9月18日(金)からAmazon Prime Videoで全世界独占配信スタートするAmazon Original ドラマシリーズ『誰かが、見ている』。同じ舞台と主要キャストを中心に繰り広げられるコメディドラマ“シットコム”形式は、17年前に三谷幸喜さんとタッグを組んだ『HR』と同様、ライブ感あふれる展開とクスッと笑えるエピソードが早くも期待されています。その見どころとともに、ステイホーム中に香取さんが行っていたことについて聞いてきました。
演技人生初のトラブルメーカー役に挑戦!
三谷×香取のタッグといえば、大河ドラマ『新選組!』をはじめ、映画『ギャラクシー街道』、舞台『日本の歴史』など数多くの魅力的な作品を創り出しています。そのふたりが今回挑戦した『誰かが、見ている』は、“シットコム”作品。
そもそも“シットコム”とは、シチュエーションコメディの略で、『奥さまは魔女』『フルハウス』や『フレンズ』のように観客の前でお芝居をし、シーンごとに収録を止めることなく続け、観客の笑い声も一緒に収録されているドラマのこと。
17年前にも『HR』という作品で、“シットコム”をやってはいるものの、今回は全8話。それも「どこから見ても、どこを見ても面白い」という“笑いの宝庫”というから見逃せません。
予想もしない失敗を繰り返す黄色いつなぎがトレードマークの主人公 舎人真一(とねりしんいち)を演じる香取さん。見た目も動きも話し方も、かなりインパクトのある彼のキャラクターづくりについて伺うと——。
「大人なんだけど子供でもあるような、可愛さを残したいなとは思っていました。ただ、動きは現場で台本を読んで動いたときに出来上がったというか。事前に家でどうしようとか考えてはいませんでしたね。いろいろなキャラを今までに演じてきているので、この仕草ってあのキャラでやってるな、とか自分のなかでリサーチはしました。
そんななかでなんとなく“前歯”を出してみたら、こんなやつ、今までいないな、自分の中に・・・と、隙あらば“前歯”を出す・・・みたいな感じでした。ちなみに、この真一は、三谷さんの5歳のお子さんを意識されて作ったようで、お子さんの動きを香取慎吾が演じたらどうなるか。それをイメージして組み立ててくださいとは言われました(笑)」
また今回の作品には数多くの豪華ゲストが登場。特に7年ぶりの共演となる稲垣吾郎さんとのシーンも必見!
「吾郎ちゃんと一緒にセリフを言い合う芝居は、ほぼ初めてに近かったのですごく新鮮でした。ただ、収録現場では自分のことで精いっぱいでしたし、吾郎ちゃんも初めてのシットコムでしたから、こういうときこそ、余計な会話はしなかったかも。長い付き合いのなかだからわかるというか。終わって“お疲れ様っ”といった声もかけずに終わっていたかも(笑)。あっ、現場の最後には、写真撮っていいSNS用に・・・ぐらいの会話でした」
家で過ごすことが多くなった今だからこそ、この作品への期待も高まりますが、香取さん自身、ステイ期間中に体験したことは?
「YouTubeのヨガ動画を観ながら、実際にやってましたね。最終的にはヨガマットまで買いました。よく美しさの秘訣は?と女優さんに質問していて、その答えが『ヨガです』と聞いていましたが、その良さがまったく分かっていなかったんです。
でも今回、ヒーリング音楽とともに、すごく気持ちよくて、3分ストレッチ、5分エクササイズ・・・と、うっすら目覚め、わかりました」
最後に、この作品の見どころを改めて伺うと。
「通常の舞台だと、セリフ忘れちゃった、ダンドリが上手くいかない・・・は失敗になって、次の日ちゃんとしたものをやって、同じものができるのが舞台のいいところ。でも“シットコム”はそうはいかず、その場で乗り切ってクリアして、乗り切った時のみんなの“ハッ”とした瞬間、その感覚が好きです。コンサートやライブに近いかもしれませんね。人生のピンチは勘弁ですけど、こういったワクワクするピンチは好きなんです。三谷さんの作品って、観終わったときに笑顔で『やられたなー、最高だな』って思える。この感じをより多くの人に味わってほしいなって思います」
書斎の壁に穴が空いていることからスタートし、その穴の向こうに見える隣人の舎人真一の予想を超えたユーモラスな姿に虜になっていく隣人。覗かれている部屋は彼の部屋なのか。誰の部屋なんだ。その先に、思わぬ事態が次々と発展していく『誰かが、見ている』。繰り返し、何度でも、観るたびに新たな発見が隠されていて、ハマってしまうこと間違いなしです。
Amazon Original新ドラマシリーズ
『誰かが、見ている』
9月18日(金)Amazon Prime Videoにて独占配信
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