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MYSELFウェルネス

2022.09.10

“行きつけ”は危険?!買い物にまつわるコワイ話【齋藤薫の美脳格言】

キレイになるためには気持ちのメンテナンス、意識革命も重要。業界で絶大な信頼を集める美容ジャーナリスト齋藤薫さんが、独自の視点で「いい女」に近づくためのヒントをお届け。

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セレクトショップでの“ハイ状態”が危険なワケ

自分の好みの服が沢山あるセレクトショップを見つけると、やった! と思う。やみくもに服を探し回らずとも済むから便利。何より、オシャレが一つの快楽になってくる。単純に「着る服がない」というストレスがなくなる上に、もともと服を買うこと自体が快感を生む行為なわけで、服を買う回数が明らかに増えるから。ましてや、2回行けばスタッフとも親しくなり、自分の好みをわかってくれる人から買う安心感と、決めた時の喜びが共感性を伴うからなのだ。

でも実は、それこそが落とし穴。いくら便利で楽しくても、“行きつけ”にしてしまうとちょっと危険。気がつけば、たいして欲しくないものまでどんどん買っているからである。ある種のハイな状態に陥ってしまい、「〇〇様がまさにお好きそうな新作が今日ちょうど入ってきて〜」なんて言われて、「ホント? うれし〜」と答えた途端に、もう買うモード。逆に、買わない理由を見つける方が難しくなってくる。あとで冷静になると、本当に欲しかったのかどうか、それ自体不明。実は自分にもそういう経験があり、結果として“ほとんど着ていない服”が何着もあったりするから、まさにハイになって、たいして欲しくない服もどんどん買っていたことに気づかされる。

自分の来店を待ち構えていて、これ買うよね〜という雰囲気を出されると、無意識のうちにその期待に応えようとしてしまうのだ。いや見栄もあるのかもしれない。どちらにせよ、女の買い物にまつわる不思議な心理。だから、服を買うときの“行きつけ”は極力作らないこと。

【齋藤薫の美脳格言】をもっと読む。

TEXT=齋藤薫

EDIT=GINGER編集部

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