アーティストとして、そして俳優として、さまざまな顔を持つ松村北斗さん。そんな松村さんは、何事にもまっすぐで自分の気持ちに正直に“好き”を貫いている。今、彼の心を掴むものって何?をインタビュー!
1. 誕生日に買ったネックレス
服に興味が湧いたのはアイドルを好きになり、ライヴ衣装を魅力的だと思ったのがきっかけ。服を意識的に買ったのは小学校高学年かな。憧れるスタイルの服を着たいという気持ちが芽生えたときでした。プチプラ、ハイブラ、古着のお店…いろんな所に買いに行きます。
少し前になっちゃうけど、2023年の誕生日に親友がランチに連れて行ってくれて。普段はあまり飲まないお酒を飲んで、浮かれて、ネックレスを買って。今はそれを毎日のようにつけています。実は高校1年のころ、首の後ろが荒れやすくなってから、ネックレスはほとんどつけていなかったんです。でもライヴの衣装で少しずつ慣れていったのか、だんだんと大丈夫になりました。やっぱりいいなと思って、その後、立て続けに2本買いました(笑)。
2. 映画『夜明けのすべて』と、その現場
映画『夜明けのすべて』撮影で、勤務先の栗田科学でのシーンは、演者が全員ずっとセットのデスクにいるんです。お昼もそこで食べていて、光石研さんがみんなに話を振って回したり…と和やかで、本当に映画のまんまというか。「うわ! 栗田科学だ」と感動しました。しかも日に日に、お昼ごはん中の会話がしょうもなくなっていって、昔からみんなそこにいたような感じになっていくのがすごかった。カットがかかってもガラッと変わる人がいなかったです。
この先、今作を何回も観ると思います。また聞きたいセリフがあるし、また観たい表情もある。生活のリズムに良い影響を与える曲みたいな感じなので、なんとなく目と耳に入れるために流してもいい作品だなと。「自分が出てるからでしょ?」と思うかもしれないけど、本当に、好きな映画です。ちっちゃい映画館みたいに、作品のフライヤーとかポストカードをマスキングテープで部屋の壁に貼っちゃうかも。そのくらい、けっこう、好きです。
3. プロダクトとして、可愛いもの
雑貨や、グラフィックが素敵なアイテムも好き。「氷」と一文字描かれたTシャツを持っていて、それは服というよりも、グラフィックが可愛いプロダクト、という気持ちで購入。ほかにも「東京」や「フクスケ」が描かれたTシャツもあるけど、ファンの方から「こういうのが松村北斗っぽいだろうと思って着てそうだな」と思われていそうで、恥ずかしいなと感じるときがあります(笑)。
基本的に一度好きになると長いほう。昔憧れていた人や好きだったものは、今改めて考えても「やっぱり好きだな」って思う。でも現在のその人のことを変わらず好きってわけでもないし、好きだったものの新作が登場したからといって、絶対に手に入れたいわけでもない。それはまた、別だったりするので、“好き”って難しいですねぇ…。
映画『夜明けのすべて』
PMSによるイライラが抑えられない藤沢さん(上白石萌音)と、パニック障害を抱える山添くん(松村北斗)。友達でも恋人でもないふたりの特別な関係を描く。
監督/三宅唱
原作/瀬尾まいこ
※2024年2月9日全国ロードショー
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松村北斗(まつむらほくと)
1995年6月18日生まれ、静岡県出身。SixTONESのメンバー。最新アルバム『THE VIBES』が現在発売中。’24年最初の主演映画『夜明けのすべて』が2月9日に公開予定。
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