今、日本ラグビー界で注目の選手・竹山晃暉さん。前回に続き今回は、竹山さん自身を作るキーワードをご紹介。ストイックな「辛ポイント」と、知られざる「甘ポイント」に分けて魅力を大解剖!
竹山選手の「辛ポイント」
今は永遠に続かない。だから全力投球を続ける
緊張感を常に保っていないといけない仕事ですが、でも僕は緊張することを楽しんでもいるんです。だって10年後も今と同じ役割が与えられるわけではありません。今しかできないことを、全力投球で楽しもうかなと。もちろんつらいときもありますが、そんななかでもうまくいくと、より楽しさが倍増しますから。
ミスした試合のVTRを何度も繰り返し見て学ぶ
ミスは仕方ないですが、2度3度と続くようならプロ失格。ミスをした試合のVTRを何度も見て何がいけなかったのか徹底的に研究します。プロはドライな世界でもあり、だめなところを指摘してくれる人は少ないので、自分で見つけないといけません。そしてもし指摘してくださる方がいたらしっかり耳を傾けたい。自分のプレイは完成することはありません。ずっと階段を上っていかないといけませんから。
竹山選手の「甘ポイント」
サーフィン&ゴルフでリフレッシュ
休みの日はチームメイトと朝早く起きてゴルフかサーフィン。休みくらいチームメイトと離れたらいいのにね(笑)。前日は楽しみすぎてワクワクして、朝もアラームがなる前から起きてしまう。サーフィンは6歳から始めました。ゴルフは、ゴールキックを蹴る感じと似ていますね。集中して打てると気持ちがいい。ベストスコアは87!
コーヒーLOVE!ラテアートにも挑戦中
子供のころ、母が毎朝ロイヤルミルクティーを淹れてくれていたんです。だからかティーカップを前に人と話すことが、今もとても癒やしになりますね。チームがある熊谷のコーヒー屋さんにもよく行きますよ。そこでファンの方、コーヒー好きの方、両方と交流するのもとても楽しい。最近はエスプレッソを自分で淹れてラテを作ったりもしています。ラテアートもやっていますが、ハートを描くのってすごく難しいですね〜。
ファンからのメッセージはすべて目を通し返信
最近はファンの方との直接の触れ合いは減ってしまったから、できることは何でもやりたいんです。子供のころに大ファンだった選手が丁寧にサインしてくれたことが忘れられないから、僕もできる限りファンに返していきたい。僕はファンの方あってですから。リーグ優勝の日の夜は、アドレナリンが出ていたのか、かつてないものすごいスピードで返信ができました(笑)。
竹山晃暉(たけやまこうき)
ラグビー選手。埼玉パナソニックワイルドナイツ所属。1996年生まれ、奈良県出身で、3歳からラグビーを始める。2019年に埼玉パナソニックワイルドナイツ入団。2022年にリーグ優勝を果たした。