中島健人がソロデビューへ！新アルバムは“キラキラだけではない僕の一部”を表現

今年3月にグループを卒業し、新たなステージで活躍する中島健人さんが、12月25日（水）にリリースするアルバム「N / bias」をもってソロデビュー！　さらに、1月には3daysのワンマンライヴも決定。どんな想いでアルバム制作にあたったのか、今後控える活動について語ってもらいました。

ソロデビューアルバム「N / bias」リリース決定！

今年、12年間にも及ぶグループ活動から卒業した中島健人さんは、この数ヵ月を経て感じたことを告白。

「まず、日頃、本当に多くの方に支えられているんだなということをソロになって、より感じました。ステージ上には一人で立っていますが、実はチームみんなの意識や気持ちを背負って立っている感覚です。でも、僕が背負いたくて背負った責任なので、今の自分にとってすごく大切なものかもしれないですね。改めて新しいフェーズに入って、身の回りの環境を認識することの大切さを感じています。僕のチームの環境はすごくいいんですが、そこに甘えないようにしないとね」

そのチームと現在絶賛制作中というのが、12月25日（水）にリリースされるソロデビューアルバム「N / bias（ノンバイアス）」。

「改めて『初めまして、中島健人です』と名刺になるようなアルバムです。『僕はこういう人生を生きています』『僕は今こんなことを考えています』というようなことを表現したくて、僕の頭の中にあるフレーズやメロディを具現化しました。『N / bias』のNはあえて大文字で表記していますが、Nとはネオであり、Nとはナチュラルであり、さらにはNは中島であるという意味を込めているんですが、自分の素の部分が表れているアルバムになると思います」

中島さん個人の体験や感情にフォーカスをあてた内容で、これまでの自身に対する評価や偏見を振り払い、人間としての殻をやぶっていく決意を込めた1枚。そこには自然体の中島さんが見えるのだとか。

「僕はアイドル属性ですしBORN TO BE IDOLなので、これまでの16年間、皆さまのおかげでキラキラした人生を過ごさせていただいていますが、本作は僕のキラキラアイドル“だけではない”部分にフォーカスしています。喜怒哀楽や紆余曲折あったこと、あえてそこにフォーカスしているので、ギャップを感じるかもしれませんが、それも僕の一部なので楽しんでいただけたら嬉しいです」

作詞作曲も多く手がけているという今作において、新たな挑戦はあったのだろうか。

「本当に贅沢な時間だったんですが、ミュージックビデオの撮影に2日かけました（笑）。打ち合わせの段階で、数日欲しいとリクエストさせていただいたんですが、それが実現できて嬉しかったですね。一曲目から『え、マジ！？』ってなると思いますよ。来年はヘビ年なので、（首を覆いながら）「あれ？　噛まれた？」ってなるかもしれない（笑）。全容はまだ内緒なんですが、すべてにおいてとにかく時間をかけて制作していますし、すべての演出が僕の仕業ですからね」

そうニヤリと笑う。そんな制作の日々に幸せを感じているという中島さん。ソロになってから、より“出会い”が増えたそうで。

「今回、同世代のクリエイターたちが集まっているんです。エネルギーが有り余っているような人たちが一つの作品を作っているので、最上の心地良さを感じているくらい楽しいですし刺激を受けています。どんなにスケジュールが詰まっていても、アルバムの制作は楽しいですね。また、今年、東大出身のアーティスト（※GEMNとしてキタニタツヤさんとユニットを組み、アニメ『【推しの子】』第2期オープニング主題歌に！）にダンスを教えるというすごい経験もできて、縁の巡り合わせをすごく感じています。この一年、自分が歩んできた表現の世界とはまた違う新しい世界の方とたくさん出会えて、今は超融合している段階。新しい方と出会ったことで“新しい自分”とも出会えた気がしています」

ライヴへの想い、そして目標も…

そして今回、ワンマンライヴ「KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025 “N / bias”」も発表。今年4月にファンクラブ「I AM:U」を立ち上げ、来年1月に久しぶりにファンである「U:nity」との再会を果たす。

「多くのファンの皆さまに支えられていることを実感して、直ちに恩返しできる場所がほしいと春のタイミングで考えていて、それを体現できるのはやはりライヴだと思っていたので、実現できてうれしいです。感謝の気持ちが溢れているので、ここまで応援してくれているファンの方にまずは感謝を届けたいです。そして、これから応援してくださるであろう方々に対して『これが今の中島健人です。もし良かったらあなたのお時間をください』というようなライヴになればと思ってます」

そう話す中島さんはライヴに対して、もうひとつ強い想いを持つ。

「ワンマンライヴではありますが、フルモデルチェンジした僕ではないですよ。ザ・アイドルのライヴステージになる。目標でいうと、会場内の盛り上がりが外に漏れるような世界観を作れたらいいなと思っています。会場を出たときに『このライヴ、絶対観に行ったほうがいいよ』って誰かに言いたくなるようなライヴにしたい。たとえば、素敵なブランドのお店で買い物をして、紙袋を持ってお店を出るお客さんの顔ってすごくキラキラしているんです。自信に満ち溢れていて『明日これを着て新たな気持ちでスタートさせるんだ』って顔をしているのを街でよく見かけるんです。僕のライヴでも『明日から胸張って頑張ってみたいかも』『もっと素直に生きてみたい』って思ってもらえるようなライヴ作りができたらうれしいですね」

会場だけで完結しないライヴ作りを目標に。さらに、秘めたる中島さんの目指す音楽性について聞くと、“ジャパンポップスのアイコンになりたい”と語気を強める。

「実は、自分が目指すべき音楽性の方向性は定まっていて。僕はジャパンポップスのアイコンになりたい。そのジャパンポップスというのは、分かりやすい日本の文化――着物や侍、忍者…ということではなくて、そして国内の王道ポップスということでもなくて、70's、80's、90'sの海外で再評価受けたニューミュージックのことです。日本の良いところをベースにした新しい音作りや表現作りでアイコンになりたいと強く思っています」

自身の進むべき道がスポットライトで照らされているかのように、明確に具体的に今やっていることや今後の展開を話す中島さんは、まっすぐ芯があってロマンティックで輝いていて、とにかくカッコいいひと。まだ見ぬ中島さんの姿や想い、音楽、表現…今の“中島健人”が詰まったデビューアルバムにぜひ注目を。

中島健人（なかじまけんと）
1994年3月13日生まれ、東京都出身。2011年に男性アイドルグループ「Sexy Zone」の最年長メンバーとしてメジャーデビュー。2024年3月にグループを卒業し、ソロ活動に専念、近年では主演映画『桜のような僕の恋人』（Netflix）、『お前の罪を告白しろ』（松竹）、ドラマ「しょせん他人事ですから」（テレビ東京）に出演。11月8日からHulu オリジナルドラマ「コンコルディア/Concordia」の配信がスタート、2025年2月28日には主演映画「知らないカノジョ」の公開を控える。
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