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TIMELESSPERSON

2026.02.21

前田敦子、しなやかな現在地。写真集『Beste』ロングインタビュー

前田敦子さんは、驚くほど軽やか。年齢に縛られず、自分のペースで人生を選び取るしなやかさが、いまの彼女にはある。そんな現在地を刻むように、「人生最後」と決めて挑んだ写真集『Beste』が完成した。ランジェリーへのこだわり、体づくり──すべてを丁寧に積み重ねた先に見えたのは“今の私”。その等身大の姿が、大胆に力強く写し出されている。

もっと自由に、もっと軽やかに

©︎講談社 撮影/北岡稔章

――前田さんがSNSにアップする私服が毎回「ナチュラルでマニッシュでステキ!」と注目を集めていますが、私服を選ぶときのポイントはなんですか?

“10年先にも着たいと思えるかどうか”をすごく大事にしています。1〜2回だけ着て終わってしまうのはもったいないし、クローゼットも溢れてしまう。何より、服がかわいそうじゃないですか。だからまず「2年後も着たいと思える?」と自分に問いかけて、最後に「10年後でも可愛いと思える?」まで想像して選ぶようになりました。最近は、その判断が自然とできるようになってきた気がします。その一着を大切にできる自分でいたいんです。個性的な服ももちろん好きなんですが、お仕事で衣装として着る機会が多いので、思い切ったデザインは衣装で楽しむことにして、私服はシンプルで長く愛せるものを選ぶようにしています。

――具体的にどこで購入することが多いですか?

基本的に実際に着てみてから買うことが多いです。 よく行くのは、AURALEE(オーラリー)やThe Row(ザ ロウ)あたり。どちらも「これなら10年先まで着たい」と思える一着を探しに行く場所として、私のなかでは定番。あと、白Tのようなシンプルなアイテムこそ、質のいいものを選ぶのが好きなんです。毎日着るものだからこそ、ちゃんと気分が上がるものを選びたいというか。

©︎講談社 撮影/北岡稔章
©︎講談社 撮影/北岡稔章

――それほどこだわりがある前田さんは、今回の写真集で衣装もディレクションしています。

衣装はいちばんこだわらせてもらいました。 写真集を作るなら“大人の写真集”にしたかったし、ランジェリーは絶対に必要だと思っていたので、そこは譲れない条件として、スタッフのみなさんにも一緒に戦ってもらいました。フィッティングは全部で2回、打ち合わせも含めるとかなりの回数を重ねています。

ただ、ランジェリーって探すのに限界があるんですよね。スタイリストさんにこれ以上ないというほど探してもらったんですが、サイズによっては存在しないものもあるし。私は大量生産のものではなく、丁寧に作られたものを選びたかったので、最終的には“運命”みたいな出会いに頼る部分もありました。

――たしかに、女性読者の注目ポイントは可愛いランジェリーもそのひとつかもしれません。

そうですよね! ランジェリーを「可愛い」と思ってもらえるのが、実は一番うれしいんです。“このランジェリー可愛い”って思えたら、他のページも見たくなるし、もっと知りたくなる。その感覚が私自身にもすごくあるから、今回の写真集では「ランジェリーは絶対にこだわりましょう」と最初から決めていました。

――本作では本当にバリエーション豊かにさまざまなランジェリー姿が見られます。

だからと言って、背伸びしたものを無理に着る、という選択肢は最初からなくて。キレイなブラジャーとキレイなショーツ、そのシンプルな組み合わせだけで勝負したいと思っていました。いわゆる“勝負下着”だからといって、ガーターをつけたり、装飾を盛ったりするのってリアルじゃないですよね。何かを付け加えるんじゃなくて、シンプルなのに、「こんな形あるんだ! めっちゃ可愛い!」って思ってもらえるものを追求しました。

©︎講談社 撮影/北岡稔章

――ストイックな体作りや日々の美容のルーティンにも一層力を入れて撮影へ挑んだと伺いました。

もうめちゃくちゃやりましたよ! それぞれの分野のプロの方に協力してもらいながら、痩身に通ったり、整体の日を作ったり、顔は“小顔の神”と呼ばれる方を紹介してもらって、1ヵ月のうちに3回も通ったり。月1で十分と言われたんですけど、「もう少しお願いします」と頼んで、スケジュールをぎゅっと詰め込んでいました(笑)。ピラティスも最後の1ヵ月は週3ペース。女性らしい身体のラインを整えるために、とにかくできることは全部やってみようという気持ちで動いていました。

――それはやはり「最後の写真集」だからでしょうか?

そうですね。もう二度と作らないつもりで向き合ったので、「今の私が本気で作り上げたら、こうなる」という結果をきちんと残したかったんです。ありのまま、自然体で…という年齢でもないからこそ、ちゃんと準備して、自分のベストを形にしたいという気持ちが強くて。わかりやすく言えば、結婚式前の準備みたいな感覚に近いかもしれません(笑)。特別な日に向けて、できることを全部やっておきたい。そんな気持ちで本気で作り込みました。

――女性読者の美意識を刺激する一冊になりますね。

女の子って、やっぱりそういうところが好きじゃないですか。女友達と会う日のほうが、ちょっと気合いを入れておしゃれしたりして。AKBのOGの子たちと会ったときもまさにそうで、「今日すごくいい感じじゃん」「この日のために整えてきたね」みたいなやり取りが自然と生まれて。そういう相乗効果って、女性同士だからこそ生まれるものだと思うんです。写真集を見た人にも、そんな“女の子同士のときめき”みたいな感覚を少しでも感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

――ちなみに、前田さんは「今日は頑張れない…」と美容のモチベーションが下がってしまう日の保ち方ってありますか?

これは持論なんですが、いちばん効果のある美容法って“好きな人をつくること”だと思っているんです。恋人がいる・いないに関係なく、「この人のことがすごく好き」と思えるだけで、自然とキレイになろうって気持ちが湧いてくるというか。だからこそ、世の中の“推し活”って本当に素敵だなと思っていて。推しがいるだけで気持ちが前向きになるし、好きな気持ちに比例してどんどんキレイになれる。

ただ今回の写真集は、私は“好きな人”がいない時期だったので、「自分のために、人生で一番頑張った証を残そう」と思って取り組みました。その分、自分にしっかり集中できて、思いきり時間をかけられたのがすごくよかった。仕事だからこそできた部分も大きくて、プライベートだったら、ここまで徹底するのは絶対に無理ですね(笑)。

©︎講談社 撮影/北岡稔章

――独立して5年経ちましたが、ここまでの歩みを振り返っていかがですか?

自分の人生、楽しんでますよ! この5年間で、やりたいと思ったことに動き出すスピードは確実に早くなった気がします。“待つ時間”をほとんど作らなくなったんですよね。自分から動くことも増えたし、自然とスピード感が出てきたというか。独立後の動き方が、今ようやく身体に馴染んできた感覚があります。

とはいえ、結局のところ仕事に一番フォーカスしているのは変わらなくて。 でも、それでいいと思っているんです。少なくとも40歳くらいまでは、このまま走り続けたい。今は「自分の人生でもう一度幸せになりたい」とか、そういう気持ちも特にないし、焦りもない。むしろ、今のペースが心地よくて、まだしばらくはこのままでいたいんですよね。

――タレントや俳優として着実にキャリアを積み重ねていくうえで、仕事や作品の選び方も変化してきたように思います。

最近は、仕事の数を調整するようにしているんです。独立してからの3年間くらいは、「とりあえず何でもやってみよう」と思って、がむしゃらに動いていました。でも、これからは若い頃と同じ働き方じゃなくてもいいのかな、と感じるようになって、無理に予定を詰め込むことはしなくなりました。それよりも、ちゃんと自分の足で一つひとつ踏んでいくことが大事だな、と。そこは自分で決めていかないといけない部分でもあるので、20代や30歳になりたての頃とは、仕事との向き合い方が自然と変わってきましたね。

©︎講談社 撮影/北岡稔章

――現在34歳になられて、年齢を重ねることはどんな感覚ですか?

まだ30代の中堅なので、大人として何かを語れるような年齢ではないと思っていて。だからこそ、40歳になることは楽しみのほうが大きいんです。でも、年齢そのものはあまり意識していないかもしれません。

むしろ、年齢にとらわれずに楽しそうに歳を重ねている人のほうが多いんです。俳優の先輩で「25歳以上はみんな同い年に見える」と話していた50代の方がいて、その感覚がすごく面白くて。その人がとても若々しくて元気で、「ああ、この人は自分のことを50歳だと思ってないんだろうな」と感じたんです。と同時に、「そっか、年齢に囚われなくていいんだ」と気づかせてくれて。だから私も、年齢を気にせず、いろんな世代の人たちと混ざり合っていけたらいいなと思っています。年齢を重ねるほど、こちらが構えずにいることで、若い子たちも自然と心を開いてくれる気がします。

――すごくステキなスタンスです。とはいえ、年齢を理由にブレーキをかけしまう方も多いですが、そんな壁にぶつかったとき、前田さんはどのように切り拓いていますか?

私も落ち込むときもあるし、気持ちが沈む瞬間もありますよ。でもだからこそ、自分に時間を使うことが年齢を重ねるほど大切になってくると感じています。何かに振り回されるんじゃなくて、自分で自分の機嫌をとってあげる。そういう小さな積み重ねが、いざ落ち込んだときに「でも、あのときちゃんと自分をいたわってきたな」と思える支えになるんです。疲れ切ってボロボロの状態で落ち込むと、立て直すのって本当に大変じゃないですか。だからこそ、定期的に自分を甘やかす時間をつくる。自分をキレイにして、心が喜ぶ時間を散りばめておく。そうすると、意外と気持ちがスッと戻ってきたりするんですよね。

©︎講談社 撮影/北岡稔章

――前田さん流の甘やかし方って?

普段から、けっこう自分を甘やかしてますよ(笑)。 私、ぐうたらするのが本当に好きで、「もう今日は無理、めんどくさい…」って日も普通にあります。ただ、メイクを落とさずに寝るのだけは絶対にしない。お風呂に入ってスキンケアまで完璧に終わらせたあとに、あえて好きなものを食べたりして、自分を甘やかすことはよくあります。

――そのバランスが取れているから、きっと続けられるんだと思います。

そうですね。プライベートではメリハリがしっかりあって、「明日は撮影だし、人前に出るから今日は我慢してキレイに整えよう」と思う日もあれば、「今日は私の美容デー」と決めて、心が潤うことだけをする日もある。どっちも自分で選んで、自分で整えていく感じが心地いいんですよね。

――そんな前田さんがステキだと思う女性ってどんな方ですか?

肩の力が抜けている人って、やっぱり素敵ですよね。だからこそ、毎日を余裕を持って過ごす方法を、自分で見つけていくことが大事なんじゃないかなと思っています。

私はまだプライベートにフォーカスできているわけではないけれど、40代までは今のペースでいいかなと思いつつ、もう少し“自分らしさ”を育てていきたい気持ちもあります。誰かがこうしているから、という基準にとらわれずに、自分だけのキャラクターを見つけていきたい。もっと自由に、もっと好きなことを選んでいけるようになりたいんです。心のままに動ける日々が理想。 その日の気分で、自由気ままに生きられるようになれたらいいなと思っています。

『前田敦子写真集 Beste』

¥3,300 ©︎講談社 撮影/北岡稔章

kodansha.co.jp/book/products/0000420468

前田敦子(まえだあつこ)
1991年7月10日生まれ、千葉県出身。2005年にAKB48の第1期生としてデビューし、AKB48劇場の舞台に立つ。2006年のインディーズデビュー以降、 約5年間にわたりセンターを務め、“絶対的センター”として国民的な人気を獲得。2012年にグループを卒業後は 、俳優・歌手として表現を続けている。
maedaatsuko.com
X @Atsuko_100
Instagram @atsuko_maeda_official

TEXT=GINGER編集部

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