Z世代のポップアイコンとして脚光を浴びるAyumu Imazuさんが新曲「破片」をリリース! 歌だけでなく、作詞・作曲からダンスの振り付けまで自身でこなす多彩な才能に注目です。
自分のすべてを捧げてきたもの
6歳からダンスを始め、14歳でアメリカへアーティスト留学。現在はアメリカと日本の2拠点で活動するAyumu Imazuさん。アーティストとして活動しだすのも自然な流れだった。
「小さい頃からダンスをやっていて、音楽は常に身近にありました。洋楽もすごく好きで、よく聴いていました。いつか本場アメリカでエンターテインメントを学びたいという気持ちがあり、留学しました。歌うことに意味を持ち始めたのは、15歳頃。ギターを始めて、コードを調べて弾いていくうちに、曲を作ってみたいという気持ちが芽生えました」
留学先で新たな刺激を受け、YouTubeやアメリカでの活動で注目を集めるように。そこにかける情熱は、計り知れないものがあった。
「ダンスと歌に全集中できる環境で育ったこともあり、そこに自分のすべてを捧げられるという感覚がありました。努力することも小さい頃から心掛けていて、何かを諦めた経験はありません。ダンスを一時的に嫌だなと思うこともありましたが、やめたいという気持ちを持ったことはありません。“好き”という気持ちにプラスして、何かを極めることに喜びを感じられるタイプなのかなと思います」
新曲で届けたい想い
ダンス以上に、作詞・作曲などの音楽活動に力を入れ出した今。切ないバラード調の新曲「破片」の歌詞からは、言葉選びへのこだわりも。
「この曲のテーマは、恋愛をはじめとする人間関係。相手に対して“こうあってほしい”という理想の人物像を作り上げてしまうことにより、相手が成長して変わっていくときに、裏切られたと感じたり、その変化までを愛せない・認めたくないという気持ちが出てしまうことへの葛藤を描きました。
歌詞で相手を表す言葉を“あなた”“貴方”“君”と分けたのも、完璧な貴方、理想の君、今までのあなた…など、同一人物だけど、そのすべてを愛せない、ということを表現したかったからです。
人間関係で息が詰まることも多いと思うので、この曲を聞いて気持ちが楽になればいいなと思うし、共感してもらえる曲だと思っています」
これまで数々の選択・決断をし、アーティストとしての道を歩き始めたAyumu Imazuさん。決断を迫られたとき、心に留めていることを聞いてみた。
「決断は、僕自身すごく得意というわけではないですし、難しいことだと思います。でも常に感じているのは、自分の周りにある環境が今の自分を作っているということです。決断を迫られた時に、“自分で決めないと”とか、“これは本当に自分で出した決断なのか”という疑問が出てくることもあるけれど、そういうときこそ僕は“周りの環境に影響されて今の自分がいる”ということを忘れないようにしています。そうすると、もっと気が楽になるし、今一番これが正解だと思う決断をしやすくなる。全部自分で決めたいというのもわかるけど、意外と不可能なこともあると思っています」
“音楽は感情を表現する一つのツール”であり、将来的には自分がしてきた経験を次の世代に伝えていきたいと話すAyumu Imazuさん。今後どのような選択をして、どんな道を歩いていくのか。彼の活動から目が離せません。
Digital Single「破片」
甘く切ない恋心を「破片」にたとえ、両者のすれ違う切ない心情を歌ったバラードナンバー。1年前にフッと浮かんだというテーマを、自身の経験を軸に落とし込んだ歌詞とメロディに共感が集まっている。
Ayumu Imazu
2000年5月12日生まれ、大阪府出身。2019年3月よりダンスパフォーマンスを交えたカバー動画をYouTube公開し、Bruno Mars「Finesse」のカバー動画は約100万再生を記録。2020年9月に2nd EP「Waves」をリリースし、iTunesチャートは最高11位にランクイン。2021年8月に「Juice」でメジャーデビュー後、9月30日にはTVアニメ『SCARLET NEXUS』第二クルーエンディングテーマを「Stranger」で担当。