ものごとの本質を知り、幸せな人生を歩むための連載「オンナの生き方・磨き方」。vol.16となる今回は、みんな意外と“やっちゃってる”、マスクがもたらすコワイ老化についてです。
withコロナといわれる時代の落とし穴
いまだにマスクが欠かせない生活が続いていますが、そこでも"いいオンナ"と"そうでないオンナ"との間に大きな差が生まれているのをご存知でしたか?
マスク姿で見た目年齢を判断されるのはアノ部分!
人の見た目を左右するのは、これまではなんといっても「顔」が中心でした。その証拠に、初対面でまずは目に入る顔立ち、メイク、表情、口や鼻などのパーツ——これらすべて顔にまつわるもの。けれどコロナの渦中において必須であるマスクは、顔のほとんどを隠してしまいます。そこで意外と見られているのが髪。あなたの髪が今、見た目年齢がいくつか、そして美人かどうかの判断基準にされているのです。
これまでは童顔で若く見られていた人でも、マスク姿になったときに意外と髪がパサついていたら? 自粛期間を引っ張って、いまだきちんとカラーリングできていない“プリンちゃん”だとしたら? これまでの若々しいイメージはどこへやら、一気に老け見えする原因に! もちろん若さを取り繕う必要はありませんが、マスク姿が疲れて見えたり、清潔感がなく見られてしまうなら・・・それはきっと髪のせい。
ただでさえ湿度の高い日本の夏、コンディションは常にベストとは言いがたいでしょう。「どうせだれも見ていないし」とメイクに手を抜いてしまいがちならなおさら、この期間にヘアケアに力を入れましょう。髪はオンナの命、そして財産です。ピカピカ・うるうるをキープして、美人度を引き上げましょう。
気を抜いていたらいつのまにか・・・な“パーツ老け”!
マスクをつけることに慣れてしまうと、いつのまにか緩んでしまうのが輪郭。「人に見られることできれいになる」とはよく言ったもので、反対に、隠された部分はどんどん気が抜けだらしなくなっていきます。
特別表情筋を使わなくとも何とかなってしまうマスク着用時、口元をあまり動かさないことで顔と首の境目があいまいになり、顔全体もぼやけて見えます。現に、自粛を経ていざ日常に戻ろうといつものメイクをしたとき「ほうれい線が目立ってきた」「どことなく老けた」と感じた人もいたのでは?
他人に会わないとなぜか老化は加速します。仕事の都合でコロナ以前と変わらず外出していたという人も、マスクによって口元だけが他人の目にさらされていないことが“パーツ老け”の原因。輪郭が気になる人は今すぐ顔ヨガや表情ストレッチを始めましょう。何となく気づいたゆるみを見て見ぬフリをしていると、いつの間にか定着している。それがアラサーGINGER世代の間に生まれる見た目年齢の差に直結します。
知らないうちに定着する!?おブスな悪いクセ
一方、マスクをしていることで際立ってくるのが目の表情。口元が隠れているからといって、気持ちとは裏腹な発言や、本音と建前の使い分けが簡単にできてしまう、と思っている人はいませんか?
自分ではなんとかその場を取り繕えたと思っていても、本音はしっかり目に出ています。「目は口ほどにものを言う」のはもちろんですが、私たちはこのマスク生活によって、目の表情から気持ちを読み取るスキルが格段にアップしています。表面的に感情が表れやすい口元が隠れているからといって、あなたの本音は隠せていないのです。
ならばこの状況を逆手にとって、いきいきとした表情や感情が伝わる目元メイクを練習するのはどうでしょう? いつかマスクを外せる生活が取り戻せたときにも、このテクニックを知って損はないはず。もちろん誠実な人間関係を基本としたうえで、より自分の意志を伝える方法をこの際会得してしまうのはアリ! ストレス発散のつもりで顔の上半分と下半分で別人のように表情を使い分けるよりも、ずっとヘルシーで、心身ともに老化を防ぐ秘訣です。
マスクひとつとってもさまざまな常識を塗り替えてしまうwithコロナ時代。そんな変化に臆することなく波を乗りこなしていけるのも、いいオンナの絶対条件です。