男のカッコよさを無限に引き出して写真に収めることができる、写真家・荒木勇人さん。特に20代の若手俳優を撮らせたら右に出る者はいない! そんな荒木さんがレンズ越しに見るものとは?
これまでの作品から、彼なりの“カッコいい”の定義を導きます。
山﨑賢人
「言葉ではなく、心で交わすキャッチボールができるのが賢人。1+1=2じゃないってことを教えてくれた人で、そして僕の写真を自由に解き放ってくれた人でもある。だから彼を撮っているときは、いつだって“超楽しい!”」
『山﨑賢人 2021年カレンダー』
荒木さんが撮り下ろした最新の山﨑賢人さんの、卓上タイプ全13ページのカレンダー。自然をテーマに水、火、空、植物などをモチーフにして撮影。
横浜流星
「自分の道をしっかり一歩ずつ踏みしめて生きてきたであろう横浜流星からは、自ら築き上げた自信と色気を感じる。僕が撮る流星の写真には、表面は決めていても、内面は決め込まないゆとりが写っているはず!」
眞栄田郷敦
「初めて会ったとき、郷敦はまだ19歳。にもかかわらず、彼は今、何を表現するべきかをはっきりわかっている。それって日本人にはあまりない感覚で。だから僕も、郷敦のことは真っ正面から正々堂々と撮らざるを得ない」
眞栄田郷敦 1st Photo Book 『natural』
10代最後の“ありのまま”を荒木さんが撮り下ろした一冊。本人が得意のサックス演奏を音源化し、名曲「You Raise Me Up」をカバー。曲をイメージした、新しい形の写真集。
佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBE)
「写真集の撮影でハワイに滞在しながらレンズを通して実感したのは、誰よりも広い視野を持っていること。いつでも周りの状況や人のことをちゃんと見ているから、いろんなことに気付けるし、大樹にしかない強いパッションを持っている」
佐藤大樹 1st写真集 『STEP BY STEP』
25歳の誕生日である2020年1月25日に発売。ハワイの大自然のなかで、荒木さんとの息の合ったセッションにより、彼の多彩な表情と鍛え上げられた肉体が撮り下ろされた。
リモート撮影した作品が一冊に!
「新しく発売した作品集は、自粛期間中に福士蒼汰くん、磯村勇斗くん、佐藤流司くん、塩野瑛久くんとそれぞれZoomでセッションをしたものを一冊にしたんだけど、このアイデアをくれたのは福士くん。彼はいつも僕の道に明かりを灯してくれる人なんです。そういう才能を秘めている男もまた“カッコいい”の条件になるんだと思う」
『HAYATO ARAKI PHOTO BOOK ZOOM SESSION』
荒木さんが福士蒼汰さん、磯村勇斗さん、佐藤流司さん、塩野瑛久さんをWeb会議アプリのZOOMで撮影した写真集が発売中。テーマは“遊びと挑戦”!
詳しくはこちらをチェック
荒木さん最新作品集『ZOOM SESSION』にも、“カッコいい”の神髄が潜んでいそうですね。リモート撮影という新しい写真の可能性にも、ぜひ注目してみてください!
荒木勇人(あらきはやと)
2009年より活動開始。現在までに450冊以上の雑誌のカバー、1500人以上の人物を撮影。福士蒼汰、山﨑賢人をはじめ、今をときめく人気俳優の写真集や広告、ポスター、カレンダーなど活動は多岐にわたる。前作『SESSION』では、無所属の男たち175人を鬼気迫る思いで撮り下ろした。必要のないものをすべて削ぎ落として男たちと向き合ったソリッドな作品集は、「男を撮らせたら日本一」とメディアに取り上げられた。