「性教育の最初の1歩を届ける」をミッションに掲げる一般社団法人ソウレッジが、クラウドファンディングを実施中。今まさに「妊娠したらどうしよう」と不安を抱えている若い女性に、緊急避妊薬を無償で届けるプロジェクト。あなたも参加してみませんか?
私たちは、運が良かっただけ
「私自身は、緊急避妊薬を服薬するような状況になったことはありません。それはただただ運が良かっただけだと思います」
ソウレッジ代表、鶴田七瀬さんはこうつづっています。
「私は、たまたま、娘に性行為を強要しない親のもとに生まれることができて
私は、たまたま、身近な人からJKビジネスや風俗などの勧誘をされない環境にいて
私は、たまたま、過去に性行為をした相手がコンドームを使ってくれて
私は、たまたま、ピルやミレーナなどの女性主体の避妊の知識を持っていて、そしてそれを購入できるお金がありました。
4年前の夏、同じ大学に通っていた女子学生が、生後0日の子どもを死体遺棄した容疑で逮捕されました。ちなみに、日本では生まれた日の虐待死が最も多く、2週間に1回同様の事件で母親が逮捕されています。私はこの事件を思い出し、いつも『少し環境が違ったら、この事件を起こすのは私だったのかもしれない。』と思います」
妊娠は自己責任、避妊しなかった人が悪い――そう簡単に片付く話ではないということが、この鶴田さんの言葉からわかります。
私たちにできることは?
「他人事ではない」
「一人の女性として、何ができる?」
そう感じた人は、ぜひソウレッジのクラウドファンディングに参加を。
予期せぬ妊娠の不安にさらされている若い女性に、無償で緊急避妊薬を届けることを目指す今回のプロジェクト。処方して終わりではなく、その後の情報提供や、政策提言までを視野に入れています。
支援額は3,000円、7,500円、15,000円と少額から、100万円まで設定されています。
「15,000円は少し高いかな」と感じましたか?
大人の私たちでも、躊躇するこの金額で、処方できるのはやっと1錠。未成年にとって、緊急避妊薬を手に入れることのハードルがいかに高いか、実感できますよね。ちなみにアメリカやイギリス、フランスなどでは、避妊薬の無償化が政策としてすでに行われており、その結果、中絶率が減少しているそうです。
今回のクラウドファンディングの目標金額は2千万円。現在、500名以上の支援者が集まっていますが、達成率は25%ほど(3月9日時点)。All-or-Nothing方式のため、目標金額が集まらないとプロジェクトは実行されません。あなたも支援者の一人として、今まさに困っている若い女性に、安心を届けるお手伝いをしませんか?
“緊急避妊薬と性知識”で、若者に人生の選択肢を届けたい!#わたしたちの緊急避妊薬
https://camp-fire.jp/projects/view/392012