漫画の蔵書は2,000冊以上、漫画を読んでその世界に浸っている時間が快感という高杉真宙さん。その理由と自分のととのえ方、気持ちいいと思うことについてインタビュー。
高杉真宙、漫画でデトックス!
自宅に漫画の蔵書は2,000冊以上、漫画を語ったエッセイも書いてしまうほどの漫画好きな高杉真宙さん。
「仕事が終わってお風呂に入って眠る前、ベッドで漫画を読む時間は至福ですね。何もかも忘れて没頭して、そのまま寝落ち。漫画ってすごくデトックス効果があります(笑)」
そうして自分をととのえ、向かう現場。
「僕は、役が体に降りてくるみたいな経験はしたことがなくて。ノートに自分が演じるキャラクターについて書いたりして考えを整理し、それを積み重ねて作っていくタイプ。ごくまれに、考えていたものと、現場の雰囲気がバチッてハマるんですよね。その瞬間がやっぱりこの仕事をしていて一番快感」
医師を演じた主演映画『いつか、いつも……いつまでも。』の現場でもその瞬間を体験したそう。
「食卓を大勢で囲んでいるシーン、長いワンカットでした。誰がどこで何を食べるかとか、タイミングも難しかったけど、みんなが自然と『あ、これかも!』と感じるものが一度で撮れて、すごく気持ち良かった」
食卓を囲むシーンが多い本作、高杉さんは食べることが快感に繋がるタイプ?
「食べることは好きだけど、別にグルメではないです(笑)。でも今回、シーンごとに出てくる家庭料理は温かくて美味しくて、『このカットでなるべくたくさん食べてやろう!』って心掛けてました。最近大勢で食事をする機会が減ってしまったから、その雰囲気もまた、気持ち良かったんですよね」
高杉真宙の快感LIST 01 まだ見ぬ新しい作品に出合いたい!
あらゆる漫画を読んでみたい、まだ読んだことのない新しい漫画を見てみたい、そういう気持ちが強いです。日々勉強していないと新しいものに出合うってなかなかできないから、アンテナを立てることも大事。友人に聞いたり、話題になっているものはアプリでちょっと読んでみたり面白かったら単行本を買うとか、いろいろ試し中。やっぱり漫画は紙で読みたい派ですから!
高杉真宙の快感LIST 02 チームゲーで仲間のために!が気持ちいい
ゲームと漫画とアニメ、これが僕の快感ですね。でも最近は主にゲームにかかりきり。「ヴァロラント」っていうチームでやるゲームにハマッてます。味方の役に立つことができたり、周りを見てうまく合わせられたとき、すっごく気持ちいい。もともとチームで動くのが好きだから、みんなで作品を作る、今の仕事をしているんだってことに、ゲームをして改めて気が付きました!
高杉真宙の快感LIST 03 笑ってもらえる快感を知った!
僕はもともと空気を読めないし、「面白くないヤツ」と小さいころから言われ続けていて、自分でもそのことがちょっとしたコンプレックスでした。でも最近バラエティ番組に出演させていただく機会が増え、先輩方にいろいろと助けていただきながらではありますが、自分のトークや動きで笑ってもらえたりすると、もうすごく快感! だから今はひたすらバラエティを見て研究しています。いつかは、私生活でも「面白いヤツ」になるのが、今の人生の目標!
『いつか、いつも……いつまでも。』
監督/長崎俊一
出演/高杉真宙、関水渚ほか
2022年10月14日(金)全国公開
https://itsuitsu-eiga.com/
高杉真宙(たかすぎまひろ)
1996年7月4日生まれ、福岡県出身。2009年俳優デビュー。「仮面ライダー鎧武/ガイム」で注目を集める。現在映画『異動辞令は音楽隊!』が公開中。10月放送開始のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」に出演。