まさにGINGER世代ど真ん中を生きる、田中みな実さん。場を仕切り、盛り上げ、ボケもツッコミもこなす知的な仕事人として、コスメ愛を探究する美容賢者として、チョコレートをこよなく愛する乙女として、その人気と注目度はますます上昇中。 そんな彼女が本音で綴る連載コラム「田中みな実 ここだけ話」。今回は、みな実さんからの“お願い”です。(編集部)
今回のテーマ:ぶりっ子の再来
このところ番組で“ぶりっ子いじり”をされると、「いい歳して、またぶりっ子始めたの?」と、世間の反応は以前にも増して冷ややかである。ごもっとも。
30歳を過ぎたいい大人が、アニメの世界でしか見ないような可愛い子ぶった身振り手振りをしているのは、どう見たってオカシイ(笑)。
かつての強烈なイメージと生来のぶりっ子気質からか、こちらが意図せず発した(意図的な場合もあるが)言葉や仕草を「ぶりっ子してる~!」とつっこまれることは未だ度々ある。そんなときは“ぶりっ子キャラ”の引き出しを全開にして、とことんやり切る。ご不快に思われる方もいるでしょう。でも、日常似たようなケースに出くわすことは少なくない。
「君、ごはん美味しそうに食べるところがいいね~」と感心されれば、たとえお腹がいっぱいでも残さず食べるし、「俺のも食べる?」との勧めに「いいんですか!」と、無理をしてでも“食いしん坊キャラ”をやり遂げない?
「気が遣えるよね~」とお褒めの言葉を頂けば、いつも以上に気遣いの達人でいなければと気張ってしまわない? 相手の言葉を受け、空気を読み、もっとも相応しいと思しき行動をとるのは大人として何ら間違っていないのでは!?
・・・なーんて、つらつら自身を肯定するようなことばかりを綴って、何が言いたいのかというと、ぶりぶりした私を目の当たりにしたら「あ、そのスイッチ入れたのね」って、大目に見てくださいな! という長めのお願いでした。