のご褒美に!いろいろなふぉ〜ゆ〜を堪能
ふぉ〜ゆ〜は、福田悠太さん、辰巳雄大さん、越岡裕貴さん、松崎祐介さんからなる4人組グループ。お芝居、コメディ、トークなど、歌&ダンスにとどまらない卓越したエンターテインメント力に定評があり、それぞれが多方面で活躍。ふぉ〜ゆ〜を中心に笑顔が広がっていくような明るく楽しい雰囲気も見る人を虜にさせる。
そんな彼らが年末年始にかけて贈る新たなステージが『ふぉ~ゆ~ Good Job LIVE 2022 ~U.とYouで大丈夫さ~』。3都市全8公演、約22,000人を動員する。今回のツアータイトルについて辰巳さんは、「1年いっぱい頑張った疲れをここで癒していってほしい。嫌なことをすべて忘れて、今日は一緒に楽しんでいけたらいいな」とコメント。「やっぱり思い出ある地で、ふぉ〜ゆ〜のお友達(※ふぉ〜ゆ〜のファンネーム)の皆さんで埋まっているっていうのが感慨深いものがあって」と語ったのは越岡さん。なじみ深いNHKホールで、単独コンサートの幕を開けた。
セットリストは、グループのオリジナル曲を中心に全23曲で構成。ポップな楽曲で会場中の笑顔を誘ったかと思えば、スマートに展開するフォーメーションとしなやかなダンスで視線を釘付けに。個性的なソロパフォーマンスも見どころの一つとなった。今回のコンサートで初披露された新曲『Rock the Show』は、ふぉ〜ゆ〜にとって初めての疾走感あふれるロックナンバー。グループの振り幅をさらに広げる1曲が仲間入りし、いろいろなふぉ〜ゆ〜を堪能できる至福のコンサートを彩った。
新衣装はメンバー念願の“ふぉ〜ゆ〜柄”
新曲とともに初お披露目となった新衣装(TOP写真)には、緑、黄色、赤、紫のメンバーカラーが施された。この印象的なデザインは、通称“ふぉ〜ゆ〜柄”。4人とスタイリストさんが一緒に生み出したオリジナルのテキスタイルだそうで、「みんなもつけられるように…」とグッズ化の可能性について話す場面も。“ふぉ〜ゆ〜柄”の今後の展開にも期待が高まる。
“小道具”を活かした唯一無二のステージング
こだわりが垣間見えたのは、一曲一曲を大切に見せる演出。それぞれの楽曲の世界観をビジュアル化したような工夫を凝らした演出で引き込み、目で見ても耳で聴いても楽しい空間を作り上げた。
パフォーマンスとリンクした映像の演出や、会場内を飛び交うレーザー、度重なるセットチェンジもコンサートを盛り上げる大きな要素に。またユニークな “小道具力”も、ふぉ〜ゆ〜ならでは。シーンに合わせていろいろな小道具が飛び出し、コンサートグッズの『オリジナルペンライト』や『スポーツタオル』を使った効果的な演出も盛り込まれた。
ファンサービスタイムでは「できる限りファンサしていきます!」と宣言し、目の前のお友達にたっぷり応える時間を用意。2階3階のお友達へは双眼鏡を使って正確に応え、その斬新な発想に会場では歓声が沸き起こった。
嬉しいサプライズにほっこり
ジャニーズ事務所のコンサート開催ガイドラインが緩和され、初めて声出しが解禁となったこの日。探り探りのお友達に向けてメンバーが声をかけ、隣の人と会話するくらいの声のボリュームを練習する時間が設けられた。メンバー以外の声が聞こえる懐かしい光景に松崎さんも思わず「泣けるぜ〜。だって久しぶりに聞いたぜ」と思いを告白。ふぉ〜ゆ〜からまた新たなアクションがスタートし、希望に満ちた大きな一歩を踏み出した。
予想していなかった出来事はそのほかにも。ジャニーズ初のLINE公式アカウントを開設し、月に5回LINE LIVE配信を行なっている彼ら。MC中LINE LIVEの話題になったとき、福田さんの「夜公演終わってすぐLINE LIVEあったら、みんな嬉しくない?」という一言をきっかけに、福田さん自ら配信の許可をスタッフに直談判。OKが出るとその場で福田さんが公式アカウントからメッセージを送り、会場を驚かせた。
心の底から“楽しかった!”と、気分が晴れやかになるようなコンサート。「Good Job」「大丈夫さ」という魔法の言葉でお互いを励ましながら、前向きな気持ちにさせてくれるふぉ〜ゆ〜のエンターテインメントには、他では味わえない魅力が凝縮されている。いつどんな時もポジティブに進んでいくふぉ〜ゆ〜の活動から目が離せない。