脚本家 岸本鮎佳さんがサウナへの愛を語り尽くす連載「サウナヴィッチ」。あなたもサウナの魅力を知って、ぜひ愛好者の仲間入りを!
vol.09 ガンガンととのう系サウナ
なかなか外出できないストレスを何で解消するかといったら、やっぱ、サウナでしょ!
・・・ってことで、今だからこそ、日々のルーティンのなかにサウナを取り入れるのは非常におすすめ。
今、ほとんどのサウナは、感染症対策でサウナ内での私語禁止になってますしね。
冷え性がひどい私は、この時期のサウナは本当にありがたい。
体の芯から温まり、湯冷めもしないので、ぐっすり眠れるのです。
そんななか、私はガッツリととのうサウナをまたしても発見してしまいました。
はい、こちら。
昨今、話題になっている「下町のラグジュアリー銭湯」三ノ輪にある「改栄湯」は、去年11月にリニューアルオープンしたばかり。
なので、とてもキレイで、若い女性も入りやすい。
受付スペースもこの通り。若いお兄さんが番台さんでした。
中に入ると、下町だから、地元のおばさまがワイワイやってるのかと思いきや、そんなこともなく、とても静か。
更に、オシャレなシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが完備されている(女性にとって結構大事)。
そして、肝心なサウナは6人ほど入れるいわゆる街の銭湯サウナ。
しかし、入った瞬間、私はその違いを感じた。
熱いっ!!!!!
いつも女性のサウナは男性に比べて、設定温度を低くしているサウナがほとんど。
私が行ってるところはだいたい、85〜90度くらい。
でも、改栄湯のサウナの温度計を見てたまげた。
ひゃっ!100度!!!???
久しぶりにこんなに熱い温度のサウナに出合えた喜びで、サウナ室で、泣きそうになる私。
いつもは、10分くらい入るけど、ここは8分が限界。
そして、汗をシャワーで流し、15度の水風呂へ一気にドボン!
・・・あれ?何これ・・・
軟らかい・・・
はい、コレです。
この水風呂の「軟らかい」を感じられたら、あなたは立派なサウナヴィッチ。
数々のサウナを経験したからこそ、感じられるこの「軟らかい」という水の感覚。
15度の水風呂って結構冷たいはずなのに、肌に当たる水が軟らかいと、その冷たさを感じることなく入れる。
私が好きな水風呂だ。
熱いサウナに軟らかい水風呂は、生きてて良かったと心の底から感謝できる素晴らしい体験になる。
これを三回繰り返せば、もう言うことはない。
ほかほかと湯気の出る自分の身体にボディミルクを与え、自分を労る時間・・・
そして、何かを一気飲みしたいという衝動が、自然と沸き起こる。
ここで、「はいお待ちしておりました」と言わんばかりに、サウナヴィッチの栄養ドリンク「オロポ」を飲む。
「オロポ」を飲んだことない人には是非ともお勧めしたい最強サウナドリンク。
「オロナミンC」を「ポカリスウェット」で割って飲む!
ここの銭湯には「オロポセット」(¥350)というのがある。
これを、自分の好きな濃度で割る。
黄金比は1:1らしい。
オロナミンCの酸味と、ポカリスエットの清涼感にほどよい炭酸がプラスされて、サウナ上がりにピッタリのドリンクだ。
改栄湯は、最後までいい気分にさせてくれる下町のラグジュアリーサウナ。
熱いサウナを体験してみたければ、是非行ってみてください。
サウナヴィッチにぴったりのサウナになっておりますので。
岸本鮎佳の【サウナヴィッチ】をもっと読む。