“カッコいい男”には表と裏があるもの。今をときめく演技派俳優、中村倫也さんはどうでしょう。艶っぽいスーツをさらりと着こなし、大人の色気も漂う彼。この記事では、中村さんの”カッコいい”価値観を深堀りします
人気俳優が次に挑むのは、スーツが似合うクールな男
もはや"二面性"だけでは語れない、変幻自在な役者。それが中村倫也という存在。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の”ゆるふわの大学生”から、ドラマ「凪のお暇」の"メンヘラ製造男"、また最新主演映画『人数の町』の周囲に流されがちな青年まで、まるで異なる役柄にもかかわらず、それぞれに真実味を持って演じてきました。
そんな実力派俳優が次に挑むのが、エリートビジネスマン。新ドラマ「この恋あたためますか」では、輝かしい経歴を経て社長となった若き青年を演じます。ビシッと決めたスーツが似合う、勝ち組街道まっしぐらの男性。
「わかりづらい優しさを持つ男だと思います。野心にあふれ、高い目標を掲げているけど、青臭さを残し、角が取れぬまま転がっていく。それが成功を収めたり、人間関係でつまずいたりなどのドラマを生んでいきます。時に彼の複雑な心模様、いわゆる”わかりづらい優しさ”がにじみ出るので、その側面をベースに演じていきたいです」
表層的なものより、その奥のカッコ良さに憧れる
そんな中村さんが考える“カッコいい男”とは?
「カッコ悪いところを見せられる男、じゃないでしょうか。今まで出会ってきたカッコいい先輩方、なかでも『将来こうなりたい』と感じる人々には、どこかちょっと"抜け"や"ダサさ"のようなものがありました。でもいざ仕事となると、それが味わいや個性となって評判を呼ぶ。
でも本人はそのことに悩んでいたり、僕のような若手にその姿を見せる隙や寛大さまで備えていたりする。そんな姿にずっと憧れてきたし、心底カッコいいと思って生きてきたんです」
「自分に厳しく、他人に優しい。これがその先輩方に共通していたことかもしれません。嘘を誠にするのがこの仕事とするならば、少しずつ他人の嘘に敏感になるのもこの仕事の特徴。
表層的なものより内面的なものに目が行くし、見た目や振る舞いよりその奥にあるカッコ良さを知りたい、極めたいと思うようになります。外見が美しいこと、装いが洗練されていることはもちろん素晴らしい。けれども僕は、カッコ良さは生きざまにこそ宿ると考えるようになった。さまざまな横顔を見せてくれた先輩方に心から感謝しています」
TBSテレビ 火曜ドラマ「この恋あたためますか」が絶賛放送中!
スイーツ開発をしながら甘い恋が爆誕する「スイーツ×ラブ」ストーリー。コンビニチェーンの社長とアルバイト店員がコンビニスイーツの開発を通して、互いに引かれ合う姿を描くラブストーリー。樹木はコンビニで無気力にアルバイトをする日々を過ごしていたが、ある日偶然、樹木が働くコンビニチェーンの社長・浅羽と出会ったことから運命が変わっていく——。
毎週火曜22時から放送中です、お見逃しなく!
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