GINGERエディターの「今、これが気になる」。今回はロエベの2024秋冬プレコレクションから「フラメンコ サープラス」をご紹介。
上質な余剰レザーから生み出す完璧な作品
ロエベの「フラメンコ」といえば、1980年代に発売され、2015年にクリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンにより新たにデザインされた人気アイテム。コイル状のノットでバッグを引き絞ると、まるで“フラメンコダンサーのスカート”のような表情があらわれる美しいバッグだ。柔らかに変容するフォルムが実現するのは、上質でしなやかなレザーだからこそ。
6月14日にリリースされた限定の「フラメンコ サープラス」は、上質な余剰レザーをロエベの職人の手で再利用することで生まれたバッグ。色とりどりの波をうつような紋様が柔らかく官能的なシルエットと相まって、とてもドラマティック!
このスペシャルなバッグは、メゾンが継続的に取り組むサープラスプロジェクトの一環で、創意とクラフトを組み合わせたサステナブルな取り組みによるもの。過去のコレクションで余ったレザーを利用し、高い技術をもつ職人たちがカットしたレザーを圧着して組み合わせ、それぞれのパネルに革すきを施すことで表面から薄い層を取り除く技法が用いられているのだそう。この技法により異なる色が波状に重なった層となってあらわれ、その独特の質感と美しさはまるで“岩石層や地形”を思わせる表情に。
ロエベはすべてのコレクションにおいて、高品質かつ環境負荷の低い素材を採用していて、用いるレザーの93%はレザーワーキンググループ(LWG)の認証を受けた製革業者から調達したもの。余剰レザーも活かして美しいアイテムへと繋げていくメゾンの取り組みにぜひ注目したい。フラメンコ サープラスを手にするたびに、そこに込められた想いを感じ取って私たちはポジティブになれるから!
※フラメンコ サープラスは、カサロエベ銀座、カサロエベ表参道、ロエべ 伊勢丹新宿店1F、阪急うめだ本店8Fのロエベ リクラフトで販売。
LOEWE(ロエベ)
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