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MYSELFウェルネス

2017.05.14

美ボディに欠かせないのは「排出力」。「おしっこサイクル」を作ってスリムダウンを目指して

GINGER世代がやせるために鍵を握るのが「排泄力」。つまり、トイレコントロールです。
溜め込まずに、きちんと出せているかが最重要ポイント。
わずか9年で4000人の体型改善&ダイエットを成功に導いた、プロポーション研究家 蓮水カノンさん。その秘訣は、12時前にランチを食べ、5時間の食間をキープすることだそう。GINGER世代の美ボディに欠かせない、トイレコントロールの秘訣を学びましょう。
(文章は『12時前にランチを食べれば太らない。』より抜粋して転載)

美ボディ

(c)Sofia Zhuravetc/Shutterstock.com

「おしっこサイクル」をきちんと作ろう

トイレ

(c)New Africa/Shutterstock.com

大事なのは食間のタイミングにきちんと「出す」ことです。そして、その一番の方法はおしっこです。食間を5時間あけてその間に3回おしっこを出す! これを私は「おしっこサイクル」と呼んでいます。

みなさんは、一日に何回トイレに行っていますか? 
仕事中、トイレに行くのが面倒でつい我慢してしまったり、またはそもそもトイレに行きたいと感じない人もいるのではないでしょうか?

「出さなければやせない」と心得て!

バスタブ栓

(c)rarrarorro/Shutterstock.com

痩せるイメージを持ってもらうために、私がいつも話しているのは、「お風呂の栓抜き理論」です。
ダイエットをお風呂に置き換えてみてください。お風呂のお湯を減らす(=ダイエットをする)のに、蛇口をしめて入れるのをやめるよりも、お風呂の栓を抜いてしっかり出すほうが効果的です。
つまり、食べなければ太らない(=湯の量は増えない)けれど、出さなければ、痩せない(=湯の量は減らない)ということです。そしてこの、「出す」一番の方法が「おしっこ」なのです。

そして、痩せるためのトイレタイムは、2時間おきが鉄則です。トイレに行きたくなくても2時間おきにトイレに行く癖をつけてみましょう。
ちゃんと出すリズムがついている人は、身体がすっきり痩せています。ちょっと食べすぎても太らず、なおかつ肌つやがよく、いつもご機嫌。なぜなら、いらないものを常に身体に溜めずに出すことができているからです。
まずは、自分のおしっこの出具合を観察してみましょう。

1.朝のおしっこ、しっかり出ていますか?

トイレ

(c)New Africa/Shutterstock.com

朝のおしっこがしっかり出ているかどうかは、重要なチェックポイント。朝起きて一番に、勢いよくしっかりおしっこが出ている人は、太りにくいのです。また、ダイエットの効果が出始めるときも、朝のおしっこの出具合がよくなります。
朝のおしっこがきちんと出ていない人は、寝起きが悪い、朝から機嫌が悪い、テンションが低いというのが特徴です。

朝のおしっこの出具合は、身体の「痩せ力チェック」にもなります。朝、トイレの前と後に体重計に乗って、その差でおしっこがどれくらい出たか調べてみましょう。

0~100gの人は、おしっこが出るリズムが崩れています。食べる量を減らしたり、食べるのをやめたりしても痩せません。夜中に、おしっこで目が覚める場合も多いかも。このタイプは、いつも疲れやすいのが特徴です。寝る前にコップ半分くらいの水分をとって、おしっこを促しましょう。

100~200gの人は、出にくいタイプ。下半身太りの人に多いです。油っぽい食事を控えて、ストレートの温かいお茶を飲むようにしましょう。

300g前後の人は、まさに理想的な量といえます。

400g以上の人は、午後から寝るまでの食事量や水分量が多すぎる人です。下っ腹や太ももが太く、体重が増えてきていることも多いです。寝起きも悪く、くよくよと悩みがち。夕食後の水分を控えて、寝る前にトイレに行くようにしましょう。

理想は、朝しっかりとおしっこが出て気分がいい!という状態。まずは、朝一番のおしっこが気持ちよく出せているかどうかを意識しましょう。

2. 食事のあと、2時間でおしっこが出ますか?

トイレ

(c)bioraven/Shutterstock.com

まずは、食事の前にトイレに行き、食後2時間程度でおしっこが出るかチェックしてみましょう。
食べたものが消化され、身体が必要なものだけをとり込んで、きちんといらないものを出せるように排出力が働いていると、だいたい食後2時間でおしっこが出ます。
食事の質がよくなく、水分が足りていない、野菜が足りていないといった場合や、食事の量が多すぎる、油っぽいために胃腸が疲れて排出できない、という状態だと食後におしっこが出るまで時間がかかります。

とくに、下半身太りが気になっている人や体重を減らしたいという人は、ランチを食べたあと、2時間程度でおしっこが出るかという点を気にしてほしいのです。おしっこが出にくい場合は、たいていは昼食が遅すぎたり、食べる時間が毎日不規則という場合が多いのです。

もし、毎日同じくらいの時間に食べているのに、おしっこが出ないという人は、パンやお菓子のような食事で、水分が足りなくなって排泄のための条件が整っていないという場合も考えられます。

まずはランチを12時前までにちゃんと食べて、食後2時間たったら、行きたくなくてもトイレに行く習慣をつけましょう。食事と食事の間に3回はトイレに行くのが理想的なリズムです。行きたくなくてもトイレに行き続けることで、自然とおしっこが出るようになって、身体の排泄のリズムが作れるようになります。

3. おしっこの排出力は午後2時を境に低くなる

時計

(c)KitThanit/Shutterstock.com

実は午後になると、午前中に比べておしっこの間隔があいてしまいます。それは、排出力が低くなってしまうからです。

午前中には3回あったトイレの回数が、昼食後は間隔があき、5時間以内で2回しか行けず、3回目のトイレまで5時間以上かかってしまうことも多いのです。
ですから午後2時以降は排出力が弱くなるということを覚えておいてください。そのためにも12時前にランチを食べて午後2時前までに午後の1回目のおしっこを出しておくようにしましょう。

さらに夜になると、もっと排出力が低くなります。とくに夕食の後は鈍くなり、寝る前に水分をとってもなかなかおしっこが出ません。
夜は水分を身体に溜め込むだけなので、午後から夜にかけては、必要以上の水分はとらないようにしましょう。

ダイエットをしなきゃ!というときに、食事を減らしたり運動しようとする人は多いのですが、まずはおしっこを出して、身体の「出すリズム」を整えること。この「おしっこサイクル」がきちんとできてくると、するっと痩せやすい身体になるばかりではなく、太りにくい身体にもなれるのです。

TEXT=蓮水カノン

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