フランスのラグジュアリーブランド団体による、未来の文化とアーティストの育成を目的とした共同プロジェクトが3年ぶりに開催。最終回となる今回をお見逃しなく!
若い個性が光る作品の数々
ゲランの創始者であるジャン・ジャック・ゲランの主導で1954年に創設され、フランス流の“美しい暮らし”を伝える活動を行う「コルベール委員会」。ラグジュアリーブランド92社や17の歴史的文化施設が参加するこの団体の日本支社と東京藝術大学がタッグを組んだ、共同プロジェクト『コミテコルベールアワード 2022 –The beauty of imperfection–』の開催が決定。
アート界でも注目度の高い本アワード。3年間を期限として2018年から始まり、感染症の影響により延期を重ねて今年が最終回となる。2018年の「現代における人と自然」、2019年の「令和:新しい時代」に続き、2022年は、「The beauty of imperfection:不完全な美」をテーマに藝大生がアート作品を制作。シャネルやエルメス、カルティエ、イヴ・サンローラン・ボーテ、ルイ・ヴィトン、セリーヌなど委員会に参加する19のブランドがそれをサポートする。
絵画や平面作品、写真、映像、インスタレーションなどさまざまな作品形態で、若手アーティストたちが個性を発揮。本展では、一次審査を通過した12作品に加え、過去の優秀作品6作品も展示される。さらに、10月14日の授賞式にて優秀作品3点が決定。未来を担う才能を一度その目で確かめてみて。
『コミテコルベールアワード 2022 –The beauty of imperfection–』
会期/2022年10月15日(土)~10月30日(日)
会場/東京藝術大学大学美術館本館 展示室3、4
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2022/10/CCA2022.html