すでに“推し”がいる人も、まだ“推し”がいない人も・・・ドラマや映画で“気になるアノ人”を、もうチェックしましたか? 眼福すぎるイイ男たちの推しポイントをGINGERがご紹介。
今回は、映画『砕け散るところを見せてあげる』の主人公・清澄を演じた中川大志さんにフィーチャー。どこにでもいるような高校生を演じ、無邪気に友達と騒いだり、不器用な恋に一生懸命だったり・・・中川さんの自然体な演技は、青春の甘酸っぱい気持ちをかり立て、エモーショナルな気持ちにさせる、その姿は必見です!
全力で挑んだ平凡な高校生役
小説『砕け散るところを見せてあげる』が、奇才・SABU監督を迎えて映画化。主人公のごく普通の高校生・濱田清澄を演じる中川大志さん。
「清澄は学校中で嫌われている蔵本玻璃を救おうとひとりで立ち上がって、やがてふたりは心を通わせるようになります。高校生の恋愛って、とにかくもどかしい(笑)! でもその感じが観ているほうでも、ほんわかとした気持ちになるんじゃないかなと思います」
ストーリー後半、ほのぼのとした空気は一転。清澄も気迫に満ちた表情を見せます。
「出来上がった作品には、自分でも見たことがないような自分が映っていました。画面で見たらものすごく大変そうだったけど、実際はそうでもなかったなんて撮影もあるんですよ。でも今回は、川に入るシーンをはじめ、どれも感じたままの過酷さでした。僕が本当に苦しんでいる姿も見られます(笑)」
玻璃の“ヒーロー”になろうとした清澄。では、中川さんにとってのヒーローは?
「子供のころのヒーローは『スパイダーマン』で、スパイダーマンになりたかったんです。でも実は、高所恐怖症なんです(笑)。さっき(撮影中に)、窓の外を見てみたら、やっぱり怖かったです(笑)」
そんなお茶目な中川さん、実はとってもアクティブな性格。特に“釣り好き”として知られていて、休日も外に出かけることが多いそう。
「釣りは小学校低学年からの趣味なのでかなり長いですね。そのほかにも、写真、サバイバルゲーム、キャンプ、スノースクート・・・かなり多趣味なんです」
なかでも、最新の“推し”は?
「ゴルフです。先輩たちは口を揃えて『若いうちからやっておくといいよ、どうせやることになるんだから』って言うんですよ。もし女性で『ゴルフをやっている』という方がいたら、僕、それだけで、好きになっちゃうと思います(笑)!」
もうすぐ22歳。仕事に対する姿勢にも変化が現れたのだそう。
「以前は“完璧にやらなきゃ”と自分を追いこんでいましたが、今は流れに任せている感が強いです。仕事の目標はあまり立てないですね。やれるだけの準備をして、自然体の自分で、目の前の仕事に飛びこむ。そうすると自分も知らなかった、自分からはみ出した部分も見えてくるようになりました。なので今、自分がこの先どうなっていくか楽しみなんです」
中川大志(なかがわたいし)
1998年6月14日生まれ、東京都出身。2009年俳優デビュー。’19年NHK連続テレビ小説「なつぞら」に出演。主演映画は、『きょうのキラ君』『ReLI FE リライフ』『虹色デイズ』『覚悟はいいかそこの女子。』など。
『砕け散るところを見せてあげる』
【出演】中川大志、石井杏奈、堤真一
【監督】SABU
【原作】竹宮ゆゆこ
『砕け散るところを見せてあげる』(新潮文庫nex)
近日公開
©2020映画「砕け散るところを見せてあげる」製作委員会