ポジティブな発信で、パワーをくれる花上惇さん。SNSで注目を集め、総フォロワー数は約50万人を誇る。そんな今注目の花上さんが募集したお悩みにアンサー！ 花上さんからのメッセージを通して、あなた自身を愛せますように。
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お悩み02. 自分をどう肯定していいか、わからない
私は昨年30歳になりました。これまで周りから評判、期待、何より世間体を気にして生きてきたことで勉強や仕事もそれなりに上手くやってきました。しかし、ふと自分を客観視した時に上手くやってこれたのは運が良かっただけで実は「何の強みも無い、やりたい仕事も、趣味もない、面白みのない人間」である事にとてもコンプレックスを感じています。周りの仕事や趣味に情熱を捧げる人を羨ましいと感じつつ、安定思考なので思い切って飛び込むような勇気も持ち合わせておらず…。そんな自分をどう肯定して愛していけば良いでしょうか。（杏子の蕾さん 30歳／会社員）
花上惇からのアドバイス「そう悩めるあなたが素晴らしい」
自分の人生に点数が付けばいいのにね。“ここまで取れたらあなたは合格です”みたいな。
そうすれば、あとどのくらい、そして何をどう頑張ればいいかが分かるじゃない。
人の魅力も、その人生も数値化できないものだからこそ迷うし悩むわね。
私もかつては今のあなたのように、周りからの期待や評判を気にして生きていたわ。
当時働いていた職場では、“仕事ができない奴”と思われるのが嫌で、とにかくイエスマン。
頼まれれば、自分の業務以外の事までこなしたの。
やらなければならない事と、その責任はどんどん増えるのにお給料は横ばい。ただただ時間だけが食い潰されていく。
せっかくのアフターファイブもクタクタで家に帰り電池切れ。
気がついたら朝になっていたわ。
本当はずっと芸能界を志していたのだけど、仕事以外の時間帯でその活動に注力する心の余裕と時間の余裕、そして経済的な余裕もなかったといった感じね。
今思えばそれも甘えだったと思うけれど。
話を本題に戻すわね。
私自身のエピソードをお話ししたのは、あなただけじゃない事を伝えたかったから。
20代後半～30代前半にかけて、誰しもに訪れる気がするの。
“私このままでいいのかな”期。
社会に出てキャリアを重ねるほどに立場も上がり、学生時代のように叱ってくれる人もいなくなる。
私の強みって何だろう、進む道はこれでいいのか、この10年で何を培っただろう、と。
私は運も実力のうちだと思う派なので、あなたがこれまで運で乗り切ってきたと仰る事も、その運を引き寄せる力のある、あなた自身の魅力の一つだと思うのよね。
あなたは自分自身を“面白みのない人間”と言うけれど本当にそうかしら？
私から見れば、こうして葛藤を抱えながらも自分を変えたい、愛せるようになりたい、とここに相談を送ってきてくれるあなたは十分に素敵な人だと思えるけれど。
“客観視”なんて言うけれど、そんなのそもそも不可能じゃない？ 憶測でしかないもの。
私があなたを素敵だと思うように、人が自分をどう見てるかなんて分からないと思うの。
あなたが感じてるコンプレックスは、誰かにとっては魅力的に映るかもしれない。
強みがない、面白みがない、そう悩めるあなたが素晴らしいのよ。
それがあなたの強みじゃないかしら。
あなたに贈る、今日のひと言
It's okay not to be okay.
（大丈夫じゃなくても大丈夫よ）
完璧になろうとする必要はないのだから。
花上惇（はなうえじゅん）
1992年1月19日生まれ、富山県出身。2020年7月にTikTokを開始し、そのポジティブな発信が注目を集める。2022年、Instagramでも本格的に投稿を開始すると、勢いよく20万フォロワーを突破。2022年8月現在、TikTok25万人、Instagram23万人のフォロワー数を誇る。TV出演の経験もあり、2020年10月に放送された「THEカラオケ☆バトル」（テレビ東京）で優勝。その美声にもファンが多い。山羊座のAB型。
Instagram @jnp92119
TikTok @junpi92
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