ものごとの本質を知り、人生をより自由かつセンスよく歩んでいくための連載「オンナの生き方・磨き方」。vol.05は、今からでも遅くない「あなかだもっと美人になる方法」です。
美人は美人に生まれてきたから美人なのではない
美しいと称えられる人たちには、絶対的条件とも言える“あること”が必ず共通しています。これ持っていなければ、いくら整った顔立ちでも、おしゃれでも、仕事ができても美人度は半減。年齢を重ねたら、その存在価値はただただ擦り減っていきます。 もともと備わっている美醜より、ずっと大切で、かなりシンプルなその条件とは?
国宝級美人たちはなぜ美しい?
私は日頃、ファッション誌の編集者という仕事柄、うれしいことにたくさんの美女に出会う機会が豊富にあります。そのジャンルは多岐にわたり、毎月必ず仕事をするモデルたちを筆頭に、女優、タレント、シンガーなどさまざま。その時々で旬な人物にインタビューすることも少なくありませんので、日本のトップから10本の指に入る美女に会っている、といっても過言ではないのですが・・・彼女たちは皆当然、美人。
姿形がこの世のものとは思えないほど整っていて、それでいてちゃんと個性がある。キリッとした知的美人、いつもハッピーなヘルシー美人、妖艶なセクシー美人。同性から見てもその魅力の多様性は、時代とともにどんどん拡大している様子。とにもかくにも、そんな奇跡を拝ませてくれた彼女たちのご両親に、思わず感謝したくなるぐらいです。
よくあるビューティ企画などで、彼女たちに「美の秘訣は?」という類の質問をするのですが、その答えに「遺伝子」と答えてあぐらをかいている人がいないのが不思議なくらい!(笑)。
国宝級美人たちは常に謙虚で、生まれ持った“財産”に甘んじない努力家なのですが、生まれ持った美をさらに進化させ続けるるポイントは、どこにあるのでしょうか?
美人と不美人はここが決定的に違う
また、私は編集者のキャリアを生かして、ときに読者の方に向けてヘアメイクのレッスンやファッションセミナーを行っています。おしゃれが好きな人から苦手な人までたくさんの方がご参加くださるのですが、実はそこでも美人とそうじゃない人の“差”って怖いくらいハッキリと、出る。
もちろん、容姿にはそれぞれ個性があっていいのですが、そういう問題ではない、大差が。
その大きな格差の原因というのはなにかというと・・・収入でも、育ちのよさでも、パートナーの有無でもなく、たった一つ「素直かどうか」ということ。
拍子抜けしましたか? 意外にも簡単なことかもしれませんが、実はこれが大きく明暗を分けるんです。
その証拠に、素直な人はレッスンのあと、ものすごいスピードでどんどん美しくなる。大げさではなく、次にあったときに一瞬、同一人物だと分からないぐらいに瞬く間に成長している。そういえば先に挙げたモデルたちでも、今現在第一線で活躍している人たちは皆、新人時代から有名になった今でもとにかく素直。
その素直さが美人をさらに美しく見せ、ひねくれた人との決定的な格差となって見た目や仕事の成果、人間関係にまで表れているのです。
アドバイスをちゃんと聞く。言い訳しない。そして実行する。活躍の場は違っていても「美人」というのは一様に皆、とにかく素直なのです。
素直さは覚悟の証
反対に、レッスンを受けてもイマイチ成果が出ない人や、せっかっくなにかの役に選ばれても鳴かず飛ばずで終わる人って、共通して素直じゃない。
「でも」「だって」を多用し、言い訳ばかりしてその場を過ごす。ひどいときには逆ギレに近い形で、アドバイスに対していちいちすべてを跳ね返すような頑固さがある。これって、指摘された自分が恥ずかしくて、つい大人がやってしまう残念な行為でもあります。
もちろん、頑固なのがすべて悪いわけではありません。アドバイスをすべて聞き入れなければいけないというわけでもない。けれど、せめて聞く耳を持つということはとても大切。他人の意見はどんなものであれ、一旦聞いてから、採用するかどうかを素直に自分と向き合って選べばいいのです。
自分らしくスタイルを貫くためにはときに頑固さはとっても大切。しかしながら、効かせどころを間違えるとそれは、ただのチャンスを逃すことにほかなりません。
素直さとは、言い換えればどれだけ腹をくくれているかということ。変わりたい、もっと成長したいという覚悟の表れです。
本当の意味での「素直さ」。これをGINGER世代の皆さんが今から味方につけておけば、未来のあなたは確実に「美人」一直線です。