暮らしを豊かにする情報には常にアンテナを張っておきたいもの。フリーライターの和多亜希さんが、取材から得た今知っておきたい情報をご紹介。
「アクアイグニス淡路島」オープン!
今年、じゃらんの「もう一度行きたい島旅ランキング」において、沖縄の宮古島や江の島を抑えて1位に輝いた淡路島。パソナグループの本社移設など何かと話題も多く、カフェやアミューズメントパーク、ホテルなどがどんどん新設され、人気が高まっている。
そんな中、先月食と健康をテーマにオープンしたのが「アクアイグニス淡路島」。国営公園のPark-PFI事業(国営公園と民間企業が手を取り合う、官民連携による公園活性化事業)で初認定された施設だという。淡路島北端に位置し、神戸市内から車でわずか30分。眼前は海という好立地。心身のエネルギーチャージに訪れてみては?
インフィニティ風呂で過ごすゆるやかな時間
なによりの魅力は、海に面し、湯船の水面と海面が揃って見える幅45mのインフィニティ風呂「水着温泉 伊弉冉の湯湯(いざなみのゆゆ)」。湯温は源泉と同じ32℃に保たれ、船が行き交う様子や海鳥が低空飛行する姿を眺めながら、ゆっくり浸っていられる。遠く左手に神戸の街並みを、正面に関西空港やりんくうゲートタワーなども見られる。
プールサイドではシャンパンや生ビール、ノンアルコールカクテルをはじめとしたドリンク類が提供され、小腹が空いたら温浴カフェの軽食を持ち込んでいただくことも。4時間以内であれば再入浴もできるので、途中ウェルネススパでトリートメントを受けてもいい。夏は家族連れで混雑しやすいので、ゆっくりするには早朝や、水中がライトアップする夜がおすすめ(7時~22時まで)。
内湯では免疫力が上がるサウナが欠かせない
プール後にゆっくり体を温めるなら、内湯、露天風呂共に42度に設定されている「伊弉諾の湯(いざなぎのゆ)」へ。地下1,000mから湧き出しているお湯は、肌の潤いを長く保つ「ナトリウム塩化物温泉」。
ここでは浴室内にあるミストサウナ「座トージ」がおすすめ。12種類の天然鉱石が敷き詰められた室内では、40℃という低温にも関わらず、天然鉱石から放たれる遠赤外線やラジウムのほか、「温泉シェール層」という地層から特殊技術で抽出した天然ミネラル豊富なミストが、身体を芯から温める。血行と代謝を促進するので、デトックスはもちろん、免疫力の向上や疲労回復にも最適だという。
お風呂上りには畳の休憩室でクッションにもたれ、リラックス。温浴カフェで、淡路のローカルドリンクであるShimaコーラやShimaジンジャーはじめ、淡路島牛乳を使用したバナナジュースやミックスジュースで喉の渇きを潤すのも格別。
ウェルネススパで極上トリートメント
ウェルネス サンクチュアリー スパ「TEUZUSIKI(てうずしき)」は、世界中のメソッドを駆使し、本来のヘルシーな状態へアプローチする手技が自慢。リフレッシュしたいなら、セルライトをつぶすようなセリュドリンという独自のテクニックにより、身体の水分や毒素を追い出す「Body」というトリートメントを。リラックスしたいなら、体だけでなく、頭や顔、脳にまで付着する凝りなどのストレスを払い、心まで癒される「Body&Facial」のトリートメントがおすすめ。入浴前にトリートメントを受けると、リラックス感により体が整いやすいとか。入浴の前後どちらに施術しても、体が浄化されて和らぎ、代謝が加速されるため、体の軽やかさを感じられる。
海を眺めながら、淡路島の美食を堪能
レストランはイタリアン、和食、寿司の3店舗。10月からBBQも登場予定。どちらも淡路の旬の食を堪能できる。
●イタリアン「ペスケリア・アンコナ」
「ペスケリア・アンコナ」はイタリア料理界の巨匠、西麻布「アルポルト」の片岡譲シェフがプロデュース。ペスケリアはイタリア語で魚屋を意味するだけに、メニューは魚介が中心。淡路の旬の食材を多用したパスタやズッパディペッシェ(魚介スープ)などをコース(平日¥2,200~)でいただける。どのコースもパスタは3種類からチョイス。夏は淡路島産鱧や淡路島産玉ねぎ、フレッシュトマトといった食材を使ったパスタがラインナップ。
●新鮮正和食「風波」
「風波」は、中国で数々の5つ星ホテルの日本食レストランを立ち上げた上原叔靖料理長がプロデュースし、腕を振るってくれる頼もしいお店。定食や丼を中心に、季節によってメニューも変わるという。水揚げされたその日の魚介を盛った「風波大漁海鮮丼」や「お刺身定食」をはじめ、わかめペーストを練り込んだ麺や淡路島産の鯛をごまだれで和えたごま鯛茶漬けなども。普段使い出来るリーズナブルな価格もうれしい。
●鮨「贈」
「贈」は淡路島の超人気鮨店がプロデュース。カウンター11席だけのオーシャンビューだからこそ、予約必須。小鉢やお造りなどの日替わり2~3品に始まり、10~12貫の握りという1コース(¥9,900)で提供してくれる。この店自慢の赤酢のシャリを使い、旬のネタと調和した握りは格別。夏はハモや赤ウニが美味。また名物の鯛は通年いただけるそう。
島をバイクで颯爽と走れば気分爽快!
世界的な自転車ブランドTREK(トレック)のスポーツサイクルを80台以上完備した、レンタサイクルショップ「シクリズムアワジ」。本格的なロードバイクから、電動アシスト付きE-BIKE、クロスバイク、マウンテンバイクなど、好みを選んで借りられる。1日1組限定のガイド付サイクリングツアーでは、サイクリングコースの提案はもちろん、おすすめのグルメや宿情報もGET。淡路島の観光に最適なこと、間違いなし。
アクアイグニス淡路島
兵庫県淡路市夢舞台2-28
https://www.aquaignis-awaji.jp
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