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TRENDLIFESTYLE

2019.10.06

出会いを“運命”に変えるには?

ドッグラバーはそれこそ世界中にいて、かけがえのないパートナーとして愛犬と仲睦まじく暮らしています。パリの街にもそんな幸せそうな、飼い主&犬のカップルやファミリーがたくさん。その素敵な関係を、ちょこっと覗き見。

ゴンタとの日々

ボンジュール! 今日はパリの街角で、飼い主&ワンコのナイスコンビをインタビュー。犬のいる暮らしって、どんなかんじ?を深堀りしてみたいと思います

――どもども~。あ、寝てるか~。キミは、黒いビーグル犬かな?

......。

――あ。(想定外のルックス・・・) はじめまして。あなたのようなお顔は、初めて見るタイプです・・・。

(べろん!)

――どこかで見たような気も・・・。あー!

Photo by Getty Images

――スターウォーズの! チューバッカ!

チューバッカじゃなくて、ゴンタです。(※チューバッカのモデルになったといわれる犬種、プリュッセルグリフォンでした)

――日本名なんですね。飼い主さんが日本人だから。

飼い主さんとお散歩中のゴンタくん。プロフィールを飼い主の横山高志さんに伺いました!

PROFILE
名前 ゴンタ(ブリュッセルグリフォン/オス)
年齢 2歳
出身 生まれはブルターニュ地方
飼い主との出会い 7匹の兄弟と一緒にペットフェアでパリに。本当はパグやフレンチブルを探しに行った飼い主さんでしたが、ゴンタにひと目ぼれ。
好きなこと ボール遊び。
嫌いなもの 大きな犬とローラーボード! 見えなくなるまで吠え続けるぐらい嫌い。あとは雨の日、外に出たくない派。
好きな散歩場所 マレが好き。雨の日以外は毎同じ時間にポンピドゥセンターに行って、仲良しの犬たち(7匹!)との集会に参加。その後、セーヌ河沿いを散歩してマレに戻ってくるというのが、お決まりのコース。

散歩途中に立ち寄るお決まりのショップがあって、いつもそこで水もらったり、大好物のスナック買ってもらたりするので、飼い主より先にお店に入っていくそう。

飼い主 一人暮らしが長かったこともあって、そろそろ相棒が欲しいなぁと思っていたときにゴンタに出会いました。ペットと暮らすのも初めてで。

――ひと目ぼれ、なんですよね!?

飼い主 そうですね。最初はオスかメスかもわからなかったけど、目が合った途端に即決しました。ゴンタは、よくゴンとかゴンゴンと友達から呼ばれていて、とにかく人懐っこい性格。外ヅラがいいんですよ(笑)。

――確かに、親近感がわきまくりの、インパクトがある可愛さです。

飼い主 ちょっと受け口なので、ペットのコンクールに出場したりは無理ですが(笑)。でもその口元が可愛いのですよ。ブリュッセルグリフォンはもともと猟犬なので、筋肉質で見た目より重いんです。標準より大きく育っているのは、運動不足かな? 田舎に連れて行って、いっぱい運動させてあげないと・・・と思ってます。

ゴンタ ヨコヤマさん(飼い主)は、散歩のときにいつもボール遊びに付き合ってくれるけれど、すぐに飽きちゃうんですよ。

飼い主 ごめんごめん、頑張るよ。友達もいるし、またノルマンディに連れて行ってあげるねからね。

――うらやましい~。

飼い主 広い砂浜だとストレスなく思いきり走り回れて、ゴンタの楽しく遊んでいる姿をみると、もっと頻繁に行きたいなと思ってます。

ゴンタ もっと抱っこもして欲しぃ。

飼い主 甘えん坊なので、すぐに抱っこして欲しがるのですが・・・重いので手がシビれてきます(笑)。遠くまで散歩に連れて行くと、帰るのがめんどくさいのか、なかなか動きません。そんなとき用に、ポケットにお菓子を忍ばせています。私の教育が行き届かなかったせいか、お座りとお手ぐらいしかできないのですよ。

ゴンタ 余計なことは、言わないでぇ。

飼い主 はいはい(笑)。

――犬と暮らしてみて、何が変わりましたか?

飼い主 犬を飼ってるというか、私が飼われているかのようですね。出会ってから生活が一転して、朝は起こされたり、用足しの合図をされたり。ゴンタに操られている感じです。食事はドライフード、ウエットフード、それから手作りのチキンの胸肉と野菜の煮物のローテーション。
でもそれが苦じゃない。まるで子供のような存在です。いつもいつも手がかかりますけどね。

今は自宅を事務所にしてファッション関係のお仕事をしている横山さん。もうすぐ事務所件展示スペースが完成するので、新しい仕事場に毎日ゴンタを連れて通うことになりそうなのだとか。

「とにかく、どんどんゴンタ中心の生活に変わりつつありますね。今はゴンタ1匹で手一杯です」と笑う横山さんも、そんな横山さんを見つめるゴンタも、一緒にいることがとっても自然な、ほんわかファミリー感。

ゴンタ 見て、得意ワザ♪

――あ、それならボクもできますよ。(なに対抗してんだか)

家の中に自分以外の誰かが一緒にいて、お互いを気にかけ合って暮らす共同生活。大変だけど、面倒だけど、自分勝手ではいられないけれど、けどけど、幸せ。

犬と暮らしたいと思っていれば、出会いのチャンスはいくらでもあるだろうけれど、その出会いを特別なものと信じて、一緒に過ごす時間を大事に積み重ねていく。そんな日々が、いつしか“運命”と呼ぶにふさわしい絆になっていくんですね。
どうぞいつまでも仲良く、楽しい毎日を!

PHOTO=MANABU MATSUNAGA

TEXT=GINGER編集部

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