TOMORROW X TOGETHERは、『TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR 〈ACT : TOMORROW〉> IN JAPAN』を開催中。2025年8月のソウル公演から幕を開けた本ツアー。日本公演では、埼玉・愛知・福岡・東京・大阪の5都市でドーム公演を展開し、自身初の“5大ドームツアー”として注目を集める。今回は2026年1月22日(木)に東京ドームで行われた公演の模様をレポート。
5人の‟最高の今”を刻んだ夢のステージの実現!

BTSと同じ事務所に所属し、デビュー当初から注目を集めてきた5人。中性的で透明感のある顔立ちと高身長スタイル、そしてコンセプトごとに雰囲気を自在に変える表現力を武器に、唯一無二の存在感を築いてきた。
前回の東京ドームでは、BEOMGYUの怪我もあり、万全とは言い切れない悔しさが残った。だからこそ今回は、5人が揃って最後まで駆け抜けたこと自体が大きな意味を持つ。約3時間にわたり、全34曲を披露。3回のMCを挟みながら、トロッコは2回、アンコールは7曲という充実ぶりで、会場に‟やりきった”確かな手応えを刻んだ。
また、今回のツアーでは、5人それぞれの完全ソロステージも披露され、個々の魅力の強さと、積み重ねてきた経験値を改めて印象づけた。3月にデビュー7周年を控えるTOMORROW X TOGETHER。進化を続けながらも、少年性や“はかなさ”を失わない彼らの魅力を今一度強く感じることができたステージであった。
〈ACT : TOMORROW〉ツアータイトルに込められた物語

ツアータイトルの「ACT」は、章立てで物語を紡ぐ、TXT独自のシリーズコンセプト。
‟約束”をテーマにした前回のワールドツアー〈ACT : PROMISE〉を経て、今回の〈ACT : TOMORROW〉では、その先の‟明日”——未来へと進む、彼らの物語が始まった。
まさかのサプライズ登場に、開演直後の大歓声!!

18時、開幕を告げるように汽笛が会場に響いた瞬間、メンバーが姿を現したのはトロッコ! スタンド最上段まで埋め尽くされたドームの歓声は一気に跳ね上がる。
トロッコの配置は、左サイドにSOOBIN、TAEHYUN、HUENINGKAI、右サイドにBEOMGYUとYEONJUN。5人は白の装飾ジャケットにブラックレザーパンツの装いで、サイドスタンドのMOAにも丁寧に手を振りながら進んでいく。なかでもTAEHYUNとHUENINGKAIの明るいヘアカラーは照明を受けてひときわ映え、序盤から視線を引きつけた。
前回ツアーでは、気球での登場演出も話題をさらったが、今回は1曲目からトロッコで距離が一層近くなり、会場の温度を一瞬で引き上げた。
宇宙で一番楽しく遊びましょう!ユーモアたっぷりのMCタイム

最初のMCは全て日本語で行われ、彼らが日本のMOAを大事に想っていることが感じられた。SOOBINは「最初のステージから、めちゃくちゃパワーをもらいました!」と笑顔で語り、TAEHYUNも「今日も来てくれたMOAちゃん、ありがとうございます。今日も楽しい時間をお約束します」と丁寧に挨拶。YEONJUNの「今日は僕がMOAをもっと幸せにしてあげます」という言葉に、BEOMGYUがすかさず茶々を入れるなど、息の合った掛け合いが続く。SOOBIN「MOAのおかげで東京ドーム2日目も公演できました。今日は東京で…いや、宇宙で一番楽しく遊びましょう!」とスケールの大きな一言にも会場大歓声。
新年の抱負でカムバックを匂わせ?
TAEHYUNから「MOAもメンバーも、新年の抱負、実践できていますか~?」と話題は新年の抱負に。
HUENINGKAIが「MOAやメンバー、周りの人の健康と幸せをお願いしました」と語ると、会場からあたたかな歓声が上がる。YEONJUNは「準備している自分達のアルバムも、自分のソロアルバムも、どちらも、うまくいきますようにお願いしました。」と明かし、カムバックを匂わせる発言も。そんなYEONJUNに対し、BEOMGYU「MOAがいるから大丈夫。僕が保証…しまっせ!」という一言で再び笑いが。終始、ほっこりしたMC時間に。
ライブ後半のMCでは、HUENINGKAIが、自身も大好きな曲だという、人気アニメ、「ハイキュー!!」の主題歌「オレンジ」を歌うサプライズ演出も。この日は、「オレンジ」の作曲者バンド「SPYAIR」さんが東京ドームに遊びに来てくれていた。HUENINGKAIのサービス精神にも感服。
3つの顔でたたみかける中盤戦。動と静を切り替えるTXTの構成力

ライブ中盤は、ダークセクシーからパンクロックへ、締めはしっとりバラードと、3パターンもコンセプトが切り替わる“変化球ゾーン”。「Danger」「Upside Down Kiss」では、全身ブラック、タイトなレザー生地の衣裳で登場。炎が噴き出し、赤と緑のレーザーライトが大量に交差するなかでの激しいパフォーマンスが印象的。
「Growing Pain」「Frost」「Good Boy Gone Bad」では、一気にパンクムードへ。区切られた空間でのソロ見せや、激しいVCR、大量の紙吹雪の中での演出で会場の熱気は最高潮に!「ひとりの夜」「Farewell, Neverland」「0X1=LOVESONG…」は、5人がそれぞれ階段に座る/スタンドマイクで歌う‟静”の演出で聴かせ、後半のソロステージへ繋いだ。
‟個”の表現が炸裂。5人5色のソロパフォーマンス
ライブも後半に差し掛かり、5人それぞれの色がくっきりと際立つソロステージへ。グループの一体感とは別軸で、“個”の表現力と世界観が次々に更新されていく構成で見ごたえ十分だった。ここからは各パフォーマンスを、時系列でご紹介!
美しすぎる歌声でMOAの心をわしづかみ

ソロコーナーの一番手はTAEHYUN。青い照明と交差するレーザーライト、VCRでは羽が舞う演出と重なって、ステージ全体に“儚さ”が漂った。美しく透き通るようなTAEHYUNの歌声に心を奪われ、ソロコーナーの幕開けにふさわしい一曲に。曲が終わると歓声に加えて、拍手も沸き起こった。
東京ドームでしか見られない!?SOOBINのスペシャル演出

SOOBINは読売ジャイアンツのユニフォームに野球バットを手に登場。
「ドライブもいいけど、野球しない?」のひと言で会場は大歓声に。ブルーやオレンジのライトが交差し、VCRにはドライブ風景の演出のなか、ポップなダンスで会場は明るく、爽やかムードに! 投げKissやボールを投げる仕草まで遊び心満載のステージ。
可愛い末っ子、マンネが魅せた大人セクシー

紫のライトが交差するなか、ダンサーに囲まれ、椅子に腰かけたHUENINGKAIが登場。リズミカルなギターサウンドとセクシーな歌声で、会場は一気に大人びたムードへ。
座ったまま、しなやかに体を泳がせる所作や、長い手足を活かした振付が、上品さと艶っぽさをさらに加速させた。HUENINGKAI=‟天使”のイメージを鮮やかに裏切るギャップに、一瞬も目が離せなかった。
"憑依”から“爆発”へ――カリスマを貫いたヨンジュン

YEONJUNは正反対の2曲で魅せた。「Ghost Girl」は青い照明にスモークが漂うなか、階段上からしっとり歌いあげる。センステへ進むほど‟幽霊に恋する”役に憑依した表情が印象的。
一転「Talk To You」は、赤ジャケットに着替え、ハードロックな雰囲気に。レーザーライトと炎の演出のなかで激しく踊り、長い手足も一層際立った。ジャケットを脱いでタンクトップ姿になると歓声が爆発。曲が終わっても余韻が残り、YEONJUNコールが止まらなかった。
想いのこもった自作のソロナンバーでパーフェクトリベンジ

前回の東京ドームは、足の怪我で不本意な形での参加となってしまったBEOMGYU。この日のソロパフォーマンスには確かな決意が滲み、胸を打つ‟静かなリベンジ”となった。前回の東京ドームに残してしまった悔いへ、自分自身の力で美しく終止符を打った瞬間でもある。
不安や混乱、内面の葛藤をコンセプトに、繊細さと強さの両面を丁寧に描き切った自作ナンバーで、彼は見事にリベンジを果たした。
To be continued 彼らの約束

公演の最後、5人はMOAへまっすぐに感謝を伝えた。
SOOBIN
「僕は練習生の頃から、東京ドームが夢のステージでした。皆さんのおかげで夢を2回も叶えることができました」「次もここで皆さんに会えますよね?」
HUENINGKAI
「僕は二日間とても幸せでした、僕たちはまた戻ってきます」「こうしてたくさんの愛をいただいた分、お返ししないわけには行かないですよね。」
BEOMGYU
「二日間東京ドームの公演はまるで夢のようでとても幸せでした」「僕たちがこうやって二回も東京ドームで公演ができて、しかも会場を埋めてくださるのは、決して僕たちだけの力でできることではありません。ずっと愛を送ってくれるMOAの皆様のおかげです。」
YEONJUN
「夢のステージである、東京ドーム公演をかなえてくださってありがとうございます。広い会場を埋めて下さって、心から感謝いたします」「次もまたここでまた素敵な姿を見せられたらうれしいです。」
TAEHYUN
「一日幸せな日でした」「どこにいてもまた一緒に会いましょうね」「今日は本当に幸せでした、ありがとうございます」「大好きです」 ※日本語で
5人が観せてくれた完全体の東京ドーム公演。この夢の続きをまたこの場所で観たい…と誰もが思ったはず。

