4月3日にアメリカ・ラスベガスで開催された「第64回グラミー賞」に出席し、単独パフォーマンスを行なったことも記憶に新しいBTS。4月8、9、15、16日には、ラスベガスのアレジアント・スタジアム(Allegiant Stadium)で「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LAS VEGAS」を開催。4日間で20万人を動員した、熱狂のステージの様子をお届け!
幕開けは『ON』!
3月にソウル蚕室(チャムシル)総合運動場メインスタジアムで開かれた 「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - SEOUL」以来、約1ヵ月ぶりに開催された対面コンサート。 ARMY BOMB(ペンライト)を手に、今か今かとBTSの登場を待ちわびるARMYたち。待ちに待った開演と同時にオープニング映像が流れ、「WE DON'T NEED PERMISSION」の文字が浮かぶLEDパネルが上昇。その向こう側から紅白の衣装に身を包んだ7人が登場! 大勢のダンサーを従え、「ON」のパフォーマンスからライヴがスタート。会場には言葉にできない高揚感があふれ、地響きのような歓声と熱気は最高潮に。「ON」に続けて、7人が「FIRE」「DOPE」「DNA」とパワフルなダンスが光るナンバーで会場のムードは加速!
「DNA」でエネルギッシュな姿を見せた後、ジャケットルックでステージにカムバック。繊細なハーモニーが特徴の「Blue & Grey」で会場が一息ついたところで、「Black Swan」を披露。冒頭のパワフルなステージとは打って変わった、妖艶なフォーメーションパフォーマンスで会場を魅了。その後、大ヒット曲「Blood Sweat & Tears」「FAKE LOVE」で再び会場のARMYは大熱狂。
「Life Goes On」ではARMYをバックに記念撮影をする演出が♡
ライヴも中盤に差し掛かった頃、コロナ禍にリリースされた「Life Goes On」を披露。巨大なポラロイドカメラがスクリーン上に突如現れ、メンバーがカメラに向かってポーズを次々と決め、最後は会場のARMYをバックに記念撮影をするというメモリアルな演出も。“それでも人生は続いていく”というメッセージの楽曲からはメンバーの熱い想いやこれまで思うように活動ができなかった歯痒さ、そしてファンへのメッセージをこれでもかというくらい熱く感じ、ARMYたちの心をさらに鷲掴みに。バンドアレンジによる「Boy With Luv」に続き、世界的大ヒットを記録した「Dynamite」「Butter」のステージは、「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」のハイライトシーンの1つ。ダンスブレイクではスタジアム全体に歓声が鳴り響き、ARMYたちの興奮は最高潮に! 軽やかなカジュアルルックに着替えたメンバーはトロッコに乗り込み、スタジアムを周回しながらARMYと久々に再開できた喜びを分かち合う姿も。アッパーチューンの「Stay」「So What」、さらにはヒット曲「IDOL」を披露し、パワフルなパフォーマンスでARMYを圧倒した。
エンディングの挨拶ではARMYへの愛が爆発
最後の挨拶のパートで、JUNG KOOKは「素晴らしい夜になりました! 僕が毎日笑顔でいられる理由は皆さんなんです。どこにいても、何事もなく健康でいてください」とARMYにメッセージを送った。J-HOPEはラスベガス最後の夜を惜しみながら、「僕たちに特別な思い出をありがとう。またこのラスベガスに戻ってくるまで、絶対に忘れません。皆さん、愛しています!」とARMYへの感謝と愛を伝えた。さらに、負傷中のJINに対し、「どうかメンバーJINに大きな歓声と拍手をお願いします。怪我のなか、ここまで仕上げたメンバーJINがBEST」と称賛。Vは「僕たちのコンサートに来てくれて、楽しんでくれてありがとうございました」と話し、JIMINは「みなさんの歓声に癒されたというだけではなく、これまでの9年間、みなさんが僕らの存在理由だと、もう一度感じさせてくれました」とARMYへの愛を伝えた。
JINは「今回、メンバーに迷惑をかけてしまいました。メンバーが協力してくれたおかげで、素晴らしいパフォーマンスに参加することができた」と自身の怪我について言及。J-HOPEやVがJINに駆け寄り、メンバー愛を覗かせるシーンも。SUGAは「今日は本当に楽しい時間を作ってくれてありがとうございました。愛しています」とARMYに感謝の気持ちを伝えた。ARMYたちの鳴り止まないRMコールの後、マイクを手にしたRMは「このコンサートは、パンデミックを乗り越えた皆さんへの贈り物をイメージしていました。朝6時にスタジアムの周りをジョギングしながら、皆さんからもらえる愛を決して当たり前だと思ってはいけないということを確信しました。皆さん、大好きです。僕らはいつでも一緒です」と当日朝にスタジアム近辺に出没していたという仰天告白とともにARMYへの思いを語り、メンバー全員とのハグで最後のMCを締めくくった。
公演終了後にはサプライズ発表が⁉︎
この日の公演の最後のステージは「Permission to Dance」。ステージ終了後には過去映像が流れ、これまでの活動に思いを巡らせて込み上げるものがあったARMYも少なくないはず。フィナーレを迎えたと思いきや、会場のスクリーンにはBTSの新たな活動を暗示する「WE ARE BULLETPROOF」、「2022.06.10」という字幕がサプライズ登場。昨年7月のデジタルシングル「Permission to Dance」以来、約11ヵ月ぶりにニューアルバムが発売されることが発表された。今年6月13日にデビュー9周年を迎えるBTSとARMYにとってさらに特別なアルバムになること間違いなし。 今後もBTSから目が離せない。