服を引き立ててくれることもあれば、主役になることだってある・・・。靴はおしゃれの舞台で輝く、オールラウンドプレイヤー。それをこよなく愛する石原さとみさんが、秋冬の足元に選んだのは? 靴への愛から見えてきた彼女の歩み、そして“今”を取材しました!
毎日の生活を大きく変えた一足
「私が愛してやまない靴、それはスニーカーです。ハマるきっかけになったのが友達と行った香港旅行でした。早朝に現地に着き、そこから歩きに歩いて、その歩数はなんと4万歩超え! 歩きやすい靴を選んできたつもりではいたけど、このままだとさすがにちょっとキツイなと。旅の初日、一番最初に買ったのがスニーカーだったんです(笑)。スニーカーとの出合いは私の生活を大きく変えました。最近の私はとてもアクティブ。めちゃくちゃ歩きますからね!」
外出するときは地図アプリを開き“徒歩ルート”をクリック。この距離なら歩けると判断したら、スニーカーを履いて家を出る。それが最近の彼女のルーティン。
「スニーカーを履くようになってからは、車だと一瞬で通り過ぎてしまうような場所に素敵なカフェを見つけたり、歩きながら季節を感じることができたり、うれしい気付きや発見に出合うことも多くて。それまで退屈だった移動時間が今は楽しみになりました。友達と食事したあと、一緒に歩いて帰る機会が増えたのですが、ワイワイ喋りながら歩くその時間もなんだか妙に楽しくて・・・。不思議ですよね、今まで何度も通ってきた同じ道なのに」
自分が選んだ靴は、ずっと大切に
もちろんスニーカー以外にも、シュークローゼットにはさまざまな靴が並んでいる。その日、どんな靴を履くかで一日の行動から気分まで変わるから、石原さんにとって靴はとても重要なアイテム。
「高いヒール靴はやっぱり魅力的。ここぞというときはそれを選び履くことも。でも今の私は、フラットやローヒールの靴でも女性らしさを演出できることを知っている。スニーカーの抜群の機能性もね(笑)。
40代、50代と年齢を重ねた私が、この先どんな靴を選ぶのか、それはまだわからないけど。今は“自分が選んだ一足”を大切に履き続ける女性でありたいなと思う。
たくさん歩いてヒールが傷んだら、メンテナンスに出して、それをまた履いて歩く。そんな風に靴も一歩一歩の歩みも大切にしながら進んでいけたらいいなと思います」