「ジャニーズカウントダウン」のスタートは1995年に国立代々木競技場オリンピックプラザ ホワイトシアターでのSMAPのステージ。翌年には神戸ワールド記念ホールでV6がステージに立ち、その後もTOKIO、Kinki Kids、J-FRIENDS…と数多くのグループが登場し、観る人へトキメキとパワーを届け続けています。このファンとともに年越しを祝う公演「ジャニーズカウントダウン 2021→2022」は、2年ぶりに東京ドームで実現し、会場に集まった4万人はもちろん出演者にとっても待望のステージに。この貴重な祭典についてご報告いたします。
オンエア前、23時からなにわ男子「初心LOVE」とともにステージはスタート
オンエアは23時45分からでしたが、会場はその前23時から、なにわ男子の「初心LOVE(うぶらぶ)」でスタート。全員揃ってカウントダウンに出演するのは初となる彼らは、バックにピンクのハートが飛び交うステージへ白いファーのついた白いコートを着て、貴公子のごとく登場しデビュー曲を披露。会場は瞬間にキラキラモードへチェンジ。その後も息つく暇もないほどHiHi Jets、美 少年、Aぇ!group、Travis Japanといったフレッシュな面々がダンスで観客を魅了しながら熱唱! それぞれの圧倒的なパフォーマンスの完成度の高さに感動すると同時に、ファンと一緒に久しぶりのこの時間を楽しみたい、と心から願っているのが伝わり、眩しさを感じずにはいられませんでした。
総合司会のKinki Kidsをはじめ、出演者はなんと総数100名!
オンエア直前にKinki Kidsとなにわ男子がステージに登場。ステージ中央で「ようこそわが家へ」という言葉から始まり、道枝駿佑さんの高身長について軽快なトークは続きました。緊張して答える道枝さんに対し、堂本剛さんの愛あるやり取りは本当に微笑ましくて、聞いているほうが楽しくなって、もっと続けて~と思うほど。オンエア開始後は、ヒットソングメドレーが13曲。なにわ男子はキラキラのピンクジャケットに着替え、ブルー×ゴールドの世界観のなかSnow Manは「HELLO HELLO」を披露。チェックの衣装にサングラスをかけたSexy Zoneの中島健人さんや大人で妖艶な雰囲気を前面に押し出したKAT-TUNの亀梨和也さんには記者席からもため息がこぼれていました。Kinki Kidsの「硝子の少年」でメドレーが終わるとステージには、全員集合してトークが始まり、その光景は眼福としか言いようがなく、そのまま24時のカウントダウンへ突入! 4万人とともに「A HAPPY NEW YRARS!!」を祝うとドーム全体が一体になって胸が熱くなってしまったほど。
続いて他グループのヒット曲をカバーする「グループチェンジメドレー」は、あの曲をこのグループが担当するのか。この人たちが歌うとまた違った雰囲気になって新しい曲に聞こえることも。光GENJIの「STAR LIGHT」をムービングステージで関ジャニ∞がカバー。ローラースケートをモチーフにした足元の大きな履物は彼らならではの洒落がきいていると同時に、ファンを飽きさせない演出、エンターテイメントに脱帽しかありませんでした。
さらに相場雅紀さんと風間俊介さんを含む「VS魂」のメンバーによる番組のテーマソング「New Again! Again and Again!」が披露される場面も。この楽曲、実は全員揃ってのパフォーマンスは2度目で、観客を前にしては初めてだったそうでスペシャルなサプライズに観客も興奮気味!
国民投票で決まった限定ユニットにドキドキが止まらない
今回のカウントダウンの楽しみのひとつでもあったのが、一夜限りのジャニーズ初夢ユニットの結成。<セクシー><元気><王子様>3つの夢のコラボパフォーマンスは、各部門のトップ5を国民投票で選んだ、まさに2022年初めてのギフト。ファンの熱い想いを届ける投票期間は12月1日~12日までの短期間だったにもかかわらず、投票総数はなんと85万7767票! その結果――<セクシー>トップ5、亀梨和也さん、菊池風磨さん、松村北斗さん、中島健人さん、目黒蓮さんは、真っ赤なバラがあしらわれたスタンドマイクで嵐の「One Love」を甘い声で熱唱。メインステージのステップ上段から登場した<元気>トップ5、重岡大毅さん、岸優太さん、森本慎太郎さん、佐久間大介さん、大橋和也さんたちによる、シブがき隊の「スシ食いねェ!」のパワフルな振りに会場もヒートアップ。最後の<王子様>堂本光一さん、京本大我さん、平野紫耀さん、山田涼介さん、道枝駿佑さんによるSMAPの「ダイナマイト」は、舞台下からゴージャスなチェアに足を組んで登場する演出で、彼らのキラキラオーラと存在感にどよめきが起こり、圧倒されるばかりでした。
あっという間の1時間の生放送。オンエアが終了した後には、グループのカラーがしっかり出たひと言ずつのメッセージが続きました。そこに共通していたのは、久しぶりにファンとともに一緒に過ごせたことへの”感謝”そして前向きな姿勢でした。さまざまなエンターテイメントが展開される今だからこそ、新たな挑戦をし続けるジャニーズの活躍から、目が離せません。