ものごとの本質を知り、本来の自分の人生を歩むための連載「オンナの生き方・磨き方」。vol.13となる今月は、いつもと様子が違う非常事態の今こそやるべき29のことについてです。
進むことを止めない
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅で過ごす時間が増えた今。この事態をどう乗り切るかで、自粛が明けたときの生活に大きな差が出るのはご存知ですか? “ステイホーム”は、“何も考えずに家にいる”ということではありません。
1. ヘア&メイクのコソ練
自分史上最高に似合う眉の研究や、上級者っぽいまとめ髪の特訓・・・。大事な予定を避けている今だからこそ、いつもなんとなくやっているヘア&メイクをこっそり自主練してみよう。自粛が明けたとき「あれ? なんかきれいになった?」といわれてしまう稀有な人を目指してみるのも悪くない。
2. 料理の腕を磨きまくる
自炊がメインの毎日に、レパートリーの少なさを痛感している人も少なくないはず。これを機にレシピを増やすもヨシ、出汁のとり方や卵料理などの基礎を見直すもヨシ、はたまためずらしいスパイスを研究をするもヨシ! 毎度の食事が美味しいだけで、人生は100倍豊かになる。
3. オンラインで出来る副業をはじめてみる
この経験を境に、ウェブビジネスの重要性は高まり、もはや必然となることが予想される今、オンライン副業について考えてみるのはどうだろう? 事態が収束した後、ビジネスのあり方はきっと変わる。そんな予想を立てつつ今から少しずつ準備してみよう。
4. 一流のオタクを目指してみる
なにかに夢中になる人生とそうでない人生にはきっと大きな差がある。これを機会に、新しい“ハマりごと”を探してみるのはどうだろう? 今や「みんなと同じ」よりも、一流のオタク=好きなことに熱中している人に注目とお金が集まる時代。それは人生を豊かにするだけでなく、生涯年収にも大きく関わってくるのだ。
5. 新たな美人習慣をスタートさせる
リモートワークや自粛で時間がルーズになってしまった人は、毎日絶対にやる“美人習慣”を始めてみよう。ヨガやストレッチなどの軽い運動はもちろん、シンプルに早寝早起きだっていい。どんなに小さくても毎日の習慣は自分との約束。それを守ることで自信がつき、美しさは心身ともに磨かれる。
6. SNS断ちをしてみる
なんとなーく見ている友達の投稿や、たえまなく流れてくるタイムラインを眺めていると、あっという間に時間が経ってしまうわりに身になることが少ないことは、みんなさすがに気づいているでしょう? 一度ここでSNS断ちをしてみよう。いつもの考えグセが自分のものではないということに気づくかもしれない。
7. 部屋着のおしゃれ偏差値を上げる
外で着られなくなったものを家着にしてる人、いるのでは? けれど普段身につけているものは予想以上にあなたの印象に影響するもの。どんなに完ペキなおしゃれをして出かけても、家での“手抜き感”は隠しきれないものなのだ。
8. 新聞を読み始めてみる
今回のことで各国の情勢や経済ニュースが気になったと同時に、分からない政治用語が多かったことにも気づいたあなたはエライ! 疑問が出来たときこそ知識を吸収する大チャンス。いよいよ本格的な新聞デビューをして、自分の意見を持つオンナになるときがきた。
9. プチダイエットにチャレンジしてみる
“コロナ太り”という言葉が飛び交うくらい、この自粛中に太った人は少なくない。自炊を余儀なくされた今、体重コントロールはすべてあなた次第!
10. 自撮り研究にいそしむ
今や自撮りは自身を上手にアピールする手段のひとつ。ベストな角度とアングルを徹底的に研究して今後のSNS発信に差をつけて。
11. リモートワークの環境整備
今後、仕事のリモート化はますます加速するはず。仕事とプライベートを分けるスペースや、通信環境をきちんと整えることはあなた自身の信頼度につながる。愛犬や愛猫からのお誘いにもときには耐えて、自宅仕事のペースをつかもう。
12. ワードローブのメンテナンスにとりかかる
ジャケットにブラシをかける、ジュエリーを磨く、シャツの襟汚れを徹底的に落とすなど、忙しい朝に気づいてもなかなか出来なかった服のメンテナンスをしよう。「服を着倒して捨てる」時代は終わって、これからはいいものを長く大事にするのがいいオンナの証なのだ。
13. 資格の勉強をする
“動けない”状況に陥り、すべてにおいてスローダウンしているこの間に、やりたくてもできなかった資格の勉強を。とくに資格に興味のない人はオンラインの英会話レッスンでもいい。正しく恐れ、予防さえしていれば、毎日を落ち込んで暮らす必要などないはずだから。
14. ZOOM飲み会にチャレンジしてみる
話題のZOOM飲み会も、きっとこれからのスタンダードになる。気の置けない友人ととことん語り、ほろ酔い状態なのに隣の部屋にはベッド。これ以上最高のシチュエーションはほかにない。
15. 前髪を伸ばすなら、今!
伸ばしかけがいちばんうっとおしくサマにならない前髪は、今のうちに伸ばしてしまおう。わざわざ美容院に行く気がおきないなら、いっそイメチェンをするのもひとつの手!
16. もしかして“一気見”のチャンス到来
海外ドラマに3部作の長編映画。いつもはなかなかできなかった一気見も、行動自粛の週末になら可能に。ときに好きなものにどっぷりつかる時間を大切に。
17. 感謝の気持ちを伝えてみる
こんな状況の中だからこそ、本当に会いたい人や心から大切な人がわかったのでは? ならばその人たちに感謝の気持ちを伝えてみよう。照れくさいならメールで。「暇だから」という言い訳も今はなにより有効だから、より気持ちが伝わる手紙もいいかもしれない。
18. 本の世界に酔いしれたっていい!
不安ばかり掻き立てるニュースをずっと眺めている必要はない。適切な情報を得たらテレビやスマホから離れて、今こそずっと気になっていた本を読みふける時がきたようだ。
19. 素晴らしい文化に触れる
「少しでも多くの人の気持ちを明るく」と、多くの団体が普段は見られない舞台裏やこれまでの名作をウェブで公開している。こんなことでもなければ出合えなかった素晴らしい文化に触れて、思いっきり心を震わせよう。心も身体も、動いていないと運動不足になって鈍る。これまで通りあなただけの感性で美しいものをキャッチできるように、心のアンテナはいつだってのばしておこう。
20. 残すものと捨てるものをはっきりと分ける
服、仕事、人間関係。命を最優先すべき事態において、あなたの生活の中で必要なものとそうでないものははっきりとしたはず。ならば、いつもの生活に戻ったときに持っていくものと、ここでサヨナラするものとを分別してしまおう。必然的にそれが出来る機会は、もう二度とこないかもしれない。
21. “ちょこちょこ掃除”をクセづける
これまで通りたまの断捨理もいいけれど、そこに期待していると人は必ずリバウンドをしてしまう。だから今こそ、こまめなお掃除習慣を。今日は玄関、明日はベッドルームというように、場所を決めて毎日一ヵ所だけ掃除をしよう。引き出し1つだけだってかまわない。合言葉は「1日1コーナー」。それだけで部屋は加速度的にきれいになる。
22. やりたいことリストをつくる
自粛が明け、いつもの日常に戻ったときに、あなたはなにがしたいだろう? “余計なこと”に時間をかけられない今なら、頭の中の雑音は止み、真の心の声が聞こえやすくなるはず。
23. “後回し雑務”を全部片付ける
メールの自動署名を作り直す、手帳の中身を整理する、スマホに保存されているいらいない写真を削除する・・・・・・いつかやらなきゃいけないと思っていながら、つい放置していたことを全部片付けてみよう。なにかのついでにやろうと思っていると“めんどくさい”が、時間を決めて一気に片付ければ“たいしたことがなかった”ことに気づくはず。
24. これからの人生について再考してみる
今回のことで少なからず命の危機を感じ、この先の人生を考えずにはいられなかった人は多いだろう。この貴重な実体験を伴ったうえでの判断は、これからの生き方を考える一助になる。
25. シンプルなひとつの作業を極めてみる
たとえばお気に入りの花瓶に花を生けてみる。またたとえば最高に美味しい一杯のお茶を入れてみる・・・・・・。これらのシンプルな作業を集中してやることは、瞑想に似たような効果があるそう。雑念を払って頭の中をリセットしよう。今もし不安にさいなまれていても、冷静さと正しい判断はきっと次の一手を明らかにしてくれる。
26. 家族との時間に浸る
いつもあたりまえにいてくれる存在をなあなあにしていたこれまでと違って、近しい人との関係性も問われている今。同居の家族がいる人は、ゆっくり話をする時間を持ってみよう。ひとり暮らしの人はぜひビデオ通話で。
27. 「時間がない」を理由にして放置していたことを今すぐ始める
「時間がない」は今や、一部の人にしか許されない言い訳。ならば、これまで正当防衛として振りかざしていたその言い訳を捨てて、ずっとやりたかたことに挑戦してみよう。それをやるための小さな準備だってかまわない。あなたが今いくつであっても、残りの人生でいちばん若いのは今! やり始めるなら今しかないのだ。
28. 良質な睡眠をとるために最大の努力を
目ざすべきはただの睡眠ではない。「良質な」睡眠ということがポイント。つまりはただ長い時間眠ればいいということではなく、そのためのベッドメイキングからパジャマ、そして日中の行動にまで気を配ってみる。質のいい睡眠はこれからの長い人生、あなたの心身を健やかに保つためにずっと役に立ち続ける。
29. なにもしない!
この自粛中に時間ができたからといって「なにかをしなければいけない」なんてことはない。大切な人を守るためになにもせず家にこもることは、今私たちが最大にできることであり、もっとも素敵なアクション。なにかしなきゃ、と焦ったら、一度できる限りのことをお休みして、自分のためだけの時間を過ごそう。あなたの健康を願う人のために。
どのアクションを選ぶにしても、基準は“あなた自身が心地よいと感じるかどうか”。
どんなにすばらしいことでも、自分磨きが自分削りになっては意味がないし、ツライ思いをしてまでやるべきことはなにもない。私たちは今「生きているだけで素晴らしい」ということを大きな出来事を通じ痛感しているとき。生きている、それ以上に素晴らしいことなんてないということを肝に銘じつつ、この前代未聞の事態をみんなで乗り越えよう。行動は自粛したとしても、日々の楽しみや気持ちのワクワクにまで蓋をする必要はないのだ。