「ファッションはもっと自由に!」そんなポリシーを抱くスタイリスト長澤さんがモード・コンサバなおしゃれをナビゲートする連載「スタイリスト長澤実香のモードの解釈」。今季、パワフルで驚きに満ちたシルエットがマリオネットのような冷静さをもって表現されたマックスマーラのコレクションの中から、注目のバラクラバを活かした4ルックでお届け。
テディ ファブリックで夢が詰まったスタイルに
マックスマーラのアイコン、テディベア素材のコートとドレスを重ねて。ボリュームがあるにもかかわらず、ふんわり軽い着心地が秀逸。ランウェイショーにも登場したバラクラバは、裾にあしらわれたロゴがアクセント。
暖かく表情豊かなジオメトリックなニット
印象的なジオメトリックパターンのニットは、7ゲージのインターシャ編み。ソフトで暖かく、ボリューム感ある風合いが魅力。テディ ファブリックのスカートやリストポーチとも好相性。
大人のミニスタイルにはサイハイブーツをペアリング
袖にサテンラインを施したボクシーシルエットのボンバージャケットと、同じくサテンライン入りショートパンツのセットアップコーデ。足元は露出を抑えたサイハイブーツが大人の好バランス。
バラクラバとタートルでスキニー感を際立たせて
アルペンスタイルを思わせる今季のトレンド小物、バラクラバ。タートルネックのニットドレスと繋げたスキニー感は、唯一無二の個性を発揮。マットなレッドカラーが品のある華やかさを演出する。
「マックスマーラの持つモードとコンサバティブのバランスは、いつの時代も女性を輝かせてくれます。手が届かない大人のブランド…といった印象があるかもしれませんが、カッコ良くシャープなスタイルから、女性らしくチャーミングなイメージ、軽快でフレッシュなコーディネートまで、幅広い魅力があるのも特徴。どんな女性にも寄り添い、自信を持たせてくれるブランドなのです」(長澤さん)
長澤実香(ながさわみか)
1974年生まれ、北海道出身。雑誌・広告のスタイリングのほか、ベビー服ブランド「Hijiki.」も手がける。モノの背景に宿るストーリーや、まとう女性像からスタイルを提案。モデルや女優からの支持も厚い。