ヘア&メイクアップアーティスト 木部明美さんの人気連載「おとなメイク実験室」通称“キベラボ”。 毎月さまざまなテーマを決めて、木部さんの感性が光るメイクのTIPSをお届けしています。
今月は「肌」にフィーチャー。ナチュラル肌、マット肌、ツヤ肌・・・と、気分しだいで上手に作りわけられたらメイクがもっと楽しくなるはず。今回は、厚塗りにならずにキレイに仕上がるマット肌を学びましょう!
使うアイテムはこれ!
今回は「毛穴隠しファンデ」と名高いカバーマークのパウダーファンデを使用。それ以外にも、スティック状の下地やコンシーラーが用意されています。
「マット肌のキモはベース作り。ファンデ前のひと手間をプラスするだけで、ぐんと上級者な仕上がりになりますよ」
シルキー フィット SN30/カバーマーク
ジェン ヌード パウダー ブラッシュ ベージュ フォー デイズ/ベアミネラル
リキッドコンシーラー 02/アンプリチュード
タンイドル ウルトラ ウェア ブラー/ランコム
まずはいつもの下地を塗り、さらにランコムのマット下地をオン。
「毛穴が目立つ、鼻周りや頬に直接塗っていきます。肌の凹凸を押さえて、ほどよいマット感に」
コンシーラーで、くすみやムラが気になるところをカバー。
「リキッドを乗せたあと、指やスポンジで伸ばします。ファンデに頼らず、ピンポイントでカバーする、このひと手間が大切です」
ベースが整ったら、ここでいよいよパウダーファンデが登場。
「付属のスポンジでふわっと乗せて。前回のナチュラル肌同様、眉下~小鼻あたりをメインに。顔の外側に塗り過ぎないのが、厚塗りにならないコツです」
最後にシェーディングで仕上げ。
「マット肌はのっぺりとした印象になりがちなので、メリハリをつけるためにも、シェーディングはマスト。頬骨の高い位置からアゴにかけて、さっと撫でるように入れて」
完成!
ふわっとマット、でも厚塗り感のない、絶妙なニュアンスに仕上がりました。
「コンシーラーやベースでカバーし、ファンデは最小限にするテクは、夏のメイク崩れ防止にも有効です。今日はアイメイクもマット系にして統一してみました。ノーブルで大人っぽい雰囲気になれるマット肌、ぜひ試してくださいね」