“これから”を充実させるために始めたい具体的なアクションを、一歩先を行く先輩女性の代表として、モデル 渡辺知夏子さんがナビゲートする連載「AGELESS BEAUTY TIPS」。エイジングを恐れず、ポジティブに進んでいくための「大人美容」にまつわるハウツーをご紹介します。
夏前におすすめの「酸熱トリートメント」
見た目印象を左右する髪。若々しく見せるには、うねりやパサつきのないツヤ感のある髪に整えることが大切です。それには、日々のケアはもちろんですが、ヘアサロンの力をかりることもひとつの手。
私は定期的にサロンで髪質改善をしているのですが、なかでもおすすめの施術が、ここ数年人気の髪質改善「酸熱トリートメント」。酸の成分と熱を利用したトリートメントで、酸と熱で化学的な反応を起こすことで髪を内側から補強して、見た目や手触りも改善していく施術のことです。
髪の強度や保水力をアップするから、浮き毛やパサついて広がりやすい髪を抑えてくれたり、縮毛矯正やストレートパーマをかけるほどではないけれど、軽いうねりやクセが気になる人にも効果的。まさに梅雨時期から湿気の多い夏場に向けておすすめのヘアケア(施術)なのです。
私の場合、特に夏になると髪を短めにしたくなるので、髪質改善をしておくと湿気による広がりが抑えられて、ドライヤーや朝のヘアセットも簡単になり時短に繋がるので、とってもラクちん。
昨年も施術のBefore/Afterを比較して解説しましたが、髪質改善の内容も徐々に進化しているようで、施術後に残る独特な酸の香りが軽減されていて、アフターケアも一段と楽になりました。施術プロセスはトリーメントとほぼ同じで、2時間かからないくらいなので気軽に出来るのもGOOD♪
今年も、いつもお世話になっているZACC raffineの溝口さんにお願いしました。
「酸熱トリートメント」の施術プロセス
1. トリートメント剤の成分を浸透させる
シャンプー後、ダメージレベルやカラーに合わせて調合したトリートメント剤を、髪全体にまんべんなく塗布。加温器で髪を温め、トリートメント剤に含まれる成分の浸透を促進します。
2. ヘアアイロンの熱で髪内部に成分を定着させる
トリートメント剤を洗い流してドライヤーでブローした後、ストレートアイロンで整えます。ヘアアイロンで熱を加えることで、髪内部に成分が定着します。
久しぶりに施術したのですが、改めて効果を実感! こんな感じで少しカラーが抜けて明るくなります。
私はもともと毛量が多いので、施術前後でまとまりと落ち着き具合の変化がよくわかります。ハリ、ツヤが出るのはもちろん、うねりがないだけで見違えるほど印象が変わります!
髪質が落ち着いてキレイになったので、切りっぱなしロブにしました。ストレートヘアがキレイにキマります。ヘアカラーやブリーチをする場合は、髪質改善をしてから1週間位空けてから行うと、髪が傷まずキレイに仕上がるのだとか。
髪質やダメージ具合によって施術内容が相談出来るそうなので、カウンセリングしてもらうことでより自分に合った髪質改善が出来ると思いますよ。
「酸熱トリートメント」後のスタイリング方法は?
普段のスタイリングは、オイルで整えれば簡単にセット完了です。私が最近お気に入りの愛用ヘアオイルはこちら。
頭皮と髪のために厳選した6種の植物オイルと9種の植物エキスを独自にブレンド。サラッとした使用感だけど、潤ってまとまります。1本で頭皮と髪のどちらにも使えるし、ウッド調の香りで癒されるところもお気に入り。ダウンスタイルにもまとめ髪にも使いやすいのでおすすめです。
髪質が良くなって扱いやすくなったので、後日カラーをして、少し重めでさらに短くしました。軽くドライヤーでブローして、毛先にオイルをなじませただけで完了です!
簡単で時間がかからず、自然にキレイにまとまるスタイルになるので、時短になるしすごくいい。屋外のアクティビティや旅行などが増える夏に向けて行っておくと良いかも!
髪のまとまりに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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