ボディメイキングも大事だけれど、姿勢や立ち居振る舞いを変えるだけでも、見た目印象は格段にアップ。“佇まいから美しく”、を心掛けて。ウォーキングスタイリスト・野原遥さんに美しい姿勢や所作を伺った。今回は気が緩んでしまいがちな立ち方&座り方をご紹介。
基本の立ち方
姿勢は足元からつくるのが基本。また重心は常に真ん中、頭の位置はくるぶし、腰、肩の上に耳の穴がある状態で、首からのラインが一直線のイメージ。日々の意識が大切。
6つのポイント
●足を揃える
両足を揃え、ふくらはぎ、ヒザの内側、股のつけ根をつける。
●骨盤を立てる
おへそを引き上げて、骨盤を立てる。
●お尻を締める
腰は反らさず、お尻の穴をキュッと締める。
●肋骨を入れ込む
コルセットで締めるイメージで肋骨を内側に。
●背中を引き締める
背筋を伸ばし、肩甲骨を引き寄せて。
●首を正しい位置に
顎を引き、くるぶし、腰、肩の上に耳がある状態。
正しい姿勢のチェック法は?
壁の前で立つと頭の位置が確認しやすい。また、腰に手のひらが入る隙間があるのが正解。
3通りの座り方
デスクワークなどで長時間座っていることが多い人は、姿勢が悪いと、筋肉が間違った姿勢の形で固まってしまうことも。座り方を意識することも正しい姿勢を保つうえで大切。
基本
上半身は「立ち方」と同じ。脚を揃えて骨盤を立て、首を正しい位置に。背中の筋肉を引き締め、猫背にならないように注意して。
上級
基本の座り方で、脚を横に揃えた状態。つま先を意識すると、キレイに見える。面接や公の場など、人に好印象を与えたいときに◎。
脚組み
美しく見せるコツは、組んだ上の脚の太ももに力を入れ、少し浮かせること。下の脚のヒザに軽く乗せるよう、腹筋を使って脚を引き上げる。
美しい座り方をマスター!
椅子の前に立ち、ふくらはぎに椅子があたるよう片足を軽く引く。そのまま腰を落とす。
ウォーキングスタイリスト 野原遥
Miss Universe Japan2016ファイナリスト、MIA認定ウォーキング講師。姿勢や所作などがつくる“持続可能な健康美”を発信。内側からの美しさを求め、講師をする傍ら、野菜ソムリエとしても活動中。