12月4日、5日、ザ・プリンスパークタワー東京にて、GINGER主催の一泊二日のビューティイベント「GINGER Beauty Camp」が開催されました。「キレイになること」をテーマに、様々なBEAUTY体験が詰め込まれたこのイベントは、まさに“キレイ”のための合宿。スキンケアからメイクアップ、ウォーキングなど、美に近づくための超贅沢なプログラムを参加者全員が楽しみながら学びました。
そこで実施されたのが、人気ヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんを講師に迎え、イニスフリーの商品を使用して行われたメイクアップセミナー。ホリデーシーズンにぴったりの、華やかで洗練されたおしゃれ顔になれるメイクテクをご紹介します。
上品な華やかさがポイント!素敵な人と過ごすホリデーメイク
今回、小田切ヒロさんが「素敵な人と過ごすホリデーメイク」をテーマに、イニスフリーの商品を使ってセミナーを行いました。
「ホリデーシーズンは、デートや女子会などイベントが増えますよね(今年は、オンラインイベントかもしれませんが!)、そんなホリデーにぴったりのメイクがこちら。
いつもと違う印象に仕上げるには、ちょっとあざとい感じのメイクにするのがおすすめ。“大人”と“あざとさ”は、一見すると相反すること。あざとさは、若い人は許されますが、大人の女性ともなると、上品かつ洗練されていて、そして女性らしくあることが美徳とされることが多いと思います。でも、このメイクのポイントは、大人でも取り入れられる“あざとさ”。言い換えるならば、小悪魔感ですね、普段とはちょっと違う華やかさやミステリアスな雰囲気を出すことで、特別感のあるイベントメイクに仕上がりますよ」
ベースメイクですべてカバーしないのが、メイク上手のコツ
「まずはベースメイクから。下地はトーンアップ効果のあるものを使用して、ベースから明るく整えます。このトーンアップ クリーム(a)は、肌を明るい印象に演出するUV下地。ナチュラルで明るい肌に仕上げます。
次に、クッションファンデ(b)を顔全体に薄くのせます。うるおいを保ちながらきちんとカバーして、そして程良いツヤを出してくれるのがいい。そして、コンシーラーで目の周りや小鼻、口の周りなど、くすみが気になるところをフォローします。
ここで覚えておいて欲しいのが、ベースメイクは、ひとつのアイテムですべてカバーしてしまわないこと! ファンデーションですべてをカバーしようとする人が多いけど、それは失敗です。ファンデは極薄く重ねてヘルシーなベースを作り、赤みやニキビ、シミなどの肌トラブルや気になる部分は、コンシーラーでカバーすることが大切なんです。
また、色の選び方ですが、クマやくすみと呼ばれる肌のにごりの部分は、オレンジ系のコンシーラー(c・サーモンベージュ)を、そして顔の中央にはピーチ系のコンシーラー(d・ピーチベージュ)を使うと、明るさと温かさが出て優しい表情に。色ムラや毛穴の開きなどもカバーできます。人によっていろんなタイプの肌悩みがあるので、1色で仕上げようとせず、色を使い分けた方が均一感のある自然な肌に仕上がります。とくに肌悩みがない人は、1色でもOK。
このコンシーラーは、固めのリキッド状で、肌にのせるとほどよくうるおってマットに仕上がるのが使いやすい。ゆるめの質感で重ねるとヨレてしまったりするものもあるけど、これはピタッと密着して肌にフィットしてくれるから、とてもキレイに仕上がります。
そして、まだ肌のアラが残っていて、もう少しカバーしたい・・・という状態でベースメイクは終わり! 8割仕上げて、あと2割は残してカラーメイクに移行。というのも、ベースですべてカバーしてしまうと、これもまた失敗なんです。アイカラーやチークなどをのせることで残りの部分が自然にカバーされ、今っぽい抜け感のあるメイクに」
—「ベースメイクですべてカバーしたらダメ!」。その言葉に、参加者一同は驚きの表情に。
ポイントメイクは、一番目立たせたい部分を決めるのがコツ!
「アイメイクのポイントは、マットとキラキラのグリッター、異なる質感のレイヤード。 全く違う質感のアイシャドウを組み合わせることで、華やかさや特別感のある雰囲気を演出することができます。
まずは、マットなオレンジベージュ(f)をベースに入れます。この時、まぶたがしっとりしていると、ヨレやムラづきの原因に。マットな質感のアイシャドウを使う時は、フェイスパウダーを先にまぶたに仕込むのがキレイに仕上げる秘訣。顔全体にフェイスパウダーをつけてしまうとファンデのツヤ感を損なうので、あくまで部分使いに留めて。このパウダー(e)は、粒子が細かくてシルクみたいなのでとてもキレイなんです。フェイスパウダーで感動したのは久しぶり! アイシャドウがヨレる原因は皮脂なので、フェイスパウダーで油分を抑えておいて」
—アイブロウを描く前にも、フェイスパウダーを仕込んでおくのが、眉が消えずに長持ちするコツなのだとか。
「ブラシでまず上まぶたのキワにのせ、アイホールに向かってワイプしながらぼかします。フェイスパウダーとブレンドされてキレイなグラデーションに。次に、細ブラシで下まぶた全体に目を囲うように入れて。オレンジ系ベージュカラーだから、目の下に入れるとクマをカモフラージュする効果も。
そして、主役のグリッターシャドウ。ジュエリーのようなきらめき感が美しいレッド(h)。薬指でまぶたの中央にトントンとのせ、左右に少し広げます。下まぶたは、小指で黒目の下にのみオン。グリッターだから、ラメよりもレフ版効果が高く、ストロボのような輝きで明るさと立体感を演出してくれます。
キラキラ系シャドウは、キレイだからとつい欲張って塗りがちですが、上品な小悪魔感を出すには、瞬きするたびにキラっと光る程度で控え目に。『そのきらめき何?』と思わせることが大切。いつもとちょっと違う雰囲気を出すためにも、あからさまなのはNG。”キラキラアイテムこそ、ほどよく”、がポイントです。
そして、目を大きく見せたい人は、締め色として一段濃い色のマットシャドウ(h)をプラス。上目尻1/3にシャドウラインのように影色を入れます。同系色だからほどよい締め具合で、大人でもトライしやすいレイヤードに。アイラインではなく、シャドウラインでさり気なく入れるのがコツ」
—グリッターシャドウ×アイラインだと、やり過ぎ感が出てしまうそう。
「さらに、グリッターはまつ毛も存在感があり過ぎるとトゥーマッチなので、あえてビューラーをつけずにマスカラだけで仕上げて。この時、マスカラ下地(l)を仕込むのがコツ。根元から持ち上げるというより、まつ毛を揃えていくイメージで塗ります。下地を使うことでまつ毛にしっとりとしたツヤが出ます。大人のホリデーメイクは、質感にこだわるのがポイント。そして、マスカラは、抜け感が欲しいのでブラウン(m)をセレクト。根元から軽くとかし上げながら塗ります。まつ毛を上げ過ぎないことで目のフレームが締まって見え、マスカラでライン風に。アイラインを引かなくても十分目元を引き締めることができるテクニックです。
どちらもブラシがすごく細いから、根元、目頭や目尻など細かい部分が使いやすいのがGOOD。とくに日本人は、もともと目が大きくてふさふさまつ毛の外国人と違って、まつ毛の1本が大事。たった1本のまつ毛で顔の印象が全然変わるので、丁寧に塗ることが大切です」
「チークは、同系色のピーチオレンジ(i)。コントゥアリング(j)も使って、2色をミックスしてのせていきます。ファンデだけで仕上げるとのっぺりして顔が大きく見えるので、コントゥアリングすることが大事。まずは、頬骨に沿ってチークをのせます。この時、ブラシを斜め下から当てて磨くように塗ると、肌にフィックスされてキレイに仕上がり、ツヤが出て立体感を出す効果も。次に、フェイスラインとあご部分に、チークとコントゥアリングをミックスしたカラーをオン。こうすることで自然な陰影が出ます。
ハイライト(k)は、Cゾーンではなく、顔の中央にのせるのがトレンド。立体感はチークとコントゥアリングで作っているので必要ないんです。ハイライトの役割は、明るさとツヤ。内側からのうるおい感を出すこと。そのため、眉根、目の下、口角の下、唇の山など、あえて低い部分にのせるのがコツ。ファンデの生っぽいツヤから、上品な大人のツヤ感にシフトすることができますよ」
「仕上げのリップは、少し濃い目くらいの方がホリデー感が出てGOOD。ここで、マスクにつきづらく、色を生かすマル秘テクを教えます!
それは、アイシャドウブラシでぼかして磨きながら色をのせる、スマッジというテクニック。リップブラシだと唇表面に色がのってエレガントになり過ぎてしまいますが、アイシャドウブラシを使うと唇にフィットしながら余分な色はブラシが吸い、程よいマット感や血色感が。内側からふわっと色が染まったような自然な発色に。
さらに、ティッシュを1枚唇に当てて、上からポアブラー パウダー(a)をブラシでふわっとのせます。ティッシュの隙間から均一にパウダーがのってほどよくマットな質感になり、落ちにくくなります。最近パウダーリップが流行っていますが、こうすれば、ドライな印象が自分で作れますよ」
完成!
—瞬きするたびにきらめく輝きがおしゃれな、上品で洗練された大人の華やぎメイクに!
「今回のメイクポイントは、何といってもグリッター。大人だからキラキラなんて使えないと思わず、使うポイントを抑えれば、簡単にいつもとちょっと違う華やか顔に。シルバー、ゴールドなど、光感のある色だけだと浮いてしまうので、血色系カラーにグリッターを足してあげると、女性らしい雰囲気になれますよ。大人は、攻め過ぎても、控え目すぎてもダメ。個性を出しながら上品さを出すには、主張する部分をどこか1つに特化することが大切です。
ホリデー気分を盛り上げる、華やかなイベントメイクなので、ぜひ覚えて帰ってくださいね!」
1月に発売のスキンケア商品もいち早くブースに登場
メイクショーの後は、会場内に設置されたコスメブースへ。ショーで使用したアイテムをブースで実際にチェック。ブランドスタッフの方の商品のポイント説明に、熱心に耳を傾けていました。ヒロさんから教わったテクを、早速実践してみる参加者も。そして、1月1日発売のスキンケア「ブラックティーライン」もブースに登場し、いち早く商品をチェック!
この「ブラックティーライン」は、紅茶(ブラックティー)の持つ強力な抗酸化やエイジングケア作用、そして高分子カテキンを豊富に含んでいることに着目。ブラックティーをキー原料にした独自の美容成分が、多忙で不規則な生活から肌ストレスを受けがちな現代女性のエイジングサインにアプローチ。肌に潤いを与えてキメを整え、ハリツヤに満ちたイキイキ肌へと導いてくれるという新スキンケア。落ち着いたハーバルの香りも心地よく、「発売が楽しみ」と、インスタグラムにアップする参加者もいました。
いかがでしたか? ヒロさん直伝の「大人の華やぎメイク」をマスターして、ぜひ素敵なホリデーを過ごして下さいね。
※プライスはすべて税抜です。