日々、新製品が発売されるビューティ業界。そのなかから本当に必要な化粧品、信頼のおけるブランドを美容ジャーナリスト永富千晴さんが紹介。キレイをひと押しするメッセージとともにお届け。
ゆくゆくは細胞培養液の入浴剤入り風呂に浸りたい!
「いよいよ、細胞培養発、人工牛肉を提供する宇宙レストランがオープン!」。そんな記事を目にする未来がやってくるのかもしれない。 持続可能な社会に向かい、さまざまなテクノロジー開発が進んでいるけれど、そんななかでも「細胞培養システム」という培養技術の開発が話題になっていることをご存知でしょうか? 簡単に説明すると、牛などから採取した細胞を培養し、育て、人工食肉としての販売を視野に入れている新事業。実際、培養肉は製造が可能で、フォアグラなどは本物以上の旨味とコクがあるのだそう。
さて、その培養肉の話と化粧品に、一体どんな関係があるのか?ですが、実はこの細胞の成長工程の中で使われる「細胞培養液」に深い関係が。というのも、タマゴのプラセンタに当たる細胞を培養したところ、そこから得られる細胞培養上清液には、タマゴよりもさらに豊富なシグナル因子があることを確認。化粧品成分としての機能性検証では、ヒトの皮膚にも有用という結果が。さらに、この細胞培養エキスに含まれるアミノ酸のうち、95%がヒトの羊水や胎児血液と同等の組成をもつことが明らかに。成分として注目度の高い幹細胞エキスやプラセンタエキスなどに続く、次世代のエイジングケア成分となるのは間違いなさそう。成分名を覚えておきましょう、「セラメント」! こうした数々の検証を経てようやくデビューとなった製品が、世界初の細胞培養エキス美容液〈CONC セラメント エッセンス〉というものなのです。なんと、キー成分である「セラメント」には、217ものシグナル因子が。まるでこどもの肌に触れたときに感じるような、あのしなやかなでキメ細かな肌に生まれ変わってくれることも、夢ではなさそうな予感がするではありませんか!
ということで、早速取り寄せてみると、さすがサステナビリティを背景に誕生しているだけあり、容器もこの上なくシンプル&軽量。とろ~んとした白濁状の美容液で化粧水後の肌に程よくとろけてゆく心地よさ。乾燥や乾燥からくるゴワつき感だけでなく、肌色の糖化、酸化を防げる気がするのです。セラメントだけでなく他にも有用成分としてユーグレナエキスや次世代型レチノールなども配合されているので、肌のサイクルが整いやすくなるのも利点。まさに科学の進歩と高い研究力から誕生したこの1本。すごいなぁ。
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