まさにGINGER世代ど真ん中を生きる、田中みな実さん。場を仕切り、盛り上げ、ボケもツッコミもこなす知的な仕事人として、コスメ愛を探究する美容賢者として、チョコレートをこよなく愛する乙女として、その人気と注目度はますます上昇中。 そんな彼女が本音で綴る連載コラム「田中みな実 ここだけ話」。今回はみな実さんの“とほほ・・・”なつぶやきです。(編集部)
今回のテーマ:フェロモン香水
久しぶりのメンズとの食事の予定。色気のある会ではないにせよ、ほんの少しおめかしをして出掛けるのは気分がいい。外はもわっと湿度を帯びて生ぬるく、真夏の装いでもおかしくないくらいだったけど、先日新調した秋物のブラウスに袖を通し、新作のリップを試し塗り。ブラウン系はメンズにはちょいと濃ゆいかな? ここは無難にピンクベージュか・・・。いつもはつけない香水も、今日なら少しくらいいいかしら、と引き出しを漁っていると、「むむっ、コレは」。何時ぞやネットで購入したフェロモン香水が!!(笑)
随分前のことになるのだけど、当時お付き合いをしていた彼との関係に悩んでいた時期に血迷って、手あたり次第こういう商品をポチってた。薔薇の香りで男性を魅了するというサプリや、お風呂上がりにつける魅惑のコロン、モテる香りのシャンプーに、謎の石!(持っているだけで男性が引き寄せられるらしい怪しさMAXの代物)
今思えば本当にくだらないけど、そのときは必死だった。付き合って半年もしないうちに男女の関係が殆どなくなり、それとな~く求めれば、「疲れてる」「女からそういうプレッシャーかけられると男ってひくのわからない?」って拒まれた。追い詰められた末「こりゃあフェロモン香水だ!」と思ったのね、きっと。
今日こそ出番??と、何年かぶりに開封し首にぬりぬり。すると数分も経たないうちに、あれ!? カユイ!
鏡に駆け寄り確認すると、ほんのり赤くかぶれていた。フェロモンも期限切れ。首が隠れる服に着替えなきゃ。