日々生まれいづる悩み、誰かに相談したい。読者の皆さんのお悩みを“ゆるり”とキャッチして、“くるりんぱ”とひっくり返して、幸せの種に! この連載「お悩みゆるりんぱ」で、ベッキーさんがポジティブな方向へと導きます。
丁寧に丁寧に関係を築く
ベッキーです! 一年で一番楽しい季節、ネンマツネンシ! 皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は温泉に行ったり、お弁当作りから解放されてゆったりな朝を過ごしたり、最高です! とりあえず自由に食べたり飲んだりして、七草粥で調整します(笑)!
では2025年ラストゆるりんぱ、いってみましょう!!
バツイチを隠せと言われた問題
彼からのプロポーズにOKして、彼のご両親に挨拶に行くことになりました。私はバツイチなのですが、彼からそのことをあえて両親に言う必要はない、むしろ隠しておいて、と言われました。いきなり言うかどうかはさておき、隠すというのもどうなんでしょうか。たとえば「結婚式は一生に一度のことなんだから・・・」みたいな会話になったときに、もし黙っていたら、私は嘘をついたことになりますよね。隠すなんて、まるで悪いことをしたような扱い。彼のその固定観念をひっくり返すような、上手い伝え方はないでしょうか。(みさと)
わぁ! リアルなお悩みですね。でもこのお悩みは、放っておけません。この問題に対するアドバイスは十人十色ありそうですが、私なりの考えをお伝えしますね!
結論から言いますと、バツイチであること、言ったほうがいいです。でも、今は言わないほうがいいです。
まず、みさとさんの心のケアとして、ずっと嘘をついたり隠したりするのってしんどいですよね。一個嘘ついたら、それにまつわるトークをしたときに毎回嘘つかないといけない。これは心がすり減ります。なので、必ずその状況にはピリオドを打ちましょう。一生苦しみながら生きるのは変です。しかも、みさとさんの大事な足跡なんですから。離婚が大事だったということでなく、すべての出来事が足跡となって今の出会いに結びついてるわけなので、過去の自分は否定しないであげましょう。
さて、言うタイミングについてです。パートナーさんは『言う必要ない。隠しておいて』って仰ってるんですよね。この言葉の真意がわからないのですが、パートナーのご両親の性格は、パートナーさんが一番よくわかってるのでたぶん今は言わないほうがいいんでしょうね。おそらくご両親は“バツイチ”を“ネガティブ情報”とみなす世代 or 性格でいらっしゃるのかもしれないですね。なのでそこは確かに積極的に言わずにいていいかもしれないです。『初婚同士がよかったのに!』とマイナスからのスタートになるとちょっとその先不安というか。私は離婚経験ある方を“マイナス”とはまっっっったく思わないですけど、世の中にはそういう方いますし、パートナーさんもたぶんネガティブな先入観持たれたくないと思ってるんでしょうね。人間関係においてスタートダッシュは大事です! まずは離婚経験あることを伝えず走り出しましょう!
そしてそのまま、頑張って義両親とのいい関係を築いてください。ある程度絆が深まったあと、お伝えするのがいいと思います。『実は…』と。たぶん『なんでもっと早く言ってくれなかったの?』とはなるかもしれませんが、そんなのは覚悟の上。たぶんずっと嘘をつく辛さに比べたら大したことないので乗り越えましょう。私だったらこんな流れで伝えますかね。
でも今一番大事なのはパートナーさんと計画をすり合わせすることだと思います。『いつかは話したい』『ずっとは隠せない』『嘘つくのしんどい』としっかり伝えましょう。もしそれでも『いや、隠して』と言ってきたら『私の過去を否定された気持ちになる。あの過去があるお陰であなたとも出会えたわけだし、あなたが私の過去を受け入れてくれたように、ご家族にも受け止めてほしい』と伝えましょう。一つひとつのことをクリアにしていって、最終的にスッキリするのがいいと思います。
…とアドバイスを書きながら、なんかもう言っちゃえば!?という風にも思えてきました。私の意見も揺れ動く事案ですねこれ。
1. あとで言うパターン
パートナーに、いつかは離婚歴があること義両親に伝えたいと言う→義両親といい関係を築く→『お話ししてなかったんですが、離婚歴があります。』という→もういい関係が築けてたので問題なしエンディング!
2. すぐ言うパターン
パートナーに『苦しいからもう伝えたい』と相談をする→義両親に伝える→そんな過去があるのでパートナーさんとの出会いもあったと思えてるとポジティブに伝える→引かれても、受け入れられても関係ない! ドンと構える!
さて、今ある2つの選択肢を読んでどちらがしっくりきたでしょうか! どちらにしても、丁寧に丁寧に義両親との関係を築くのは大切な気がします!
笑顔で、謙虚に、感謝の気持ちを大切にしながら、でも自分の心はしっかり守って、いい決断をしてみてください!
なんとかなる!
なんとでもなる!
どうなっても、大切な人が近くに数人いれば人生は生きていける!!
そんな感じで頑張ってみてください! 応援しております。
ということで、みなさま、今年も「お悩みゆるりんぱ」を読んでいただきありがとうございました。初めての方も、常連さんも、大切な時間をここに充ててくださり嬉しいです。
2026年、最高で最強な一年にしましょうね!
みなさまの幸せを祈っております!

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ベッキー
1984年生まれ。神奈川県出身。14歳で子ども向け番組『おはスタ』でデビュー。以降、バラエティやトーク番組、雑誌などで活躍。近年では、映画・ドラマにも多数出演しており、“憑依型の役者”と演技力にも注目されている。大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では日本橋・商家の女将 タケ役で出演中。活動の幅はメディアにとどまらず、洋服のデザインや絵画制作、自身のYouTubeチャンネル「ベツキイ!!!!」も配信。Prime Video「シークレットNGハウス」好評配信中。Netflix「あいの里シーズン3」のMC続投も決定している。
https://becky36.com/
Instagram @becky_dayo

