「ヒーローになりたい」。岩崎碧が先輩・高橋文哉からもらった言葉を胸に抱いて

俳優・岩崎碧さんがGINGERに初登場！　それを祝して、岩崎さんのデビューまでと現在をたっぷりインタビュー。愛らしい人柄が見える5つの質問にも注目です♡

オーディションに撮影、毎日奮闘中！

2025年、俳優として活動をスタートした岩崎碧さん。芸能界入りは「まさかな出来事」だという。

「小さい頃からヒーローが大好きで、いつかなりたい、いつかなれると思っていたんです。でも、これまで普通に生きてきて、当然そんなこともなく。大学に入って、カメラが好きな友人に出会ったことで、街中で写真を撮ってもらうことが増えたのですが、その写真を見た今の事務所の方に声をかけていただいたんです。最初はとにかく驚きましたし、お話を聞けば聞くほどこの仕事に惹かれていく気持ちが大きくなりました」

少年だったころの芸能界への憧れがデビューへの背中を押した。そんな岩崎さんの初出演作品となったのが映画『80年後のあなたへ』。これは若手俳優の登龍門である「私の卒業プロジェクト」で、これまでも数々の俳優を輩出してきた。岩崎さんは、過去最高の1,300人を超える応募者のなかから、出演者ならば誰もが羨むメインキャストの座をオーディションで掴み取ったのだ。

「『受かったらいいな』という気持ちはずっとありましたが、オーディションはそう簡単に通るわけじゃないと聞いていたので『当たって砕けろ！』の気持ちで挑みました。役が決まったと聞いて、すごく嬉しい気持ちがあった反面、現場に入るまでは不安が大きかったです。だから、レッスンに通って1から演技のいろはを教えていただいたり、映画やドラマをたくさん観てインプットしていました」

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初めての演技。ひとりで準備や練習を重ねたうえで、カメラの前で表現する。楽しいだけではない挑戦となった。撮影が終わり、連日の不安やプレッシャーから解放されたと思った矢先、事務所の先輩でもある高橋文哉さんと会話する機会があった。

「『絶対に自分を過信してはいけない』とアドバイスをいただいたんです。『満足してしまったら、これから先が大変だ』と。それまでは普通の学生だったし、憧れの世界に入れて少し舞い上がっていた自分にハッとしました。文哉さんの言葉を胸に刻んでからは、オーディションに受かっても、自分の実力だと満足せずに『運が良かったな』『周りのサポートのおかげだな』と考えるようになったので、あのとき声をかけてくださって感謝しています」

初めてばかりの毎日に、岩崎さんは周囲の人の言葉を胸にチャレンジを続けている。そんな岩崎さん、実は俳優になると決める前に志していた職業があった。

「高校生のときから体育の教員になることを目指していました。中学生のときは『学校がつまらない』と思って過ごしていたんです。でもそれを楽しくしてくださった先生がいたおかげで、『僕も先生みたいになりたい』と思って勉強を始めていました。でも、俳優という道を選んだことで、その先生だけではなく、これまでお世話になった方々、支えてくださった方々に恩返ししたいという気持ちが生まれました。一歩ずつだけど、いずれ誰もが知っているような俳優さんになれるように頑張ります！」

もっと岩崎碧を知る5つの質問

性格を一言で言うと？

「素直だね」と言っていただくことが多いです！　自分では、良くも悪くも素直なのかなと思います。思っていることをストレートに言ってしまうし、顔にも感情が出やすいタイプです…（笑）。

自分を構成する3つのコト

ラーメン
ラーメンが大好きで、多いときは週3のペースで食べに行きます。家系か鶏白湯がお気に入り。鶏白湯は、コラーゲンがたくさん入っているので罪悪感はあんまりないです！　最近控えていたからそろそろ行きたいです！
スポーツ
サッカーは9年、バスケットボールは3年やっていました！　今でも、部活で一緒だった友達とグラウンドや体育館を借りて楽しんでいます。スポーツをやっていて良かったなと思うことは、“礼儀”を教えてもらったこと。今の仕事においても大切な礼儀を身につけられたのは、貴重な経験でした。
睡眠
ネコを飼っているんですが、ほぼ毎晩一緒に寝ています。夜になるとベッドにやって来るんですが、可愛くてたまらない…！　でも、イヌ派かネコ派かと聞かれると、実はイヌ派。おじいちゃんが大きいイヌを飼っていたこともあって、小さいころから溺愛していました。ネコには内緒でお願いします（笑）。

休みの日の過ごし方は？

服のリメイクにハマっています！　サイズ感やシルエットなど、自分が理想とする服がなかなか見つからなくて…。そんなときにたまたまSNSで自分で服を作っている人の動画を見て、「それだ！」と思い、古着屋さんで服を買ってリメイクしてみたらすごく楽しくて。ミシンでバーっと、パンツを10本くらいは作りました。最近ではバッグを作ったりして、趣味になっています。

大事にしているものは？

母からもらったお財布です。初めてもらったのは中学3年生の卒業のとき。それを20歳まで使って、20歳の誕生日にまた革の財布をくれたんです。僕、イヤホンや鍵、たまにスマホまで無くしてしまうんですが（笑）、財布だけは無くしたことがなくて。革だから触り心地が良いし、これからもっと味が出てくるのが楽しみです。