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TIMELESSPERSON

2019.04.14

「わたし重い女じゃありません」アピールの行く末は?

女芸人 紺野ぶるまさんによる女観察エッセイ「奥歯に女が詰まってる」。GINGER世代のぶるまさんが、独自の視点で、世の女たちの生き様を観察します。

紺野ぶるま

(C)Anthony Feoutis/Shutterstock.com

第8回 羽のように軽く見られる女

最近、友人が彼女持ちの人を好きになった。

男女の関係もあるし、
わりと連絡もくるし、
次に会う約束もしているとのことだった。

「向こうに彼女がいるわけだし、私もそこまで本気じゃない」

とハイボール片手に余裕を見せるも、
日本酒にシフトするころには

「今日もLINE返ってこない〜」

と、いろいろなものに飲まれている感がある。

連絡は自分からはしない、会いたいなんて言わない、別れてなんて口が裂けても言わない。会いたいなら会ってもいいけど?という毅然とした態度で、彼が自分に乗り換えてくれるのを待っている。

題して、
「わたし重くない女です大作戦! 〜彼女よりもわたしのがいい女でしょ〜」。
このプランはその彼に、どんな作用をもたらすのだろうか。

まずスマホを覗き見されたりしなければ、
今の彼女に浮気相手の存在がバレることはない。
少し後ろめたい気もするが、浮気相手からは今の彼女と別れてと言われたわけでもないし、すごく好きと言われたわけでもないので・・・

「とりあえず今のままでいっか」

となる。

作戦通り、重く見られてはないが、
羽のように軽くみられてしまっているのである。

本来はこの状態を一番恐れていてもいいはずなのに。

球が重すぎてはコントロールしづらいが、
軽すぎてもピンは倒れない。ボウリングに似ている。
人のレーンで横からストライクを狙う(=彼に彼女がいるままで、自分が本命になる)のは難しい。
とはいえレーンを変える(=踏ん切りをつけて次の人に行く)のはもっと難しい。

友人には、一度重い球を思いっきり投げてみてほしい。
そしてガーターをしたときには、明るくハイタッチで迎えたい。

最後に
彼女持ちの人への恋とかけまして
心霊現象と解きます。

その心は
どちらもずっと片想い(肩重い)でしょう。

今日も女たちに幸せが訪れますように。

TEXT=紺野ぶるま

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