自身がプロデュースするワンマイルウェアブランドiNtimité（アンティミテ）が5周年を迎え、老舗アイウェアブランドのアイヴァンとコラボしたことでも話題になった佐々木希さん。ブランドへの想いや、ファッション観を伺った。
おしゃれに欠かせないのは機能性とデザイン性！
「今日は何を着よう？と考えることが、朝の楽しみのひとつ。服しだいで1日のテンションが変わりますし、おしゃれをすることが元気の源でもあります。最近のスタイルは、子育て・仕事・お出かけ仕様の3パターン。子供と遊ぶときはパンツ、お出かけはワンピースなど、シーンによって使い分けています」
とにかくファッションが好き、と目を輝かせる佐々木さん。アンティミテの制作にも、その情熱を注いでいる。
「立ち上げ当初から変わらず“おうちではリラックスできて、そのまま外にもいける服”がコンセプトです。私自身、シンプルだけどデザイン性があって、飽きのこない服が好きなので、作る服にも自分の思いを詰め込んでいます。トレンドに流されないデザインでもあるので、同じアイテムを5年着てくださっている方もいらっしゃって。それを聞いた時はとても嬉しかったです」
タテ糸に、100年以上歴史のある染色工場でインディゴロープ染色をしたムラ糸を使用したデニムワンピース。前身頃と後ろ身頃が繋がっているパターンも特徴的。デニムハーフスリーブワンピース￥24,200／アンティミテ その他／スタイリスト私物
忙しい毎日のなか、アイロンがけが必要なものや、クリーニングに出さなければならない服はお手入れが大変。そんなお手入れ事情も、アンティミテならストレスフリー！
「私はアイロンをかける時間があれば他のことをしたいと思ってしまうタイプなので、お手入れが楽なことは大前提！ そういう意味でも、アンティミテの服はほとんどウォッシャブルで、お手入れいらずです。オンライン販売を基本にしているからこそ、期待を裏切りたくありません。洗濯によって着心地の良さや品質が落ちてしまわないかテストを行うなど、とことんこだわって愛情を込めて作っています」
つけるだけで洒落感アップのアイウェア
メガネ（INE-5000 col.DIVR/G）￥37,400／アンティミテ バイ アイヴァン
素材もすべてメイドイン・ジャパンで、丁寧なものづくりにこだわるアンティミテ。2022年4月、緻密なデザインとクラフトマンシップが魅力のアイヴァンとのコラボが実現した。
「テンプル部分に凸凹加工を施してジュエリーのようなデザインにしたり…つけているだけで気分が上がるような“よく見るとおしゃれ”感を演出しています。カラー展開にもこだわりました。ミルキーなグレー色のメガネは、つけるだけで不思議と顔色もトーンアップして、肌の透明感が増すのでおすすめです」
メガネはファッションの一部というほど、メガネコレクターでもあるそう。コーデするときのポイントは？
「メガネを立てたいときはシンプルな服が多いですね。シンプルな服には、黒縁などインパクトのあるメガネを選びます。花柄ワンピやフェミニン度の高い服のときは、サイドのテンプルが細いものなど、繊細なデザインを選んだり。服に合わせてコーディネートしています。
何を合わせたらいいかわからないという方は、まずはシンプルコーデに合わせてみてください。Tシャツ×デニムの日にメガネを持ってくるだけで、一気におしゃれ度がアップすると思います！ 私がよくするのは、全身鏡を見て何かが足りないなって感じたときにメガネをつけること。それだけで、コーデがまとまることが多いので、メガネのパワーは絶大です！」
何かを決断するときは長期的視点で！
ブランドを手掛ける以外にも、俳優、モデルとしてマルチに活躍する佐々木さん。多くの仕事が舞い込んでくるなか、どのような基準で選択しているのだろう。
「目の前のことも大事ですが、将来なりたい自分を思い描いて、そのために今できることはなにか考えて決断しています。そういう岐路に差し掛かるたびに、今こう考えているんだ、こうなりたいんだ、と自分を見つめ直すきっかけをいただけて、とても感謝しています。さまざまなことに柔軟に対応できる人になりたいですね」
佐々木希（ささきのぞみ）
1988年2月8日生まれ。秋田県出身。2006年芸能界デビュー。以降映画やドラマ、CM、雑誌など多岐に渡り活躍中。現在はドラマ『やんごとなき一族』（フジテレビ系列・毎週木曜22時〜）に出演中。また、ワンマイルウェアブランド『iNtimité（アンティミテ）』を手掛ける。
