抜群のセンスと明るいキャラクターで、GINGERをはじめとする女性誌や美容誌はもちろん、モデルやタレントさんからも引っ張りだこな人気ヘア&メイクアップアーティスト木部明美さん。今回の連載「木部明美のおとなメイク実験室(キベラボ)」は、梅雨時季にぴったりのまとめ髪をご紹介します。
おしゃれな外ハネ&束感ポニーテール
湿気の多いこの時季は、髪のうねりや広がりが気になる人も多いと思います。とくにクセ毛の人は、ブローするのもひと苦労なのでは? 今回ご紹介するのは、そんな憂鬱な梅雨を逆手にとった、クセを活かして作る、時短かつおしゃれ見えも叶える一石二鳥なポニーテール。
ポイントは、顔まわりと毛先に出した動き。長くて重たいロングヘアでもカールアイロンで根元を巻くだけで、束ねても動きが出て軽やかな印象に。また、クセを活かしてわざと毛先を外ハネにして遊ばせ、ニュアンスをつけるのもコツ。とくに髪が長すぎておくれ毛がキレイに出せない人は、代わりに顔まわりに動きを出すことで洒落感のある仕上がりになるのでおすすめです。
Before
How to Arrange
1. 顔まわりの髪の根元だけを巻く
使うのは、細めの19mmのアイロン。顔まわりの髪を根元だけ2回転くらい巻きます。どうせ結んでしまうので、全体を巻かなくてOK。
2. 髪を揉み込みながら1つにまとめる
顔まわりの巻いた部分の髪にヘアミルクをなじませます。クシャっと揉み込んで動きを出しながら、後頭部で1つにまとめて。
3. ゴムで結んでポニーテールに
まとめた髪を後頭部の中央よりやや高い位置でポニーテールにします。高すぎると子供っぽくなり、低すぎるとしっとりした印象になるため、高すぎも低すぎもNG。
4. 顔まわりの髪を引き出し動きをプラス
飾りのリボンゴムをつけたあと、バランスを見ながら顔まわりの髪を引き出します。また、ポニーテールの毛先は、クセを活かしつつ動きが出るよう、わざと外ハネになるようにブラシでとかして。
5. オイルワックスでウェットなニュアンスをオン
仕上げに前髪のうぶ毛部分にオイルワックスをつけ、浮いた毛を落ち着かせつつウェットな束感を出すことで、より洒落感がアップします。
完成!
ポニーテールの毛先は、わざわざ巻く必要はなく、クセ毛をそのまま活かして毛先が遊ぶようにブラシでとかす程度でOK。巻くのは顔まわりの髪の根元だけで、全体を巻く必要もないので、時間のない朝でも手間をかけずにおしゃれに仕上がるのがうれしい。
FRONT
SIDE&BACK
使用アイテム
いかがでしたか?
時短かつ簡単におしゃれなアレンジヘアができるので、ぜひトライしてください!
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