まさにGINGER世代ど真ん中を生きる、田中みな実さん。場を仕切り、盛り上げ、ボケもツッコミもこなす知的な仕事人として、コスメ愛を探究する美容賢者として、チョコレートをこよなく愛する乙女として、その人気と注目度はますます上昇中。 そんな彼女が本音で綴る連載コラム「田中みな実 ここだけ話」。今回は、とある休日のレポート・・・。(編集部)
今回のテーマ:田中みな実の休日
パスポートがきれていた。手続きが面倒で先延ばしにしていたけれど、いつどのタイミングで海外ロケが決まるかもわからない。貴重な平日休みをこういうことに割くのは些か癪だけど、エステ以外これといった用事もないので、9時台には家を出て有楽町の交通会館へ向かった。
6月だし平日だし、ランチどきでもないし、申請だけなら数十分で済むだろうと高を括っていたら大間違い! 待合室のベンチは隙間がないほどの人で埋め尽くされ、整理券を発行してもらうだけで幾重にも折り重なる長蛇の列を成していた。一瞬怯みかけるも、ここで引き返すわけにはいかないと、意を決して列に加わること40分。ようやく整理券をゲット。そこからさらに2時間経って、やっと窓口に通された。申請は驚くほどあっけなく済んだものの、かなりの時間を費やしてしまった。行けたら行こうと思っていた美容皮膚科には間に合いそうにない。しかしエステまでには時間がある。
交通会館の地下街に気になっていたラーメン店があったことを思い出し向かってみると、お昼時とあってサラリーマンや学生さんでごった返していた。ここまで来たら並んでやろうと軽い気持ちで待つこと50分!! ラーメン(大盛)にありつけた。おっと、エステの時間が迫っている! ラーメンを3分で平らげたら、地下鉄を乗り継ぎ猛ダッシュ。
これが美にストイックとされている私のリアルな休日。方向性は違えど、ある意味とてつもなくストイック!?