いつか手に入れたい、憧れバッグの筆頭格「デルヴォー」の新作をナビゲート。【連載「青木貴子のラグジュアリー案内」】
端正で美しい「デルヴォー」のバッグの魅力
上質でノーブル、洗練されたデザインで私たちを魅了するデルヴォーのバッグ。その端正な美しさは唯一無二、いつかは欲しいバッグのウィッシュリストに必ず上がるブランドです。
デルヴォーの歴史は古く創業は1829年、ブリュッセルで誕生した世界最古のラグジュアリーレザーグッズメゾン。1883年にはベルギー王室御用達の称号も得ている由緒正しきブランドです。
これまでに製作されたバッグは3,000点以上。そのアーカイブから伝承され続けている秀逸なデザインに時代のエッセンスを加え、デルヴォーのバッグは進化を続けています。時代を超えて支持され続けているのが馴染みのBrillant(1958年)、Tempête(1967年)、Pin(1972年)、Lingot(2022年)といったコレクション。
なかでもトート型でカジュアルさがあるPin(パン)はディリーに使いやすく人気のライン。しなやかで軽やかなテイストが魅力です。丁寧な縫製によって作り出されたフォルムと上質な素材感が、いつもの装いを確実にワンランクアップ! これを持っているだけでクラス感が漂い、ラグジュアリーカジュアルな装いが実現します。
デルヴォー「Pin」の新作はミニチュアサイズ!
その人気のPinから今シーズン、さらに使いやすいミニチュアサイズのPin ToyとPin Eclatが登場しました。
ToyとEclat、サイズとフォルムは同じですが、素材とストラップの仕様に違いがあります。Pin Toyはトリヨン・ソフト・レザー、カジュアルでソフトな風合いが持ち味。発色の良い綺麗なカラーが揃っているので、差し色として着こなしのスパイスになります。とくに今シーズンは綺麗な色がトレンドなので、大活躍しそう。コンパクトサイズだからロングショルダーストラップを付ければアクセサリー感覚で使えます。
一方Pin Eclatは艶やかなポックス・カーフ・レザーで綺麗めの印象。取り外し可能なチェーン・ストラップが付属していているので、エレガントなドレスアップスタイルにもコーディネートでき、シーンを選ばずステディバッグとして愛用できそう。
クラッチとしても使えるデザインが仲間入り
そしてもう一つ、「Pin」とフランス語で友達を意味する「copain(コパン)」という言葉を掛けて命名されたCo-Pin がPinラインに新たに加わりました。
ポーチとしても使えるデザインとサイズ感、理想的なバッグインバッグとして大注目の新作です。長さ調節が可能なリストショルダー・ストラップは、肩掛けしてショルダーバッグとして、手首にかけてクラッチとしても使うことが出来るユーティリティーさが最大の魅力。
コンパクトになったことで、さまざまなテイストの服とマッチングさせやすくなりスタイリングの幅が逆にぐぐっと拡大した新しい「Pin」シリーズ。この春は装いに上質なエッセンスをちょっとプラスしてみませんか? 着こなしと気持ちはぐっと華やかになること必至です!
デルヴォー
https://jp.delvaux.com/